日本の史学も人類の理性も。朝日新聞は現在の報道姿勢では反自民反政府である。反日ではない。日本国に住んでいて愛国ではない人がいるとは考えられない。
すべてが発展するというのはヘーゲル哲学だと思う。人類の歴史が発展するのだから学説思想理論も発展する。人権も発展する。つまりは簡単に人を殺せなくなったということだ。死刑は国家による合法的殺人だがその廃止は歴史的趨勢である。
そんなことはどうでもよいが、本旨は井沢元彦氏による「逆説日本史」の反論である。どんな記事も批判的に読む。これをポリシーにしている。男性向け大衆週刊誌に連載されているこの論説は右翼であり保守反動といわざるをえない。日本人の進歩を見ていない。あくまで古代の原理を近代まで通用している。日本史に一貫している原理原則はあるとしても、それをのりこえる運動がある。
なぜなら運動は絶対であり、静止(保守)は相対的現象にすぎない。放置していても運動する、現代社会において。古臭い日本の原理原則で未来を語るな井沢元彦。