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今日の一貫

腹をくくれる人を政治家というのでは

審議会等で、いろいろ議論をしてよく思うのは、決定者は誰かと言うこと。
よく、審議会は主催者の都合の良い人を集め都合の良い見解を引き出す、といわれている。
そうした面があるのは確かだろう。
しかし、審議会でいろいろに議論されたことが、実行されるより棚上げされることの方が遙かに多い。今度の「教育再生会議」
議論百出、対立する議論もあるようだ。中教審(中央で審議する、などという中央集権的な色合いを帯びた名前は文部省だけ。文部省の自分がすべて、、、という色彩が強く残る審議会名という感じがして、私はこの名前が気に入らないが)とどちらが大事かなどという形式的議論もあるが、ともあれ、中間報告が出された。
みんな必死のよう。

道路公団の時もそうだった。
道路公団で思い出すのは、結局何がなんだがわからなくなってしまったことだ。
小泉首相が決断をしなかったからだ。
小泉さん、どうも敵は道路族にあるのであって、その族が、味方につくようになれば、道路公団はどうでも良くなってしまったのではないか。農政や、厚生もあまり関心がなかったかもしれない。

しかし、小泉さんに関しては腹をくくってやってくれるかもしれないという期待感があった。
トップの大臣や首相が腹をくくってると分かると、審議会委員は、より自説を主張しやすくなる。対立点が明確だし、色分けがはっきりするから。マスコミもその方がわかりやすいだろう。

安倍総理にはそれが足りないよう思う。
そんなところが、迷走しやすい政権となってはいないか?
バランスなどとる必要はない。
理念と心中する気概が政治家には必要なように思うのだが。
少々頭は悪くても、時代感覚やバランスに優れ、腹をくくれる人が政治家と呼ばれる職業の人ではないか。
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