すべてに歴史があると以前ブログに書いた。何もかも時の経過によって変化する。人も町も道も国も。
すべてに陽と陰があるというのは2元論だが、その中間に中という元素を設定しなかったのは腑に落ちない。仏教では中道思想があるから納得できる。
すべての万物事象に陽と陰とその中間があるとする。すると問題が起こる。陽と中の間は何なんだ。陰と中の間は何なんだ。これは方位の名称と実態を連想させる。真北と真南は180度離れているが、その間の方位は無限にある。
だから陽と陰といっても、しょせん温度と同じように程度の差異としてとらえられる。しかし実態として陽と陰の現象は見られるので無視できない。価値論的には陰より陽が優先されているのは言うまでもない。倫理的には平等だとしても。
すべての基本を論ずれば哲学になると思っている。結論とすれば何もかも程度の問題なのだ。一般論でも極端に普遍化すれば哲学ができると思っている。