いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

惜別根室本線

2024年04月04日 | このたび
雪割の 峠くだりし 鉄路かな



北国の峠、
残雪まばゆき鉄路、
汽車は行く、
煙は残る、
そんな光景が瞼に残っている、
春まだ遠い、
狩勝峠越え、
追憶の風景だった、













根室本線の部分廃止、
3月31日のTVニュース、
全国からたくさんの鉄道ファン、
布部駅や東鹿越駅でのセレモニーの映像、
とうとうこの日がやってきた、







50年以上も前の話、
北海道ワイド周遊券、
卒業旅行で訪れた、
春まだ浅い根室本線狩勝峠、
長い編成の急行列車、
晴れ渡った十勝平野を眼下に、
蛇行しながら峠を下りていく、
あの時の車窓からの光景、
いまでもはっきり覚えている、









あの時から、
もう何度峠を越えたことだろう、
8年前、
2016年8月の台風災害、
以来、
東鹿越ー新得間は不通のまま、
そのまま廃線の日を迎えた、













根室本線は途中寸断のまま、
富良野ー新得(新狩勝信号所)間が廃線区間、 
途中駅布部駅は『北の国から』、
幾寅駅は『鉄道員(ぽっぽや)』、
名作の舞台として、
いまなお訪れる旅行者も多い、







3月31日、
そんな残念な日を迎えるに至った、
あらためて、
この数年は、
ほぼ毎年訪れていた狩勝峠、
あらためてストックの画像を確認した、







そんな中、
対比されていたのが、
九州の肥薩線、
人吉球磨地方の豪雨災害、
こちらも線路床の流失や、
球磨川鉄橋の崩壊により、
復旧は絶望視されていたが、
このたびのJR九州の発表で、
再開への道筋を示したようだ、
この路線は、
鹿児島県の吉松駅から、
宮崎県の真幸駅、
スイッチバックによる矢岳峠越え、
熊本県側大畑駅のループ線からなる、
通称『山線』と、
人吉から八代間の、
球磨川沿いの『川線』、
南九州3県にまたがる絶景路線だが、
JR九州の発表では、
どうも『川線』のみでの復旧案のようだ、
消えゆく根室本線に心を痛めている中、
少し光が差し込んでくるのかナ、



悲喜こもごもの鉄道ニュースだが、
遅れていた桜前線、
入学式のタイミングで、
見頃を迎えたようだ、
先月、
四国お遍路逆打ちと、
九州神々の国巡礼の股旅、
3週間にわたる股旅の中、
桜前線とともに帰還するつもりであったが、
やっと湘南ベースエリアにも、
遅れて到達したようだ、











新春キュン旅

2024年02月20日 | このたび
花だより 待てず旅人 春一番 



JR東日本管内、
新幹線も在来線特急も、
現実に存在するすべての列車、
一日乗り放題で1万円、
そんな神切符が登場、



入手には少しだけの制約が、
それは、
①ネットでしか買えない、
②利用日の14日目以前に購入、
③2月14日から3月14日までの平日のみ利用可
そんな面倒臭さがあるが、
買うしかないじゃんということで、
2月20日利用分をすでに購入済み、



とりあえず、
いつかやってみたかったのが、
JR東日本管内の新幹線、
東北新幹線、
秋田新幹線、
山形新幹線、
上越新幹線、
長野(北陸)新幹線、
一日ですべて乗車できるのか、
具体的に調べたところ、
やはりすべての新幹線を、
一日で乗りつぶすのは無理のよう、
せっかくの新春旅だから、
晩冬の日本海ルートも組み入れよう、



『哀しみ本線日本海』、
~どこへ帰るの海鳥たちよ~、
冬の荒々しい日本海を、
新潟から秋田まで、
特急いなほの車窓から眺めてみたい、
なお、この歌のモチーフとなった路線は、
諸説あげられているようだが、
個人的には羽越本線の村上から、
笹川流れを吹越あたりの海岸線まで、
と勝手に決めこんでいる、
車中泊での股旅や、
鈍行列車での修行旅では、
幾度となく訪れている場所だが、
特急列車のリクライニングシートで、
冬の時期にぜひ訪れてみたかった、



