このCOVID-19で外出がままならないのでいろいろインターネットを覗いているときに見つけたアンテナです。
自分で使用する前に自身の勉強のために翻訳したものですがどなたかの足しになればと思いあげておきました。製品紹介のページは;
https://consumer.steppir.com/shop/vertical-antennas/crankir-40m-2m-vertical-antenna/
翻訳内容についてはメーカーからの使用許可前もってをいただきました。
メーカーは、
SteppIR Communication Systems
13406 SE 32nd St.
Bellevue, WA 98005 USA
あまり国内ではなじみのないところかもしれません。私も実は聞いたことがありませんでした。以下は組み立てマニュアル(Rev.2.1d)の全訳です。
CrankIR Portable Antenna System
Assembly & Instruction Manual
このの組み立てマニュアルはフルカラーで印刷される前提で制作されており、白黒印刷で印刷してご使用になると重要な詳細情報が読み取れないことがあり恵ますのでご注意ください。
目次
- CrankIRの紹介
- 組み立て方
- 開始方法
- ラジアルの設定
- CrankIRの調整
- 延長ポールのキット
- アンテナの降ろし方
- トラブルシューティング
- 操作のヒント
- 仕様一覧
警告
このアンテナは電気伝導体です。 電力線に接触すると、死亡または重傷を負う可能性があります。 高電圧に接触する可能性がある場所や、電線ケーブルや建物から建物へのサービスドロップが発生する可能性がある場所には、このアンテナを設置しないでください。 アンテナサポートマストまたはラジアルは、組み立て中、取り外し中、またはシステムの一部が偶発的に故障した場合に備えて、電力線の近くに配置してはなりません。 電力線ケーブルの近くにいても、高電圧の影響がアンテナに致命的な電圧を引き起こす可能性があります。
米国の消費者製品安全委員会が推奨するアンテナ設置のガイドラインに従ってください。
安全のために極度に注意して使用する必要があります。 CrankIRが動作している間は、人もペットもラジアルを含むアンテナのどの部分にも接触できないように場所を確保する必要があります。
致命的に高い電圧と電流が存在する可能性があります。 また、高周波への暴露の影響は完全には理解されていないため、RFフィールドへの長時間の暴露は推奨されません。
ラジアルは、持ち上げられたものと接地されたものの両方に、適切な間隔で警告テープを付けて、人に視覚的に注意を向けさせる必要があります。
CRANKIRのすべての展開は、アンテナの落下による重大な傷害のリスクを回避するために注意がされている必要があります。
標準的な部品と使用
標準アイテム
CrankIR 40m-2m メインボックス:
標準ユニットには、55フィート(16.764m)のラジエターワイヤーと55フィート(16.764m)の非導電性ケーブルリーダーが含まれています。
16フィート(4.877m)の伸縮ポール:
10段ポールは、たった24インチ(61cm)に折りたたまれており、運搬や保管が簡単です。
ポール先端テンショナー:
ピボットブロックに取り付けられた、プーリー付き23インチ(58cm)のグラスファイバーアーム2本。 垂直ラジエーターとなるワイヤー/コードに一定の張力を提供します。
ラジアルラグ:
既存のラジアルフィールドまたはユーザー指定のカット長ラジアルに簡単に取り付けられます。
オプション
調整可能なラジアルユニット:
CrankIRアンテナと同じようなチューニングシステムを使用して、ラジアルのシンプルな「クランクチューニングを回す」ことで調整ができます。 アンテナは、放射器状および垂直方向の放射器を色分けされたバンドマークに合わせて設定するだけで、任意のバンド域に調整できます。 通常、追加のチューニングは必要ありません。
40m-2mバージョンには、55フィート(16.764m)のラジエーターワイヤーと80フィートの非導電性リーダーが含まれます。
80m-2mバージョンには、100フィート(30.48m)のラジエーターワイヤーと125フィート(38.1)の非導電性リーダーが含まれています。
80mキット:
本格的な80m運用には必需品です。 80m-2mバージョンの調整可能なラジアルユニット(上)とポール延長キット(下)が含まれています。 80m-2mからの継続的なカバレッジ。
ポール延長キット:
80mに強く推奨され、40mおよび30mでの特性も向上します。 16フィート(4.877m)のポールを22フィート(6.706m)まで延長します。 カプラーと3つのポールセクションが24インチ(61cm)のトラベルバッグに収まります。
