前回に続き改良なのかどうかはまだ不明ですが悪くないことは確かだと思い改造しました。
真鍮パイプでのエレメント製作
実測の抵抗値で一桁の差があるので送受信にとって悪いはずがなく製作することにした。
ただし抵抗値が下がるとその分エレメントの長さが長くならないと希望の周波数で同調しなくなるようで、エレメントの長さは
ステンレスワイヤー 760mm
4mmD真ちゅうパイプ 840mm この長さは圧着端子の穴の中心から中心までの距離です。
6mmD アルミパイプ 845mm 長さは真ちゅうと同じはかり方ですがはんだ付けできないのでやすり掛けののち
カシメただけです。
こんな感じでエレメント作成しました。真鍮なのではんだ付けもできます。
この長さで同調周波数がほぼ450MHzに調整できました。
また、ガンママッチの部分でショートバーの同軸線側の位置はそのままとしてショートバーと細いアルミパイプを同時にスライドさせることでマッチング部での容量を可変させてスミスチャート上でのプロットを上下させてSWRを1.0に近づける調整を行いました。
調整としてはまず760mmLで真鍮パイプを切断し、圧着端子にはんだ付けしてスミスチャートを書き、マッチングをずらすことでSWR=1.0を通過するように調整し、そのときのSWR=1.0での周波数を希望の値に来るようにエレメントの長さを調整する。
エレメント長さは両端に取り付けた圧着端子の穴のセンターで測定した。
マッチング部の改良
マッチング部がこのままでは動きやすいのでVE22の塩ビ管に12mmと6mmの穴をあけて12mmのパイプにしっかりと固定できる等に工夫しました。これでSWRのふら付きは収まるはずです。
こんな感じになりました。
アンテナ特性
水平エレメントを真ちゅうパイプに取り替えた後のAA-600で測定したデータです。
調整にはスミスチャートを見ながらやりましたがここいらで満足という事にしました。
取り付け場所、高さ、地面の導電性その他の状況で変化するのが見え見えなのであまりピッタリにそろえても実際の使用条件では変動するからです。
今月開催されたアウトドアーセミナに参加するために前日から会場に行き、このアンテナで堂平山で移動運用しました。
5エレのデルタループは威力がありました。 ほんの2時間程度で関東一円と交信できました。
交信いただいた各局ありがとうございました。
これからも移動運用で使ってみようと思っています。聞こえていましたらよろしくお願いします。
以上
次回の移動先からつながることを楽しみにしてます
今度はどんなアンテナリポ-トになるのでしょう楽しみです
お久しぶりでした。
1.2Gのアンテナももう少し調整しようと思っています。帰宅後測定してみたら同町店が上の方に上がっていました。
また遊んでください。