そのうえで新幹線の、
可能な限り、
最大の乗車を目指してみよう、
ということで策定したのが以下の行程、
2月20日の早朝、
東京駅を起点とする、









【第1走者】上越新幹線とき301号 
0608東京発 新潟着0810















【第2走者】 羽越線特急いなほ1号
0822新潟発 秋田着 1157

















【第3走者】 秋田新幹線こまち24号
1213秋田発 盛岡着1348

















【第4走者】 東北新幹線はやぶさ34号
1437盛岡発 新青森着1529


















【第5走者】 東北新幹線はやぶさ34号
1552新青森発 大宮着1839

















【第6走者】 北陸新幹線あさま625号
1905大宮発 長野着2024









【第7走者】 北陸新幹線はくたか575号
2049長野発 上越妙高2111











【第8走者】 北陸新幹線はくたか578号
2124 上越妙高発 東京着2324


















避暑地は地底宮殿

2023年09月10日 | このたび
夕立に 袂濡らしぬ 稚児走り



9月も半ばになるというのに、
夏日連続記録更新中、
そんな天気ニュースが毎日、
ニッポン列島南から北まで、
毎日が灼熱地獄、
例年であれば北の国から、
紅葉を求めての旅シーズン幕開けのはず、
今年の北海道の夏休み期間、
旅ブログ先達諸氏の記事によると、
毎日が本州並の酷暑夏日模様、
また雨や曇天の荒天日が多く、
津軽海峡を渡った車中泊股旅、
涼しい北の大地を窓を全開して疾走、
的な内容は目にしなかった、ような、



もはや北海道も東北同様の気候帯に、
時代が偏移してしまったのだろうか、
これからの日本の主要なコメ処は北海道、
というような教科書になっていくのだろう、

そんなことを憂いつつも、
この夏の北帰行を決断できずじまいであったが、
そろそろかなと、
相棒Ⅲを股旅モードに若干のDIY仕様変更、
気持ちの準備を始めている旅人なのであった、

その前に、
海洋性熱帯気候帯に属してしまった湘南ベース、
今日はららぽーとだ、
明日はアウトレットだ、と、
緊急的避暑地とさせていただいている、
多くの地域避暑難民のひとりであったが、
比較的近隣に真夏でも長袖必携、
軽井沢でも草津温泉でも清里でもない、
穴場的、いや本物の穴場、
の避暑地があることを知った、

どうも、
大リーグエンゼルスで活躍する、
あの日本人選手とのつながりのある地らしい、
ギョーザも美味いらしい、
そんないくつかの断片情報をもって、
「青春18きっぷ」利用最終日に、
ちょっと日帰りプチ旅行してくる、



茅ヶ崎駅から終着の目的地最寄り駅までは、
乗り換えなしの一本、
約3時間で到着、





駅前にはギョーザのモニュメントがある、
駅の観光案内所でバス乗り放題と、
穴場の入場券2000円のセット券、
結構多くの避暑客でバスは満杯、



街を抜けた郊外で到着したところは、
周りを断崖で囲まれた石切り場、
大谷資料館との表示が、
あの日本人大リーガーの記念館なのか、







冷気の流れてくる方角に進んでいくと、
資料館入り口でチケットが切られる、
どうやら野球との関係はなさそうだ、
人の流れに従ってポッカリと大きく空いた穴場へ、
うす暗い階段を下りていくと、
そこは地下に広がった地底宮殿、
たしかに穴場だ、



幻想的な間接照明により、
昔から近代にいたるまでの、
石切り技術の推移を石壁に見ることができる、



大谷石(おおや)という加工しやすい石材、
旧帝国ホテルの建設材など、
日本の建設史を飾った石切り場が、
真夏における避暑地として、
とくに、この夏のおすすめスポットとのこと、
夏場はこのままここで暮らしたいものだ、