6フィート(1.829m)の三脚:
9ft-6in(2.896m)三脚:
(80mの運用に推奨)
1. CRANLIRの紹介
CrankIRは、軽量で高性能な非常にポータブルなアンテナであり、ステルス操作が必要なフィールドや家庭での使用に適しています。 アンテナ全体は24インチ(61cm)未満に折りたたまれ、組み立てても作業台なしで10分未満で組み立てることができます。
基本的なCrankIRモデルは40m〜2mバンドをカバーし、最大電力定格は1500Wです。垂直ラジエーターは、10段で構成される付属の16インチ(40.6cm)径のファイバーグラスポールで支えられています。 80mでの能力については、オプションのラジアルユニット(PN 06401)のファイバーグラス延長チューブとより長いワイヤーを含む80mオプションキット(PN 06415)を提供しています。 前のページを参照してください。 アンテナは、放射素子に非常に柔軟な18ゲージの銅線を使用して、軽量で高効率を実現しています。 このアンテナは、手動のクランクワイヤーリールを調整することにより、すばやく簡単に手動で調整できます。
エレメントワイヤーは色分けされたバンドインジケーター(13ページを参照)でマークされており、バンドを選択刷るには、適切なマーカーがワイヤーガイドブロックの真上に表示されるまで、ワイヤーを伸ばすか、配線を縮めるかします。
設計により高効率が達成されます。 コイルはなく、共振ハット型の容量のみが使用されています。 一致するネットワークはありません。 つまり、マッチングは、非常に低い損失の中心からずれた点で給電することによって達成されています。 垂直ラジエーターが1/4波長(WL)より短い場合、インピーダンスは大幅に低下します。 これには、アンテナの低いインピーダンスを50オームの送信機に合わせるための何らかの方法が必要です。 CrankIRでは、アンテナを中心から外して給電することでマッチングを行っています。 これは、通常の1/4 WLよりもはるかに長いラジアルを拡張することによって実現されます。 フィードポイントを中心点からずらすだけで、インピーダンスは高くなり、損失はほとんどありません。 中心点から離れるほどインピーダンスが高くなります。 この方法では不均衡が大きくなるため、RFがフィードラインを戻らないように特別に設計されたバランを使用します。 当社の特許取得済みループエレメント設計は、損失の多いコイルを使用せずにアンテナを共振させます。 これにより、同じ量のコイル負荷よりも高い放射抵抗(最大2:1の係数)を得ています。
CrankIRアンテナのプロトタイプでの運用しているBob Fuller, W7KWS, QTH Kauai, Hi.
2. 組み立て方
【1】リールクランクハンドル
ワイヤーの巻き取りと延長に使用されるアルミニウムクランクハンドル。
【2】コードリールロック/ドラッグ
コードリールをワイヤーリールと一緒に滑らせたりロックしたりできるドラッグ調整。 ドラッグの量は、ハンドノブの締め具合を調整することで簡単に設定できます。 リールは、このノブに過度のトルクをかけることなくロックできます。 これにより、ワイヤ/コードの張力を調整できます。 コードリールを取り外すには、このノブを外してリールを引き抜きます。 下にある2つのプラスチックワッシャーやコルククラッチディスクをなくさないように注意してください。
【3】リターンサポートロッド/コードガイドブロック
リターンサポートロッドは、ストッパーに達するまでロッドを時計回りに挿入してねじることにより、このブロックに取り付けます。 また、コードがリールから外れてもつれたりするのを防ぐのにも役立ちます。
【4】ポールクランプ用ウィングナット
アンテナユニットを三脚または他の取り付けポールに固定する8個の手動のウィングナット、4つのノブが取り付けポールを固定し、4つが垂直グラスファイバーポールを固定します。
【5】クランプサドル
これらの2つのサドルは、垂直伸縮ポールとアンテナユニットへの三脚を保持するクランプの外側半分を形成します。 アンテナボックスの側面はV字型になっており、相手のサドルとして機能します。 クランプは裏返して小径のポールに取り付け可能です。
【6】ワイヤーガイドブロック
ワイヤーがリールから外れて絡まるのを防ぐように調整されているので、ワイヤーをガイドします。
【7】ワイヤー/コードリールアセンブリ
アンテナの調整を容易にするためにワイヤーとコードを巻き戻すか、または巻きのばすことができるように、同じシャフトに取り付けられた2つのリール。 ワイヤー/コードはリールに巻かれているので、一方が巻き取られているときに、もう一方が巻き取られているため、広範囲にわたってワイヤーの長さを調整できます。
