春にリリースされたアルバムの感想を冬に書き上げる、って遅筆すぎるだろ自分w
アルバム感想は書きたいのがいっぱいあるんですよー。徐々に書き終えていかないとな。というわけで今回は4月にリリースされた栗林みな実アルバム感想です。
栗林みな実「mind touch」(★8.5点)
1. mind touch 2. earth trip 3. Miracle Fly 4. unripe hero 5. 桜時計 6. Finality blue 7. Heart All Green 8. ここにあったね 9. spring chime 10. pregare 11. sympathizer 12. CHANGE THE FUTURE 13. あんりあるパラダイス
※青文字はお気に入り楽曲、青太文字は超お気に入りの楽曲
公式サイト
新曲3曲を収録した、ベストなんだかオリジナルなんだか微妙な位置づけのw、栗林みな実通算5枚目のアルバム。
前作「dream link」はシングル曲もアルバム曲もキャッチーで強力な楽曲が多く、ある意味ベスト盤よりベスト盤っぽいアルバムでしたが、今回はちょっと赴きが違うぞー。
今作は今までのアルバムの中で一番「オリジナルアルバム」っぽい構成というか。
シングル曲もあって、アルバム曲もあって、アルバムとしての流れもある、という、一般的なオリジナルアルバムと同じような構成になってるんですよね。
ま、シングルで微妙な曲がいくつかリリースされた、ってのもその原因のひとつとしてあるんですけども(爆)
シングルの時は微妙だと思っていた楽曲も、アルバムの1曲として捉えると意外と悪くなかったりして。
あと、前作ではちょっとマスタリングが変だったのか?音質がビミョーでしたが、それも無事解決。どころか、「sympathizer」にいたっては改善されていたりする。いい感じです。
というわけで、1曲ずつさらっと全曲感想いってみます。
試聴先がある場合はタイトルクリックで飛んでいくようになってますー。アニメの主題歌だったりする曲が多いのでYouTubeかニコニコ動画へのリンクが多いですが、絵じゃなくて曲を聞いて欲しいです(笑)
1. mind touch
(作詞・作曲:栗林みな実 編曲:飯塚昌明)
アルバム表題曲は、久しぶりに栗林さん節炸裂!キャッチーなサビメロが印象的なアップテンポナンバー。「Crystal Energy」や「United Force」っぽい王道楽曲と言ってしまえばそうなんですけども、「United Force」でファンになってからこういう楽曲が無くなってしまっていたのでw、個人的には久しぶりにズガーンとktkr!って感じで超歓喜。アレンジもおなじみの飯塚さんによるもので、THE・栗林みな実!な楽曲でございます。シングルにしても全く問題ないクオリティの楽曲。
イントロがFavorite Blue「愛よりも激しく、誰よりも愛しく」チックなのも個人的にはツボ(笑
2. earth trip
(作詞・作曲:栗林みな実 編曲:飯塚昌明)
詳しくはシングル感想の時に書いた記事を見ていただければと思います。浮遊感がありつつもしっかりキャッチーでアップテンポな所がさすが栗林さんかな、と。
3. Miracle Fly
(作詞:栗林みな実 作曲・編曲:菊田大介)
シングル感想の時は、あんまりにも栗林さん作曲の曲がシングルにならなかったので不満が爆発してましたが(笑)、曲自体は悪くないんですよね。うん。このアルバムでは菊田さんのトランシーな楽曲はこれだけだし、いいアクセントにもなっているような気がする。
4. unripe hero
(作詞:栗林みな実 作曲・編曲:齋藤真也)
これもシングル曲。疾走感あふれるロックチューン。しょこたんの「空色デイズ」をよりハードにした感じ、と言うのがいちばんわかりやすい例えかも。生ドラムも使用されたロックな楽曲ですが、意外と栗林さんにマッチしていて。ここで得たロックの経験が次のシングル「sympathizer」につながると。
5. 桜時計
(作詞:栗林みな実 作曲・編曲:齋藤真也)
「Love Jump」のカップリング曲。発売時期が春だったのでこの曲を収録したとのことです。メロディアスなバラード。イントロの「和」なテイストが栗林さんには珍しく、新鮮。それだけに、もう少し和風っぽさを追求しても良かったんじゃないかなーという思いがちょっとあったりする。けれども、純粋に、いい曲。
6. Finality blue
(作詞:畑亜貴 作曲・編曲:宅見将典)
7. Heart All Green
(作詞:栗林みな実 作曲・編曲:齋藤真也)