気温12℃の極寒地底宮殿、
地上に出てくると再び灼熱地獄、
気温差は20℃も、
あっというまに現実回帰、
せっかく宇都宮に来たからには、
ギョーザっしょ、
だろうけどどの店も長蛇の行列、
駅前の月見バーガーで我慢、



ふたたび3時間かけて、
海洋性熱帯気候エリアの湘南ベースに帰還、



さあ、次は本物の秋を訪ねて北帰行となるか、
北へ帰ろう、





夏の終わりのハーモニー(4日目)

2023年09月06日 | このたび
ゆきくれて 旅路の果ての 晩夏雲



昨夜21時に釜山港を出航、
弾丸トラベルのフィナーレを、
素晴らしい港夜景が見送ってくれた、
釜山港へ帰れ、







一夜明け目覚めると、
船は関門海峡を静かに進んでいた、
関門大橋が見えてくると、
ほどなくして下関国際埠頭に接岸、



時刻は8時少し過ぎ、
先頭グループで入国審査を通過、
徒歩10分で下関駅へ、





ここからふたたび「青春18きっぷ」、
帰路に就くべく8:51始発の広島行き、
徳山、柳井を過ぎると瀬戸内海、
周防大島大橋をくぐり、
岩国、そして宮島口駅で途中下車、





瀬戸内海に浮かぶ宮島が目と鼻の先、
JRが運行する宮島フェリーにも、
「青春18きっぷ」で乗船できる、
久しぶりになるが、
サミットで脚光を浴びた宮島、
渡ってみることにする、









9月に入ったとは言え真夏の酷暑、
この地も世界の旅人でオーバーツーリズム状態、
境内の中は人であふれかえっている、
境内手前まで行って折り返してきた、











宮島口駅からは再び山陽本線、
広島を乗り過ごし白市駅で下車、
この駅は広島空港最寄りのJR駅、









実は、
広島空港から成田空港までは、
帰路行程をワープすることにしていた、
LCCの春秋航空の就航9周年企画、
999円バーゲンチケット、
首尾よく入手しておいた、
このまま鈍行列車で帰路に就いても、
本日中の到着は無理な行程、
ここでワープすることで本日中に、
湘南ベースに帰還できる、



白市駅から広島空港はバスで15分程度、
広島空港の利用はかなり昔、
旧空港が広島市街地の扇状地にあった時代に利用したが、
新空港は初めての利用になる、







定刻の18:45発、
台風の近づく空模様であったが、
予定通り20:30に雨の成田空港着、
「青春18きっぷ」利用中なので、
ここからも全線JR利用で帰還する、
3時間近くかかる計算だけど、
東京駅行きの成田線、
出発時間に時間があったので、
第一ターミナルから、
始発で乗り込むことにした、
東京駅で熱海行きに乗り継いで、
予定通り当日中に、
湘南ベースに帰還することができた、







JRと関釜フェリーの粋なコラボ、
夏の終わりのハーモニー、
「青春18きっぷ」の別班、
いや、別版、
下関から釜山までを弾丸で往復、
いわゆるゼロ泊海外旅行、
話のネタにでもなる、かな、



それにしても、
「釜山港へ帰れ」
プサンハンの夜景は素晴らしかった、











「夏の終わりのハーモニー」
井上陽水・玉置浩二

~ 真夏の夢 あこがれを
 いつまでも ずっと 忘れずに ~

釜山港へ帰れ(2日目)

2023年09月04日 | このたび
海峡を 渡る風に 晩夏香



無料の朝食(パンのみ)をいただき、
早朝の列車に飛び乗る、
朝日に輝く宮島をやり過ごし、
岩国を過ぎれば周防灘、
山陽本線で最も海に近いルート、
周防大島や富海海岸に目を奪われる、













3時間もすれば本州の末端、
潮の香りのする海峡の街、
下関に到着、







実は、、、、、
今回の旅の目的は、これ



国内のJR普通列車全線乗り放題、
『青春18きっぷ』の拡大編、
なんと日本脱出、
下関から関釜フェリーで、
韓国釜山まで行けるという企画、
味なことをやってくれた、
思わず飛びついてしまった、