【8】アースラグ/調整可能なラジアルユニットマウントホール
直径0.437(7/16“、11mm)の穴、ハンドロックノブ付きの同梱のアースラグシャフトまたはオプションのラジアルリールユニット(PN 06401)マウント用の取り付け穴がこれです。 オプションの調整可能なラジアルユニットを使用しない場合は、固定長のラジアルをアースラグシャフトに接続する必要があります。
【9】ラジアルリリースノブ
このノブには2つの機能があり、ラジアルリールシャフトを任意の方向にロックし、ラジアルを目的の方向に「向けて」ロックできます。 また、シャフトの溝から外れるようにノブを十分に引き戻すことで、ラジアルリールまたはグラウンドラグを取り外すことができ、シャフトを引き出すことができます。 ラジアルとの電気的接続を確保するために、操作中にはラジアルのリリースノブはしっかりと締めてください。
【10】ワイヤーリールロック/ドラッグ
垂直ラジエーターリールシャフトをロックします。これにより、輸送および保管中にワイヤー/コードがほどけるのを防ぎます。ドラッグの量は、このノブでも簡単に制御できます。
【11】コードリールフック
リーダーコードループの着脱が簡単。
【12】アンテナコネクター PL-259コネクタで終端された50Ω同軸を、メインユニットの背面にあるこのSO-239コネクタに接続します。 (上の画像を参照)
メインボックス ー 左側面 メインボックス ー 右側面
ラジアルのラグ 戻りアーム
ポール最上部でのワイヤー引っ張り治具
標準放射器/ ラジアル長さ:
垂直ラジエーターは、ワイヤー上に色分けされたインジケーターで1/4 波長間隔でマークされています。 色分けされたインジケーターもオプションのラジアルユニットに含まれていますが、お客様がラジアル長を微調整できるようにワイヤーに恒久的に設定されるわけではありませ
注:60および80mバンドでの操作の場合、垂直ラジエーターワイヤーを完全に伸ばし、ラジアルユニットを使用してSWRを調整します。
開始する前に:
設置場所を慎重に選択する
CrankIRをセットアップする場所を選択するときは、十分なスペースのある場所を選択して、垂直ラジエーターとラジアルを必要な最低周波数での動作帯域に必要な長さに延長してください。 十分な頭上クリアランスがあり、ラジアルが配置される場所に障害物がないことを確認してください。
起こり得る危険に注意してください
露出したワイヤーは導電性が高く、雷が発生する可能性がある場合は、アンテナを配置しないでください。
アンテナの風荷重は小さいですが、適度な突風によって簡単に吹き飛ばされることがあります。 アンテナを寝かせておくことは、アンテナが倒れないようにするための最も安全で信頼できる方法です。 ウェイトまたは杭を使用することは、短時間の操作には便利な方法です。
周囲に人がいる場所にアンテナを設置する場合は、常識に従ってください。 アンテナが倒れて誰かを傷つける可能性がある場合は、自分や他の人に怪我をさせないようにしてください。
あなたはすべてが揃っていますか?
アンテナのセットアップを始める前に、必要なものがすべて揃っていることを確認してください。 念のため、セットアップ場所にすべてを置きます。
3. 開始方法
次の手順は、このアンテナを展開する唯一の方法ではありません。 私たちの経験では、アンテナを設定する効率的な方法です。 時間の経過とともに、あなたの使い方により適した方法が見つかる可能性があります。 ご意見をお待ちしています。
- アンテナ設置をする予定の三脚または他の取り付け用支柱を、垂直ラジエーターとラジアルのスペースを確保できる場所に設置します。 三脚を支えたり、支持脚にウェイトを付けたりすることで、16フィート(877m)のポールが風に吹き倒されることはほとんどありません。 (1)
2. CrankIRを三脚(2a)または他の適切な取り付けポール(最大外径8 25“、5.6cm)に取り付け、サドルクランプ【5】(2b)の4つのウィングナット【4】で締めます。 三脚ポールが下部クランプの上半分にのみ挿入されていることを確認してください。 伸縮ポールが上部クランプ(2b)に挿入されるのを妨げないようにしてください。
次に、戻りサポートロッドを戻りサポートロッド取り付けブロック【3】に挿入し、ストップに達するまで時計回りに回します(2c、2d)。