8. ここにあったね
(作詞:畑亜貴 作曲・編曲:黒須克彦)
3曲ともシングル「Finality blue」収録曲。当時のシングル感想ではビミョーだなぁという印象でしたが、この3曲がアルバムに入ることでオリジナルアルバムっぽさがグンとアップしているような気がします(笑
つまり、曲の出来が悪かったといよりは、シングルにはフックが足りなかったってことなんだな。うん。
雰囲気的にも爽やかで、アルバムの流れにも意外と合っていますしね。特にのほほんポップな「ここにあったね」は次曲との橋渡し役としてはピッタリ。
9. spring chime
(作詞・作曲:栗林みな実 編曲:飯塚昌明)
キャラクターソングとして提供した楽曲のセルフカバーのようです。原曲はアニメOVAの特典CDに収録ということで入手困難、ということもあり今回セルフカバーしたとのことです。春らしい爽やかなアップテンポナンバー。「雪のように桜が降る」って歌詞が何故かすごくスキ。強烈なインパクトがあるわけじゃないけれど、栗林さんのさり気ない良さがよく出ている楽曲かな、と。
10. pregare
(作詞・作曲:栗林みな実 編曲:虹音)
「earth trip」のカップリング曲。3拍子の切なさ全開、バラードナンバー。栗林さんのメロディーメイカーとしての本領発揮!です。本当、こういう切なくメロディアスなバラードが栗林さん上手いよなぁ。この曲はでBメロでためてためてためるのが栗林さんにしては珍しい。そしてためまくった分だけ、サビで全開になる切なさがより切なく感じる、という仕掛けがイイです。
11. sympathizer
(作詞:栗林みな実 作曲・編曲:菊田大介)
シングル感想の記事では「菊田さんのデジタルサウンドがうまくロックと融合しきれてないカンジがもの凄く惜しい」というようなことを書きましたが、アルバムではリマスタリングされたことでアッサリ解決。デジタル部分の安っぽさが無くなって、見事に菊田さんお得意のデジタル路線と、生音ロックの融合に成功。もともとメロディーと栗林さんの歌いっぷりで言えば神曲に近い出来だっただけに、弱点だったサウンド面のバランスが克服されて物凄くイイ感じに仕上がってます。 最初からこれで出してくれれば★10点だったのになぁw
12. CHANGE THE FUTURE ←リンク先映像がほんの少し微エロなので注意かも?
(作詞・作曲:栗林みな実 編曲:齋藤真也)
アルバム初収録の新曲。なのにアルバムを引っさげて行ったライブで披露されなかったという不遇の1曲でもあります(笑)。とはいえ曲がダメとかそういうことは全くなくて、栗林さんのメロディアスなメロディーメイカーとしての才能が存分に発揮された楽曲。明るくて爽やかなアップテンポでこういう曲も書けるってのが他のシンガーソングライターと違うところというか、強みだよねぇ。
13. あんりある♥パラダイス
(作詞・作曲:栗林みな実 編曲:飯塚昌明)
トリを飾るのはアニメ「けんぷファー」のOPだった、明るくキャッチーなシングル曲。最後は明るくはっちゃけて終わろう!という感じですね。個人的には最後は新曲がいいなー・・・とか思うわけですが、まぁ基本的にベスト盤的な側面が強いアルバムだからしょうがないか。ちなみに当時のシングル感想ではあんまり良いこと書いてないですが(汗)、アルバムのラストを明るく飾る曲としては結構いいんじゃないかなと思います。三枝夕夏 IN dbみたいで。
というわけで、声優ポップス色の強い1st、ベストなのに11曲しかない2nd、シングルが1曲しかない3rd、シングル多いうえにアルバム曲もキャッチーな曲が多くてボリューム多すぎる感のあった4thに比べると、今回のアルバムはシングル曲とアルバム曲のバランスが良くって、そういう意味ではかなりイイ感じなんじゃないかなと。思います。
ただ6~8曲目の流れがシングルとそのまま一緒なのがちょっと惜しいというか、なんというか。そこが難点。
次回のアルバムは10周年記念ということで、3rd以来となる「オリジナル・アルバム」と銘打ってリリースされるようです。ということは、栗林さん作曲の曲がメインのアルバムになるんだろうなー。栗林さんをシンガーソングライターとしてファンになっている自分にとっては楽しみで仕方がないです!このアルバムも栗林さん作曲の曲のほうがイイ曲が多いように思いますし。まだまだ製作中のようでリリース時期なども決まっていませんが(来年に出す、ということをライブで宣言したくらい)、次回作も期待大です。
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