ビートルズ最後の新曲としてリリースされた。何十年らいのビートルズファンとしてyou tube musicで初めて視聴したが涙なくして見れなかった。free as a birdが公開されたときと違って今回は直後に無料、課金なしに視聴することができた。
いやらしいビジネス的にいってどうだかしれないが、今回はPaulの方針だろう。何せ最後の新曲と謳っているのだから。Johnの未発表音源は他に幾らでも残っているだろうに、最後といってるのはPaulの気持にこれでBEATLESとさよならだという意思表明を感じた。年齢的な面も考えられる。
さてこの楽曲のテーマだが、悲しいことに現在世界の情勢を反映していて深刻だ。ウクライナ対ロシアの戦争はどうなる。イスラエル軍に攻撃されている
ガザ地区の人々はどうなるのだ。
歌詞(子細に検討していない)は寂しいラブソングにすぎないかもしれないが、サウンドは現代の同時代性を表現している。Paulのセンスが発揮されている。このJohnが作詞作曲して歌っている曲でサビの部分で救われる。人類の悲惨な状況が救われる運命にあるとJohnが歌っていて、そんな気にさせるのはBEATLESとそのプロジェクトチームの偉大さだ。
映像面にはふれられなかったが、JohnとGeorgeが若返って生きているように、生存しているPaul、Ringoと4人並んで歌っているシーンは圧巻だ。そして甦ったJohnはおちゃらけ動きでストリングス奏者たちを指揮していているような道化者に成りきっていて感動した。