3.ポールテンショナーを伸縮ポールの先端(3a)に取り付け、サドルクランプ(3b)の4つのウィングナットを締めます。 灰色のプラスチックブロックのチャネルを通過するのに十分なほど白いプラスチックブロックを引き出すことができるように、2つの蝶ネジ(3b)を十分に緩めて、2つのグラスファイバーアームと滑車を展開します。 次に、ロッドを回転させて、伸縮ポール(3c)に対してほぼ垂直に伸ばします。 両方の白いプラスチックブロックをチャネルに押し込み、底を下にして蝶ネジ(3d)を締めます。
ポールとテンショナーブロックを回転させて、ブロックの背面が「前」に向くようにします(3e)。 ブロックを回転させると、コード/ワイヤがウィングナットまたは手動蝶ネジに引っかかる可能性が大幅に減少します。
次に、ポールの最初の2つまたは3つの先端セクションを伸ばし、使用中にそれらを所定の位置にロックするのに十分に引き締めます(3f)。 不注意によるポールの倒壊を防ぐために、ポールジョイントを絶縁テープで固定しておくことをお勧めします。 ガイロープがポールに取り付けられている場合は、テーピングを必ず行う必要があります。
4. 手回しネジを回してワイヤーリールのロック【10】を解除します。 このノブは、ワイヤーリール(4a)のばね荷重による抗力も調整します。 ワイヤーリールが適切な張力をもつようにノブを調整して、各ポールのセクションを伸ばしてワイヤー/コードが配置されるときにホイールが緩くなるのを防止します。 ワイヤーリールのゆるみがある場合、ワイヤーがリールから外れてもつれることがあります。 コードリールのロック/ドラッグノブ【2】を回してコードリールのロックを解除し、コードリールを回してコードのテンションを外し、コードリールフック【11】(4b、4c)からコードを外します。 コードはすでにワイヤーガイドブロック【6】(4a)を通して配線されているはずです。
5. 次に、伸縮するポールチップをお尻の端が地面に置かれた状態で、ポールチップテンショナーの2つのプーリー(5a、5b)にコードを通します。
次に、コードをリターンサポートロッドとリターンサポートロッド/コードガイドブロック【5】(5d)に通します。 一時的にコードループをラジアルリリースノブ【9】(5e)に掛けます。 ポールを垂直に保ちながら、各セクションを伸ばして所定の位置にロックします。 これを行うと、コードはワイヤーリールから送り出されます。 リールからコードが外れてもつれたりしないように、これをスムーズに行ってください。
6. 支柱のすべての部分を伸ばした後(支柱の接合部をテーピングすることをお勧めします。支柱が濡れている場合は特に必須です)、支柱の下端をCrankIRユニット(6a)の上部サドルクランプに配置します。 ポールチップテンショナーがリターンサポートロッド(6b)と同じ方向になるようにポールを回転させてから、4本のネジ【4】すべてを均等に締めます。 伸縮ポールを三脚ポール(6c)に置いても問題ありません。
Mike ― K7IRはポールを完全に伸ばしてから配置する。
7. ラジアルのリリースノブ【9】(7a)からコードループを取り外し、ループをコードリール(7b、7c)のコードフック【11】に取り付けます。
8. リールクランクハンドル【1】(8a)を時計回りに回します(コードリールロック/ドラッグノブ【10】がまだ緩んでいることを確認してください)。これにより、ワイヤー/コードがワイヤーリールから外れます。 ワイヤー/コードの接合部がポールの上端部につけた2つのプーリーの中間に達するまで、クランクを回し続けます。
次に、リールクランクハンドル【1】(8a)を回してワイヤー/コードの張力を調整し、テンショナーチップの両端を約6インチ(15.2cm)(8b)引き下がるようにします。 周波数を変更するときにワイヤーに常に同じくらいの張力がかかるように設定する必要がありますが、チップテンショナー(8c)の最大18インチ(45.7cm)の移動距離を超えないようにしてください。 リールに等しい量のワイヤー/コードがあるのはごく短時間なので、ポールチップテンショナーが必要です。 それ以外の場合は、1つのリールが他のリールよりも少ないワイヤー/コードが巻き取られている状態になります。 これにより、ワイヤー/コードにたるみや張力が生じます。 張力の違いは重要ではありません。 必要なのは、ワイヤー/コードをリールに確実に留めるための十分な張力です。 張力を設定したら、コードリールロック/ドラッグ【2】を使用してリールをロックします。 これで、リールクランクハンドル【1】(8a)で垂直ラジエーターワイヤーの長さを調整し、目的のバンドに合わせたワイヤー上の適切なマークに合わせるだけで、垂直エレメントの全範囲を調整できます。 (セクション4を参照)
