いい日旅人

いい日、旅日和、きれいな夕日を追いかけて日本をめぐります。
備忘録としての股旅紀行。時には異国を歩くかも。体力次第。

列島縦断夏鉄旅 西日本編①

2020年08月11日 | このたび
最果ての 駅に立ち発つ 夏の夢


列島縦断夏鉄西日本編ルート


8月に入り、列島全体猛暑の夏がやってきている。
先週の、列島縦断夏鉄旅東日本編に引き続いて、西日本編へ挑むことにした。
ルートとしては北進にこだわりたかったので、
初めに空路で鹿児島入りし、最南端終着駅の枕崎駅から茅ヶ崎駅を目指す。






真夏の浜名湖、天竜川を遠望

8月10日(月)
空路鹿児島へ、最南端終着駅枕崎駅へ
枕崎18:40-19:53山川19:56
-20:02指宿(温泉入浴)21:45-22:50南鹿児島

8月11日(火)
南鹿児島08:44-08:51鹿児島中央9:00
-11:38宮崎16:42-18:11延岡19:33
-20:43佐伯21:13-22:44大分23:00-21:12別府

始発駅の枕崎駅は、夕刻の出発、
夕闇迫る薩摩半島南岸から見る、薩摩富士(開聞岳)、
指宿の共同湯など、懐かしい場所との久しぶりの再会。

 














指宿温泉 電球1個の村之湯も久しぶり

また、当初の計画では、鹿児島県隼人駅から
肥薩線経由で球磨川沿いに熊本県八代に抜ける予定でいたのだが、
先月の熊本県人吉地域豪雨災害で、球磨川に架かる2本の鉄橋が
2本とも崩落してしまい不通となり、肥薩線経由を断念。
只見線や豊肥線のように、復活するまでは数年間はかかるのであろう。

そんなわけで、翌日は、鹿児島から宮崎経由の東海岸ルート、
日豊本線で大分へ抜けるルートしか選択の余地はない。
西海岸ルートの鹿児島本線は、新幹線も併走するなど、
九州の大動脈としての地位を確立しているものの、
日豊本線は県境地帯の地形の険しさにもよるのだろうが、
鉄道での移動については極めて利便性がよろしくない。
なかでも、宮崎県と大分県の県境地帯は宗太郎峠越えとして、
陸の難所ともいわれているエリアである。
とくに、宮崎県延岡駅と大分県佐伯駅間は、
特急列車「にちりん」こそ1~2時間ごとに設定されているが、
普通列車は、高校生の通学用に上りが朝と夕に各1本、計2本。
下りは朝1本の設定しかない。
夕方の便は途中の県境駅重岡駅止まりとなっている。
先に廃止された、北海道新十津川駅の札沼線と同じ構造だ。
「18きっぷの旅人泣かせ」の区間としても有名。

今回は、鹿児島から行くので、夕方の便に合わせるしかない。
そのような効率の悪さで、別府まで来たところでこの日はおしまい。






雲がかかる桜島






宮崎神宮に立寄り






特急車両を各駅停車用に運用転送 折り返しは明朝始発の特急となる


県境越えで大分県へ突入





先の熊本地震からもう4年半の歳月が流れている。
明日は、先日8月8日に全線開通になったばかりの豊肥本線へ進むヨ。



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