思えば、
ソウル五輪の前年1987年、
初めて韓国へ出向いた、
その時利用したのがこの関釜フェリー、
その後幾度となく渡韓してはいるが、
関釜航路はじつに久しぶり、



当初の計画ではもう少し早く渡韓、
ソウルや木浦まで足を延ばそうとしたが、
台風の進路が懸念されたり、
酷暑の中での激辛飯、
厳しさを身をもって知っているので、
今回は弾丸トラベルに留めておこう、

現地ゼロ泊、往復航路2泊、
今夜の船で明朝に釜山港着、
その夜の折り返し便で翌々朝帰国、
片道が半額の4500円、
往復で9000円、
諸費用含めて約1万円の海外弾丸トラベル、
話のネタにはなるかな、
とにかく行ってみよう、





ところで、
下関港の出航は19時45分、
乗船手続きは18時まで、
時間がたっぷりある、
ならばと、
関門トンネルをくぐり九州へ上陸、





門司港からは関門大橋を望むビュー、
高倉健最後の作品「あなたへ」、
ラストシーンのロケ地巡礼を済ませ、
門司港からは渡し船で下関へ戻る、
そんなレトロな海峡トリップ、











ふたたび下関へ戻り国際埠頭へ、
乗客はざっと150人くらい、
その内の日本人は50人くらい、
定員10人の2等船室各室も3~4人程度、







すっかり夜の帳の下りた関門海峡、
関釜航路の船は、
静かに静かに関門海峡を通過、
玄界灘を釜山へ向かうのであった、
トラワヨ プサンハンエ







思わず、チョー・ヨンピルの世界、
「釜山港へ帰れ」、

~ つばき咲く 春なのに
 あなたは 帰らない ~


いまはもう秋(1日目)

2023年09月03日 | このたび
風晩夏 波乗りたちの 髪乱し



いまはもう秋、
誰も、、、、、
湘南ビーチはまだまだ夏模様、
すでに9月に入ったが、
今年の夏は終わりを知らないのか、









ならばと、
秋を見つけに出かけてみるか、
「青春18きっぷ」を手に、
茅ヶ崎駅、
朝早くの旅発ち、





各駅停車の鈍行列車、
行けるところまで行ってみる、





熱海駅で浜松行きに乗り継ぐ、
丹那トンネルを抜ける、
いままで右手に見えていた富士山、
富士川を渡り列車が左に90度カーブ、
今度は左手の車窓に富士山が現れる、
清張ミステリーに出てくるアリバイ工作、
右富士か左富士か、
トリック写真のモチーフを思い出す、





そんな楽しみ方も、
長い鈍行列車の旅にはあるものだ、





名古屋駅では最後部車両から下車、
いつものルーチン、
ホームにある立ち食いきしめん屋、
急ぎかき込んで次の列車に飛び乗る、





大垣で乗り換え、
関が原を越えれば右手に伊吹山、
残雪もすっかり消え夏山の装いを確認、





米原から琵琶湖東岸をかすめ、
逢坂山を越えるともう京の都、





下車しないでそのまま大阪、
神戸を過ぎると左手には明石大橋、









姫路では食料調達、
一時下車して姫路城を遠景、
時間が無いので牛丼弁当をぶら下げ、
山陽本線乗り継ぎ、
岡山、福山を過ぎると左に尾道水道、
瀬戸の夕暮れ景を眺めながら、
広島まで来るとすっかり夜の帳、











もう少し先を目指す、
宮島の手前、
五日市まで来たところで、
1日目の行程はおしまい、
駅直結の旅人宿、
常宿の快〇クラブでお世話になり、
明日早朝の出発に備える、




真夏の果実(4日目)