9. 三脚の高さを約4フィート(1.2m)に設定します。これは重要ではなく、80m以上のバンドでも問題なく動作します。 この高さは、損失を非常に低く保つのに十分な高さです。 取り付けポイントを高くしても問題はありません。実際にうまく合わせることができない場合は、実際には80m〜40mではこの方法で問題を解決できます。 アンテナを高く上げると、ラジアルの端を下げる余地が増え、困難な状況でSWRを低くするのに役立ちます。
4. ラジアルの設定
CrankIRアンテナには、標準キットの一部としてラジアルラグが付属しています。 これにより、1つ以上の長さにカットしたラジアルまたは既存のラジアルフィールドへの接続が容易になります。 オプションの調整可能なラジアルユニット(PN 06401)を使用すると、可変長(調整可能)の高架式ラジアルを簡単に配備できます。 これにより、1つのリールで40m〜6m(80m〜2m、80mバージョン)のすべてのラジアル長が提供できるため、複数の個別のラジアルを運ぶ必要がなくなります。 バンドごとに1つの1/4波長のラジアル(垂直ラジエーターポールの高さが1/4 WL未満の場合は、より長いラジアルが必要です)で十分です。
標準のラジアルラグ
垂直ラジエーターが1/4 波長の長さ(16‘(40.6cm)ポールで20mバンドより上)の場合、1つのラジアル(2つ以上で全方向性のカバレッジとわずかに高い効率が得られます)を取り付け、希望する帯域の1/4波長の長さにカットします。 ラグを接地し、ハンドネジ(10a、10b)を締めます。 ラジアルを最も望ましい方向に回して、地面から少なくとも3フィート(0.914m、可能な場合)の高さのサポートに取り付けます。 信号強度は、単一ラジアルの方向で4dB強くなります。 各バンドのラジアルは、アースラグに取り付けることができますが、破壊的な相互作用を避けるために、約6インチ(15.2cm)以上離す必要があります。 ラジアル方向の間隔や長さの調整が必要になる場合があります。
オプションの調整可能なラジアルユニット
まず、ラジアルリリースノブ【9】(11a)を緩め、(以前に取り付けられていた場合)標準のラジアルラグ(11b)を取り外します。 ラジアルラグを取り外したら、調整可能なラジアルユニットのシャフトをラジアルリール/アースラグの取り付け穴【8】(11b、11c)に挿入し、真鍮部分がなくなるまで押し込みます。 ここで、ラジアルリリースノブ【9】(11d)を締めて、アセンブリを所定の位置に保持します。 ノブを少し緩めると、ラジアルユニットを回転させてラジアルを調整し、目的の運用方向で最高のパフォーマンスを得ることができます。 ラジアルリリースノブを再度締めて、ラジアルを目的の方向に固定します。
ラジアルユニットのクランクハンドルにはいつでもアクセスできる必要があるので、それに応じてラジアルユニットの位置は合わせてください。 選択した配置でラジアルユニットのクランクハンドルを回せない場合は、三脚を回してラジアルユニットのクランクハンドルにアクセスできるようにしながら、ラジアルを希望の方向に向けます。
12. ワヤーリールのロックノブ【17】を回してラジアルワイヤーのリール【19】 (12b)をロックし、コードリールのドラッグ/ロックノブ【15】 (12a) を緩めます。次に、プーリーと伸縮バンジーをつかんで、ラジアルのサポートまでコードを引き出します。コードがコードリール 【19】(12b)から巻き解きます。ワイヤーリールは静止したままなので、ワイヤーが巻き付いてよじれる可能性がある地面からワイヤーを離します。伸縮バンジーコードを使用してラジアルをサポートに取り付けた後、ワイヤー/コードが地面から吊り下げられるまでコードリールのクランクハンドル【16】を回して、ワイヤー/コードの張力を調整します。コードリールのドラッグ/ロック【15】を締め、ラジアルワイヤーが必要な長さになるようにクランクを回します。コードリールのドラッグノブを緩め、ワイヤー/コードが地面から離れるまで、三脚に過度の力を加えてそれを引っ張るほどきつくなくなるまで、張力を調整します。アンテナを2つのバンドでのみで使用する場合は、伸縮バンジーの張力は重要ではありません。 40m〜6mをカバーする場合は、ラジアルを20mのポイント(約16フィート)にクランクし、最小許容張力に調整します。これで、張力を調整しなくても40mから6mにQSYできます。
13. オプションのラジアルリールを使用する場合、ラジアルは任意の周波数に調整できるため、ラジアルの端部のサポートは1つだけ必要です。 2本の滑車とバンジーコードが用意されており、直線の1/4波長ラジアル(13a)、または狭いスペース(13b)ではラジアルの方向が曲げても使えます。 折りたたむと、ラジアルを最大40%短縮でき、損失はほとんどありません。折り曲げテクニックを使用することをためらわないでください。 1/4 波長の直線走行の余地がある場合は、サポートが1つとプーリーが1つだけ必要です。
