REEママ気まぐれ日記

末っ子が ウィリアムズ症候群という個性をもっています。この子が与えられた天性を生かせるように見守って行きたいと思いす。

自立支援法

2007年01月21日 | 仕事
大分前から考えていたことだが、今の仕事は遣り甲斐がない。もちろん、喜んで下さるお客さんも沢山いるし、時間が割と早く帰れるのでREEの為にはとても良いし。事前に休みを入れれば休めるし。今まではそれが1番だった。
でも、出来るなら障碍を持つ子供達の為に働きたいともずっと思っていた。
たとえば、ミシンを教えたり小物を作ったりするなら、作業所などで、その手助けが出来ないかと。。。
1度、作業所へも講習に行った事があって、その時も強く思った。
作業所で働く方たちのお給料は恐ろしく少ない。お給料とはとても言えない。
ちょっとした工夫で、作るのは簡単でも素敵な物を作れば、もっと高く売れるだろうし、作業所の方達の収入も増やす方法もあるのではないかと思うのだ。
現実、作業所を維持するだけで大変なのだろうと思うので、そう簡単ではないとは思うのですが。

そんな気持ちを常に持っていたのだが、会社の事務嬢と転職を考える話を最近よくしていて、先日、彼女から肢体不自由の方のサポートをしている会社があるんだけど行ってみないかと誘われた。
もちろん、話は聞きたいので一緒に行って来た。
主に、身体に障碍を持つ方の外出に付き合ったり、買い物に連れて行ったり、お家の方が出かける間の留守番とか言う事らしい。ご家族のサポートでもありますね。。。大切な事です。
ヘルパーの資格も取らなくてはならないが、ヘルパーとしては、とても楽な仕事で福祉車もあるので、車椅子への乗せ降ろしもほとんどないという話だった。
ただ、遠いのと、時間が遅いのでREEの迎えに無理がある。
残念だけど、永く働いていくには出来るだけ近くて、REEの迎えも無理がないようでなければ、小学校に上がる事も考えると働けなくなる。

ここで、聞いてなるほどと思った事がある。
自立支援法と言うのは、障碍を持つ人だけが困っているのではないと言う事だ。
このように障碍のある方達をサポートする会社への、市町村からの援助金も大幅に減らされてしまって、実際ヘルパーの給料を払ったら、会社には何も残らないようになってしまって、ヘルパーの時給も何百円も下げなければならなかったそうだ。
それでもやって行けずに、このような施設が沢山つぶれてしまったそうだ。
施設が減ったために、サポートを受けたい方は沢山いるのに、受け入れ切れない現状だと言っていた。

時々、ハローワークのHPで作業所の仕事がないか探していたが、福祉で検索すると出てくるヘルパーさんの時給が恐ろしく安い。
老人介護など、本当に厳しい仕事だと思うのに何でこんなに安いのかと思っていたけれど、(昔はもっと高かった)自立支援法が出来てから、こんな事になっていたのですね。。。大変な仕事をされるヘルパーさんのお給料が減り、施設も維持できなくなる状況とは。。。これは、大変な事です。。。

ウィリアムズの子供たちも、このようなサービスを利用して、電車に乗る練習をしたり、買い物の練習をしたりという話を聞きます。
このような施設が減ってしまったら、障碍を持つ子供たちも、1人では置いて行けないお子さんを持つご家族は、どうなるのでしょう。。。

障害者自立支援法。本当に困った法律を作ってしまいましたね。。。

国の予算を削るべき所は、他にいくらでもあるはずでしょう???