ねこやまいけふくろう

日々の暮らしで、気になったこと

Win10とWin8.1、Ubuntu12.04の比較

2016-04-27 17:16:05 | PC

Windows10無料アップグレード締め切りまで約90日となったので、いちおう別HDDでWin10にして認証をしておくことにします。

家族のPCは別にして、アップグレードできるライセンスは3つなので、とりあえず2台を済ませました。

普段使いはCore2Duo E8400のUbuntu12.04ー64bitで、各種申請などにWin8.1proをHDDを差し替えて使っています。メモリーは12GBです。

同じHDDがもう一台あるので、それにWin8proのプロダクトキーを使って、Win10をクリーンインストールし、Win8.1とWin10とUbuntu12.04の比較をしてみます。

もう一台のPCはSandybridgeでカラの予備機があるので、まだインストールしたことのない別のWin8proのプロダクトキーを使って、2TBのHDDにクリーンインストールします。

Ubuntu12.04のLTS期間が終了する前にUbuntu16.04LTSを追加でインストールする予定なので、Win10のパーティションは120GBだけ切ってインストールしておきます。

手順に従って、2台ともクリーンインストールを終了すると、ライセンス認証も終わっていました。SandybridgeのPCはここでオクラ入りでしばらく眠りについてもらいます。

どうしてもSandybridgeが必要なときには家族用のWin7がありますので、それをちょっと使います。

さて普段使いのPCは以下のとおりです

マザーボード Asus P5Q

CPU     E8400

memory   12GB

HDD      WD320GB

Graphic   GeForce9500GT

起動     BIOS

起動とシャットダウンの時間を一覧にしました。かかった時間は秒です。いずれも自動ログイン設定にしてパスワード入力は省略しています。

起動はWin8.1とUbuntu12.04はほとんど変わりません。Win10は起動が従来の半分です。新しいマザーボードでUEFIを使えばもっと早くなるのかもしれませんが、ディスクがSSDではないので、あまり変わらないでしょう。

さらに起動してからもディスクアクセスががWin8.1ではUbuntuの倍以上延々と続きます。Win10では48秒ですが、たまに延々と終わらないことがあります。Ubuntu12.04はいつも同じです。

シャットダウンは全てのアプリケーションを終了後、下図のシャットダウンメニューを出しておいて、クリックしてから電源が落ちるまでの秒数です。以下、図はWin8.1、Win10、Linux(Ubuntu12.04)の順です。


 

 

Win10になって起動は確かに早くなりましたが、終了はWin8.1より遅くなっています。

 Ubuntuは4秒でPCの電源が落ちます。急いで出かけなければならない時など、本当に助かります。普段からシャットダウンしたら、コンセントのSWを切っていますので。

Windowsの場合はうっかりすると「更新しています。パソコンの電源を切らないで下さい」とのメッセージが出て、数分から数十分平気で待たされます。強制シャットダウンすると次に立ち上げた時にどうなるかわからないので本当に困ります。

Ubuntu12.04は作業中に更新の通知がきますが、その時更新しないでそのまま作業をして終了することができます。また、ダウンロードする更新のサイズがMBで表示され、更新してもほとんど1分もかかりません。プログレスバーの表示で進行状況がわかり安心です。更新に1以上分かかることや再起動が必要になるのは年に3,4回です。Windowsでは一体どのくらい時間がかかるのか全く予測が付きません。

このことがWindowsからUbuntuに移行したことの大きな理由でもあります。

次にメモリー消費です。起動直後のタスクマネージャー、Ubuntuはシステムモニターです。

上からWin8.1、Win10、Ubuntu12.04の順です。

立ち上げた直後のメモリー消費はUbuntu12.04はWindowsの1/3です。これでも画面キャプチャーソフトを立ち上げていますので、立ち上げる前はさらに50MB以上少ないです。

Ubuntu12.04はリリースから4年以上がたち、すでに16.04がリリースされています。2017年4月に12.04のサポートが終了するので、今年の終わりまでには14.04を飛ばして16.04に移行する予定です。

どうしてもWindowsでなければならない一部のソフトを除き、Linuxで全く不自由していません。特にWebでのウイルス感染のリスクは低く安心して少し危ないようなサイトも覗くことができます。週一はウイルスチェックはしていますが。

 

 


電池BOXの接触抵抗

2016-04-11 14:14:14 | DIY

古いiPod用にモバイルヘッドフォンアンプ作りましたが、聞きながら充電できるようにと単三電池2本の昇圧モジュールを移植しました。

使い古しだが開放電圧が2本で3Vほどある電池を装着して、充電スイッチをいれると昇圧モジュールの入力はすぐに1.3Vまで下がった。出力は4.3VでiPodの表示は充電状態を表している。

このとき直接電池の端子を測ってみると1.5Vを指していた。この電圧差が接触抵抗かと、電池から完全に電気を搾り取るために、電池BOXの改良にとりかかりました。

プラスチックの電池BOXから端子やバネを全てむしりとります。そのあとに0.3mm厚のリン青銅板を4mm幅に切って端子を作ります。+側は長さ18mm、−側は長さ28mmでちょうどでした。−側のバネん効き具合も程よい感じです。

リン青銅なのではんだ付けも簡単。下の写真の右側が普通の電池BOXにスナップコネクタ。真ん中が端子やバネをむしりとった状態。左が完成した電池BOX。

早速、電池をいれて、20Ωのセメント抵抗で電圧低下を測ります。

電池は測定時の消耗を考えてエネループにしました。開放電圧は2.580Vでした。

当然ですが開放の時はどちらの電池BOXも同じ電圧です。

買ってきたままの電池BOXにスナップ付端子をつけたものは2.515Vになります。電流は接触抵抗を考慮しないで20Ωで計算すると126mAになります。

改良した電池BOXは2.559Vになりました。電流は128mAです。

四端子法の測定でないので、正確ではありませんが、改良した電池BOXの接触抵抗を0と仮定すると、2.559÷0.126=20.3で0.3Ω接触抵抗が軽減されたことになります。

電流を1A流したら、電圧低下は0.3Vになります。単三電池2本の3Vの一割になります。