ラジエーターと同様の色分けされた熱収縮マーカーがラジアルワイヤーにもつけられています。 これらのマーカーは、ユーザーがラジアルの長さを微調整し、熱収縮チューブを加熱してワイヤーに固定できるように、ラジアルに固定(熱収縮)されていません。 垂直ラジエーターとラジアルワイヤーを目的の帯域に設定すると、通常、SWRを非常に低くするために追加の調整を行う必要はありません。 SWRが高い(1.5:1より大きい)場合は、ラジアルの長さを調整して、改善するかどうかを確認します。 改善しない場合は、垂直ラジエーターを調整してみてください。 垂直ラジエーターとラジアル長のさまざまな組み合わせにより、SWRを低く抑えることができます。 可能な場合は常に垂直ラジエーターを少なくとも1/4波長の長さに保ち、SWRをラジアル長で調整します。 これにより、最高の効率が得られます。 バンジーコードは、ワイヤーとコードが異なる速度でリールから外れても、ワイヤーとコードの張力をかなり一定に保ちます。
5. CrankIRの調整
CrankIRのチューニングは、「クランクチューニングの調整」設計によって簡単に行えます。つまり、リールのクランクハンドル【1】を回すだけで、放射要素の長さを目的の周波数の正しい長さに簡単に調整できます。 最小のSWRのチューニングは、ハンドヘルドアンテナアナライザーを使用するか、トランシーバーに内蔵されているSWRメーターを使用して簡単に実行できます。1
ハンドヘルドアンテナアナライザーによるチューニング
CrankIRを調整する最も簡単な方法は、ハンドヘルドアンテナアナライザーを使用することです。アンテナアナライザーの最近の進歩により、これらは真のハンドヘルドデバイスになり、標準のトランプの面積よりも大きくないものもあります。
アンテナアナライザーでCrankIRを調整するには、まず放射ワイヤーを伸ばすか引っ込めて、目的の色分けされたバンドインジケーターがワイヤーガイドブロックの真上に来るようにします。オプションの調整可能なラジアルユニットを使用している場合は、目的の長さまでワイヤーの長さを調整します。色分けされたバンドインジケーターがラジアルワイヤーガイドブロック【6】のすぐ上に来ます(色分けされた熱収縮マーカーは工場でラジアルワイヤー【18】に緩んでいるため、ユーザーは各バンドの位置を決定し、所定の位置に加熱して固定する必要があります)。アンテナが選択した帯域に設定されたので、CrankIRの背面にあるアンテナコネクタ【14】にアンテナアナライザーを取り付けます。アナライザーを対応する帯域/希望の周波数に設定し、SWRが最低点に到達するまでラジアルを調整します。最大放射電力を得るには、低いSWRを維持しながら、垂直放射器をできるだけ長く保ちます。放射状の長さを調整してアンテナをSWRが低くなるように調整します。ラジアル長さが1/4波長未満になっても、効率は低下しません。場合によっては、垂直ラジエーターを1/4波長よりも少し長くしても、放射電力をわずかに増加させながら妥当なSWRを維持できます。 優れたSWRを取得するのが難しい場合は、垂直ラジエーターを短くしてから、ラジアルワイヤーを長く調整してみてください。これで問題が解決します。 垂直ラジエーターを必要以上に短くしないでください。放射電力が減少します。
SWRメーターを使用したチューニング
無線機から5W〜10W出力を使って、無線機に組み込まれたSWRメーターまたは外部SWRメーターのいずれかを使用して、SWRが最小になるように上記のようにアンテナを調整します。 これらの低電力レベルでも熱を感じることがあるので、ワイヤーには触れないように注意してください。
注意:アンテナが共振しなくなるとSWRが高くなる可能性があり、高いSWRに対する保護回路が無線機にない場合、無線機が損傷する可能性があります。
6. 延長ポールのキット
延長ポールのキットには以下のアイテムが含まれています。:
3個 ― 2‘(61cm)の1.75“(4.45cm)ODグラスファイバーチューブ
3個 ― アルミニウムカプラー(シングルスリット付き2、追加のハーフスリット付き1)
4個 — ターンキー・クランプ
組み立て/セットアップ:
最初に、ポール拡張キットの内容を並べて確認します。 カプラーの全長に沿ってシングルカットされた2つのアルミニウムカプラーの1つを見つけ、その中央にターンキー・クランプの1つを配置します。 ファイバーグラスチューブの1つの端にカプラーを取り付け、チューブをカプラー(15a)の途中まで挿入するようにします。 2番目のグラスファイバーチューブとカプラーで繰り返し、組み立てられた2つの部品を結合します(1b)。 ターンキークランプを締めます。