2023年06月23日 | このたび
うみかじに ざわわ真夏の 果実かな



日本列島梅雨最中、
梅雨の明けた宮古島、
ひと足早く平山みき、
真夏の出来事、









夕方の便で離島する、
4日目の朝も青い海原に、
真夏の空が広がっている、
夕方まで時間はたっぷり残っている、
海上橋の伊良部大橋を渡る、





宮古島は伊良部島にも二つ目の空港、
伊良部空港がある、
元々は航空会社のパイロット訓練用の空港、
今ではジェットスターやスカイマークが、
本土各地への路線を持っている、
またこの空港は航空機マニアの聖地、
多くのマニアがカメラ片手に集合している、
ちょうどいいタイミングで、
香港のキャセイ航空機B777、
離発着の訓練の最中のよう、
タッチアンドゴーを繰り返し行っている、
おそらく数名の新人パイロットが、
計器着陸と手動着陸の繰り返し、
左席の機長の指示のもと、
交代しながら操縦桿を握っているのであろう、
絶好のシャッタータイミングであった、















午後からは、
今回毎日訪れた、
与那覇前浜ビーチへ、
日本でいちばん美しいビーチとの形容、
夕刻まで過ごした後、
レンタカーを返却し空港へ、











ANA機を那覇で乗り換え、
羽田空港に戻ったのは21時過ぎ、
短い滞在であったが、
真夏の果実、
満足した、かな、













行動制限が聞かれなくなった今夏、
多くの旅人が津軽海峡を渡っているようだ、
梅雨知らずの北の大地だが、
どうも天候が不安定のよう、
船見坂の途中で立ち止まる、
ふり返れば船が出る、
石狩湾の光景が目に浮かぶ、ような、





ひとときの、
真夏の果実、
にわか島人(しまんちゅ)の巻、



宮古ブルーの休日(3日目)

2023年06月22日 | このたび
サトウキビ 畑のムコフ二 夏の海



南の島の朝、
宿の窓から、
港に停泊しているクルーズ船、
輝く海に船体の白が眩しい、
宮古ブルー、
南海の島にいることを実感、





朝食バイキングも、
島のメニュー、
贅沢な時間、











昨日は最北端の池間島、
今日は最東端の東平安名崎へ、















午後からは昨日同様、
与那覇前浜ビーチ、
ビーチの正面には来間島、
海上橋の来間大橋で結ばれている、
夕方まで波と戯れていた、

















うみかじの夏は来ぬ(2日目)

2023年06月21日 | このたび
うみかじに さわぐ波間に ヤドカリの



青い海、
白い雲、
梅雨前線からも離れた、
南海の島宮古島、
ここはもう、
すっかり初夏、
夏、夏、夏、夏、ココナッツ、







午前中は最北端へ、
海上の池間大橋を渡り、
池間島をひとまわり、















午後からは、
日本で一番きれいだと言われる、
与那覇前浜ビーチ、
夕方まで波と戯れる、















夜は民謡酒場、
島唄に酔いしれて、
島時間の一日だった、かな、













ハイサイまもる君(1日目)

2023年06月20日 | このたび
うみかじの 渚は青い 珊瑚礁



あきらめの雨季、、
一足早く梅雨明けの空、
コバルト色の空に白い雲、
高度を下げていくANA機、
旋回する窓に広がる青い海原、
まさにズーニーブー、
白い珊瑚礁、

~ 青い海原 群れ飛ぶカモメ
 こころひかれるた 白い珊瑚礁 ~



















梅雨明け前のこの時季、
夏を先取り、
南の島にやってきた、
定刻通り宮古島空港に到着、
今年も夏を先取り、
ズーニーブー、
白い珊瑚礁、

~ 南の果ての 海の彼方に
 ひそかに眠る 白い珊瑚礁 ~





空港でレンタカーを調達、
ひとまず街中の宿に荷物を、
まずは日本一美しいと言われる、
与那覇前浜ビーチへ、











今日の奄美地方は線状降水帯、
かなりの雨量のようだが、
羽田空港を離陸したANA機、
暑い雲の上を沖縄那覇空港へ、
乗り継いでさらに南下、
宮古島の緯度はほぼ台湾、
ほとんど梅雨明けであろう、
昨年に続き俄か島人、
ちょっとだけ滞在してみる、
また来たサー、
ハイサイまもる君、





