魚鳥木☆

百年後にも多種多様な動植物を伝えたい!!その為にも、生物多様性の保全について勉強していきます

悪の芽

2022-04-27 20:49:29 | Weblog
貫井徳郎さんの 悪の芽 を読みました。
最近は、時間や心に余裕を持てていないのか、本を選ぶときは、知り合い、雑誌、web等のおすすめを選んでます。
昔は、表紙や読みたい作家で選んでいたのですが。。。

今回も、誰かのインタビュー記事でおすすめ去れていたので、手に取りました。

一気に読めました。
ストーリーは、エリートサラリーマンの主人公が小学生の頃にいじめてた同級生が無差別殺人の犯人となり、主人公が過去の罪に苦しむお話でした。

この話のキーワードは、想像力の欠如と悪の芽(善の芽)では、ないでしょうか。
相手の立場や物事の繋がりを想像する力、考える事から逃げずに向き合う必要性を感じました。
環境問題も、この想像力の欠如から生じているのではないでしょうか。
自分の生活が、どの程度、環境に負荷をかけているのか。行動を少し変えるだけで、負荷を減らせるのか。
洗剤等で洗浄力の高い製品が出回ってます。
必要以上の洗浄力の洗剤を使って、下水に流し、最後は海や川に流す。
海や川の生き物に影響がおよびそうで怖いなと私は思っていますが、どうなのでしょうか。

また、この話では犯人は自殺するので、復讐の矛先が犯人の家族や犯人をいじめてた人に向かおうともしてしまいます。悪の芽、悪の連鎖ですが、悪が連鎖するように、きっと、善も連鎖します。

ウクライナな情勢に対して、私自身は何もできませんが、善の連鎖ができるように、周りの人々に、少しでも優しく接したいと切に感じました。
コメント
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