3番目のチューブとカプラーを使用して(このカプラーには片側に全長のスリットがあり、もう一方にハーフスリットがあります)、ピースを組み立てて、ハーフスリットがチューブから離れるようにカプラーの向きを合わせます。 この組み立てたユニットを、前に組み立てた2つの極のカプラーに取り付け、バンドクランプ(15c)を締めます。
完全に事前に拡張され、組み立てられた16フィート(4.877m)のポールとテンショナー(標準の垂直ポール)は、最後に最後のカプラーにバットエンド(石突き)を最初に挿入する必要があります(追加のハーフスリット付き)ターンキークランプ(15d)を締めます。
*この写真は同じ縮尺ではありません
サポートマストを上げる前に、ワイヤー/コードがポールチップテンショナープーリーとリターンアームプーリーを通して既に適切に配線されていることを確認してください。 アンテナのセットアップのセクション5を参照してください。 組み立てた22フィート(6.706m)のポール全体を慎重に持ち上げ、突き合わせ部をCrankIR本体のポールサドルクランプに挿入します。 サドルクランプ【5】の蝶ナットを締めます。
7. アンテナの降ろし方
垂直ラジエーターを分解するには、リールクランクを反時計回りに回して、ワイヤー/コードをワイヤーリールに巻き戻します。ポールチップテンショナーに注意し、テンションが強すぎないようにしてください。 もし強くなりすぎた場合は、コードロック/ドラッグノブを緩め、張力を調整します。 コードをクランクし続けると、最終的にポールチップテンションプーリーから出て、地面に自由落下します。 保管するためにすべてのワイヤー/コードをワイヤーリールに巻き付けるときに、もつれたり、引っ掛かったりしないようにしてください。 約6インチ(約15cm)のコードをワイヤーガイドに通して残しておき、ワイヤーリールロック/ドラッグノブ【10】 (4a)を使用してワイヤーリールをロックします。緩んだコードの端をコードフック【11】 (4b)に引っ掛け、コードロック/ドラッグノブ【2】( 4a)を緩めます。コードがピンと張るまでリールクランクハンドル【1】を時計回りに回し、コードロック/ドラッグノブ【2】をロックします(CrankIRユニットと調整可能なラジアルユニットの両方にワイヤー/コードを収納すると、リールから外れなくなりもつれます。)垂直伸縮ポールを取り外し、チップテンショナーを外してバッグに入れます。バッグに入れない場合は、チップテンショナーを伸縮ポールに取り付けたままにしておくと、次回のセットアップがさらに便利になります。
ラジアルを取り外して保管します。
オプションのラジアルリールをお持ちの場合は、すべてのワイヤーがワイヤーリール【18】に収まるまでクランクを回し、ワイヤーリールロックのノブ【15】をロックします。 これにより、ワイヤーを地面から離して保管し、もつれやよじれを防ぎます。 次に、ラジアルワイヤーを支えているバンジーコードを外し、コードロック/ドラッグのノブ【15】を緩めてコードリール【19】を外し、ワイヤー/コードガイドブロック【20】に対して滑車が固定されるまで、コードリールにコードを巻き付けます。 次に、コードロック/ドラッグのノブ【15】をロックして、ワイヤー/コードを所定の位置に固定します。
8. トラブルシューティング
SWRが下がらない:
送信機がスプリットモードになっていないことを確認してください。
垂直ラジエーターの長さが短すぎるか長すぎるため、ラジアル長を調整して50Ωに一致させることができません。 垂直ラジエーターを¼波長に設定し(可能な場合は目的の周波数で)、ラジアルを調整します。 適切なSWRが得られない場合は、垂直ラジエーターを少し短くして、もう一度試してください。 一致が得られるまでこれを繰り返します。 垂直ラジエーターが¼波長未満の場合、ラジエーターを少し短くすると、大きな違いが生じます。 合理的にマッチングに必要な最小限の長さでラジエーターを短くします。 長い方が効率的です。 これが機能しない場合は、場所に問題がある可能性があります。 アンテナがチューニングするのを困難にする可能性のあるものを探し、アンテナまたはラジアルをそれらから離します。 アンテナが非常に短くなっている場合、ラジアルの端を下げると、SWRを低くするのに役立ちます。 すべての接続、特にラジアルリリースノブがしっかり締まっていることを確認してください。 調整可能なラジアルユニットがある場合は、ブラシのキャビティ―に汚れや泥がないか確認し、必要に応じて掃除します。クランクを数回転させながら指でブラシを押し下げると、シャフトが汚れている場合は、シャフトをきれいに拭くことができます。