残雪の列島縦断(4日目)

2023年04月21日 | このたび
残雪に 線路は奥の 細道を



2週間前に、
茅ヶ崎駅からJR各駅停車、
鈍行列車で九州へ入り、
大分から熊本までの豊肥線、
阿蘇高原鉄道で九州を横断してきた、





そして今回は、
空路札幌へ入り、
札幌駅から函館駅、
津軽海峡を連絡船で渡り、
青森駅から日本海沿線、
五能線経由で秋田駅、
昨夜は横手駅前で宿営、
本日は北上線で北上駅から、
東北エリアの山間部を横断、
そして東北本線をひたすら、
鈍行列車で南下、
茅ヶ崎駅を目指す、











そんなわけで横手駅始発の北上線、
山間部の鉄道沿線には残雪が、
ところどころには満開の桜、
冬と春がせめぎあっている、













北上駅からは、
一ノ関、小牛田、仙台、白石、
福島、郡山、新白河、黒磯、宇都宮で、
小刻みに乗り継ぎ、
宇都宮からは最後の乗り継ぎ、
熱海行き日本最長距離普通電車、
21時過ぎには湘南ベースに帰還、



















列島の南端と北端は残したが、
列島縦断鈍行列車の旅、
2023年春編、
ひとまず完成としよう、






津軽海峡春景色(3日目)

2023年04月20日 | このたび
船見坂 おぼろ桜か 海峡の



潮の香り海峡の街、
騒ぐカモメに起こされる、
港函館の朝、
五稜郭公園の桜は最盛期のようだが、
今回はパス、
列島縦断鈍行列車の旅、
先を急ぐことにする、











青函フェリーのターミナル、
函館からひと駅、
五稜郭駅から徒歩で桟橋まで、







青函フェリー、
キャンペーン割引料金、
青森までの乗船券1800円、
利用する船は新設就航船、
客室はシート席と桟敷積2種類、
どちらも自由に利用できる、
Wi-Fi完備、
4時間の航海時間も苦にはならない、











津軽海峡春景色、
右に竜飛岬津軽半島、、
左に大間下北半島、
晴れ渡っているが大陸からの黄砂で、
下北半島の仏ヶ浦や、
八甲田山の山系も霞んで見える、









青森からは五能線回り、
快速リゾートしらかみ号、
全車指定席だが、
指定席券540円を別途購入すれば、
北海道&東日本パスで乗ることができる、











五能線は絶景路線として有名、
日本海の荒々しい海岸線と、
水平線に沈む夕日を期待するのだが、
あいにくの黄砂飛来により望めない、

















終着の秋田駅に着く頃は、
すっかり夜の帳が下りていた、
さらに奥羽本線を南下し横手駅、
本日の宿営地とする、
常宿も駅の前、
かまくらではないヨ、
明日も朝一で出発だし、







なごり桜船見坂(2日目)

2023年04月19日 | このたび
春まどい 波止場かすみぬ 船見坂



列島縦断鈍行列車の旅、
後編のスタート、
札幌駅から茅ヶ崎駅まで、
鈍行列車のみでひたすら南下する、
使用するチケットは、
「北海道&東日本パス」、



JR北海道とJR東日本エリアのJR路線、
普通列車限定ではあるが、
7日間乗り放題の神チケット、







4月半ばといえ、
北の街はまだまだなごり冬、
大通公園のビルの寒暖計、
9℃、
街中に桜の木はほとんど見受けないが、
大通公園の一角の桜は七八分咲き、
桜前線も津軽海峡を渡り、
北の大地にたどり着いている、
これから南下する函館、
五稜郭公園も満開間近らしい、









