麦・大豆からどれだけ新規需要米にシフトするかがもう一つの関心。
22年度から23年度にかけて、転作は麦・豆から米粉、飼料米、加工用米などの新規需要米にシフトする可能性が大きい。
先にエサ米は、特区で、200万トンの輸入飼料を国産コメに置き換えるプロジェクトを推進すべし、と言ったが、他の新規需要米も同様。
米粉や加工用米も、6次産業化の目玉として推進したらいい。
ただし、米粉の拡大は需要次第。
商品開発と販売戦略が重要。
エサ米もそうだが、主食用を販売してきた大規模農家が、米粉生産に乗り出しはじめた。
こうした中の一人からは、「この経営部門が定着するまで、あまり民主党批判はしないでくれ」と頼まれてしまった、、、。
この農家曰く、
「単収の向上や、増産も考えられる。海外輸出も考えられ、大泉の国際コメ戦略のロジックにもあってる、、、むしろ応援してくれ」と言うのだ。良いものは批判しませんがね、、。本気で民主党、やる気ならOKですが、、。
支援したいのは、プロ農家の新ビジネス創造。
彼らが米粉生産に乗り出してる背景には、縮小する国内主食米市場がある。
主食コメ市場が、これ以上伸びないとすれば、新たなコメ市場開拓が必要になる。
これまではMA米やアメリカ、ライス連合の「サラダ感覚のコメ」といった商品開発に一方的にやられてきた。
日本は唯々諾々と指をくわえて縮小する市場を見ているだけだった。
そこで新市場開拓となるのだが、これ、今後どうなるか、ここはじっくり考えてみたいところ。
もし成功すれば、価格の安いコメ生産、粗放稲作の実現に展望がでてくる。
国際コメ市場への展開も可能になる。
安い米で、国際相場で勝負できる。
コメ市場が拡大する。
何しろこれまでの日本の輸出米価格は、500円㌔(香港)、367円(台湾)、478円(シンガポール)と、国際価格と一桁違う価格。
国内価格の2倍という売り方。
こうした商品があることも否定はしないが、
これちょっと違うのだろう。
国際コメ市場に打って出るには、140円ぐらいでないと勝負にならない。
それが30円やら80円なら、これはコスト勝負ができる。
どんな政策であれ、やる気のある農家の成長が促されるのが、いい政策。
農家のやる気を出し、ビジネスチャンスを確実に鋳物にする支援策がいい政策。
このところずーっと主張している「特区で、エサ米、反収の向上、輸出も」といった政策はやる気のある経営がでてくるための、成長提案であり、日本農業が普通の農業国になるための提案である。
「特区で米粉を」、、もいい政策だし、「加工用米を」、、も右に同じ、これを6次産業化すること。
農商工連携も良い。
「特区で、新規需要米を、6次産業化で、単収増加、輸出も、」をこれからの流れにしたい。
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