ワイヤー/コードが挟まってリールシャフトの間に巻かれています:
これが発生した場合は、1つまたは両方のリールを取り外してシャフトにアクセスし、ワイヤー/コードをほどくと簡単です。ワイヤー/コードが2つのリールの間にある場合は、ドラッグ/ロックノブを外し、コードリール(16a,16b)を引いて外リール(コードリール)を取り外すだけです。
2つのリールの間にある2つのプラスチック製スペーサーワッシャーまたはコルククラッチディスクをなくさないでください。 Tunableラジアルでは、「C」クリップが露出していてアクセスしやすいため、インナーリール(ワイヤーリール)の取り外しは簡単です。 小型のドライバーまたは適切な工具を使用できます。 Cクリップは外れとどこかに飛んでいく傾向がありますので、クリップを外す際は注意して入れてください。 CrankIRユニットとTunable ラジアルユニットの両方で、ワイヤーリールとシャーシの間の白いスペーサーワッシャーをなくさないでください。 ワイヤーリールを取り外すには、そのシャフトの「C」クリップにアクセスするために背面カバーを取り外す必要があります。
もつれが修正されたら、手順を逆にして、すべてのスペーサーが所定の位置にあることを確認します。 シャフトを取り外すと、ブラシが跳ね上がります。 シャフトを再度挿入するときは、小さいスクリュードライバーまたは他のツールでブラシを押し下げて、シャフトが挿入されたときにブラシが損傷しないようにする必要があります。
ワイヤー/コードがクランクと一緒に動かない
ポール/チップテンショナーのワイヤー/コードが滑車に巻き付いています。 アンテナを下に置き、ワイヤー/コードのもつれをほどきます。 マニュアルに示されているように通してください。 同じことが、調整可能なラジアルユニットのプーリーにも当てはまります。
プーリーを通過できないワイヤーのねじれを確認します
9. 操作のヒント
ほとんどの場合、垂直としてCrankIRを使用すると、ダイポール構成よりも優れたパフォーマンスが得られます。これは、ポータブル構成で操作する場合、垂直構成のパフォーマンスと同等の高さでアンテナを取り付けることは一般に難しいためです。 ダイポールは、垂直方向の性能と等しくするために、平均的な土壌に対して少なくとも0.3 波長の高さが必要です。 これの例外は、アンテナを崖の端または鋭いドロップオフに配置できる場合です。 この場合、低いダイポールが良い選択かもしれません。 CrankIRは、ダイポールキット(06410)を追加すると、20m以上でダイポールとして構成できます。 垂直線の打ち上げ放射角度は約25度です。 同じ25度の角度を実現するには、ダイポールを地上約0.3(波長)に取り付ける必要があります。 20mバンドでは約20フィート(約6.1m)、40mでは約40フィート(約12.2m)に相当します。ポータブルで運用する場合、20フィートでも難しい場合があります。
低マウントのダイポールは、数百マイル(約160km)までの短距離通信に適しています。地面の反射は低角度の放射を減衰させ、高角度の波を強調します。 アンテナを上げると、低角度の放射が増加し、通信範囲がはるかに長くなります。
したがって、DXが目標である場合、ほとんどの場合、垂直モードが最良の選択なのです。
次の表は、単一の地上から浮かせたラジアルの「通常の」垂直構成におけるCankIRのおおよその帯域幅を示しています。
CrankIR Specifications
電気的特性
外形寸法と重量
外形寸法と重量(続き)
耐環境性
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以上(June 5、2020)
このアンテナは1/2ないし1/4λのホイップアンテナですが巻き取り装置と組み合わせて素早くバンド切り替えが可能だというアンテナです。ラジアルも前もって張り出しておけば簡単にバンド切り替えができます。但しラジアルはかなりの長さになりますのでアンテナチュナーなどで工夫すれば移動も楽になると思っています。 DE:7K2ABV
80-6mバージョンでしたので、80mは折り曲げなのでイマイチ、40mより上はフルサイズなのでそれなりに飛びました。
西表島では海岸のそばに立てたのでよく飛びます(シミュレーションでは10dBアップ)。写真でもわかるようにこのアンテナはそれを狙って企画されたようです。
コメントありがとうございました。
これを使った経験談は初めて聞きました。私も購入したのですがバンドごとにラジアルの長さも調整するというもどかしさでほとんど使わないまま、ほぼお蔵入りになりそうです。