南下のルートは、
札幌駅から石狩湾沿いに函館本線、
小樽では乗り継ぎの時間が小1時間、
船見坂から波止場へ下りて、
運河道を歩いてみる、





















小樽からは通称山線と呼ばれる函館本線、
倶知安で乗り継ぎ長万部に抜ける、
この山線は新幹線開業後は、
廃線の方向で決まったようだ、
蝦夷富士、羊蹄山を望む、
この山線の廃止は残念極まりない、
羊蹄山の雪解け水を受けた、
水芭蕉の群生が車窓を飾る、
この絶景路線が無くなるのは寂しい限り、









長万部では2時間の接続待ち、
駅を出て噴火湾の海岸まで歩いて時間をつぶす、
右に駒ヶ岳から左に小幌海岸、
室蘭までのカルデラ地形が望めるのだが、
本日はあいにく雲が低い、







長万部からは名車キハ41、
力強いエンジンを鳴り響かせながら、
駒ヶ岳山麓の勾配を登坂、
大沼公園まで上ってきたころには、
すっかり日も暮れてきた、
函館駅着後、
予約していた駅近くのペンション、
ここの旅人宿も地域支援割引、
さらに2000円のクーポンをいただき、
実質700円くらいでの宿泊、
ありがたく恩恵に授かる、











クーポンを手に夜のベイエリアを散策、
明日の旅立ちも早いので、
早めに宿に戻り床に就いたヨ、











列島縦断鈍行列車の旅(1日目)

2023年04月18日 | このたび
海峡を 渡る風の 花散らし



気がつけば、
桜の季節も今昔物語、
久しぶりの鉄旅を思い立ち、
鈍行列車で東海道から山陽本線、
関門海峡を徒歩で渡り九州へ、
大分から熊本への豊肥本線、
阿蘇山麓の春景色、
車窓を堪能してきたのがつい1週間前、









次は北の国から続編再開へ、
まずは一気にワープ、
空路で札幌へ、
成田空港からはジェットスター、
新千歳空港着は夕闇迫る18:45、











札幌もひと月前に訪れたばかりだが、
季節は確実に進んでいた、
しかし夜の気温は11℃、
本州と比べるとまだまだ寒さがつのる、
札幌駅の待合所にはまだストーブが、
街ゆく人々もほとんどが冬の装い、









前回と同じ大通公園サイドの、
旅人宿にチェックイン、
キャビンと称するカプセルの進化系、
旅行支援のクーポン2000円、
実質の宿泊代は700円くらい、
ありがたく恩恵に授かる、







明日からの鉄旅に備え、
都はるみ、北の宿から、
早めに床に就いたヨ、









阿蘇カルデラ横断鉄道(3日目)

2023年04月10日 | このたび
春ぼらけ 阿蘇山麓に 雲雀鳴き



おんせん県、
朝風呂は温泉、
ありがたきかな、
今朝は少し遅めの旅立ち、
大分駅から豊肥本線で熊本へ、











荒城の月、豊後竹田から阿蘇外輪山越え、
阿蘇カルデラ横断鉄道、
宮地駅で乗り継ぎ、
車窓から阿蘇五岳と外輪山、
雄大な景色が広がる、
熊本地震の爪痕癒えない、
スイッチバック線を立野駅へ、

































熊本駅からは鹿児島本線、
博多駅まで北上したところで、
本日の行程は終わり、







キャナルシティ博多も久しぶり、
歓楽街の中州を抜け、
本日の宿営地中洲川端、
地下鉄駅直結の旅人宿、















旅行支援適用、
2000円クーポンをいただき、
実質宿泊費500円ほど、
今夜もありがたく恩恵に授かるヨ、
シャワーやトイレは共用だが、
最新の設備を採用、
カプセル寝ぐらも進化したものだ、
まるで宇宙ステーション、
おかげで良質な睡眠を確保できたヨ、









そして翌日、
福岡空港から成田空港へ、
鈍行列車で3日間かけた九州への行程も、
ピーチのフライトでは2時間のショートカット、













春の列島縦断鈍行列車の旅南行編終了、
続いては、
北へ向かうヨ、