上掲の本はとりあえずおいといて前回の続きからだ。
彼女との一件は自分の記憶違いの可能性もある。彼女と自分がペアを組む必然性が全く思い出せない、強いて挙げれば隣席同士だったぐらいだが記憶がない。だから3人か4人ぐらいのグループを組まされて彼女が代表して課題のレポートを提出したという事もありえる。自分は情けないが、そのおこぼれをちょうだいしたのだ。だとすると他メンバーの存在だが皆目、記憶がない。グループ活動の記憶がない、何せ悪いことに放置していたのだ。しかしこれらの事実は紹介本の内容と無関係なので、これ以上掘り下げないでおこう。
1力学的自然観の勃興
物理的常識が説明されている。慣性の法則、ざっくりいって物体は他から何の力も受けなければ同じ状態を続けるそうである。いわく等速直線運動、円運動、エネルギー保存則、質量保存則、万有引力則などが紹介される。これらはなるほどと納得できる。エネルギー=質量ともいえる。
2力学的自然観の凋落
ここで電気磁気光現象がとりあげられる。これらの現象は従来の古典的力学では説明できない。
3場・相対性(一)
この書のメインだろう。場の理論が説明される。この章まで読めば電波は電磁波であり、光は電波であり(波長の違いだけ)、この宇宙空間はその場であることがわかる。媒
体の有無にはかかわらない。空間はそんな性質を持っているのだと理解するしかない。磁石には磁力線と磁場が付随している。
光、電波はエネルギーとしてそれが空間を伝わってゆく。電磁波というのは電場磁場電場磁場電場と互いに変換して光速で伝わってゆく。ちなみに光速はこの世の最高速度で何物も突破できない、現実に。それと光源の運動は光速に影響を及ぼさない、光速度一定則。これは光も場で生起しているからだろう。
重力も場で発生している。物体が存在すれば重力場も存在していると理解しても大きな間違いではないだろう。しかし重力の特殊性は引き合う力だけで反発する力の存在が認められないのだ。反重力の存在が確認されないのは反物質の存在が確認されないのと軌を一にしているのではないか。即ち反物質を創れば反重力も創れて、魔法のじゅうたんも実現できそうだ。