学士会館。
金沢夏樹といってももう誰も知らない。
東畑精一先生を最も尊敬していたのではないだろうか?
東畑先生のようになりたい、、が本音だったと思う、
人の良い金沢先生は近藤先生や磯辺先生、那須先生の間で、特に古島先生と一緒の仕事にいい仕事が多かっただけに、自分の領域設定を決めかねていたのかも知れない。
それでも、稲作、農業経営理論、ドイツ経営学の紹介が
自分の三つのライフワーク。
どれもこれも今となっては色あせてしまった。
東畑先生のようにはれなかった。
最も強く教わったのがリベラルな精神。
意見や主張が違うものも結構講座にはいた。
が、自由にやらせた。
おそらく農業経済学会では最もリベラルな空間だったろう。
今の個の時代には当然かも知れないが教授の権威が強い、70年代半ば。
紛争の影響もまだなかった頃。
それからもう4代世代交代がなった。教授が替わっている。
今の農業経済学会は
「温暖化の中の雪囲い」。
心は、無用の長物。
議論の中身に社会性がない。
個人の趣味・自己満足。
しかも学会として主張を出したという。
見てないが、せいぜいどこかの政党の受け売りになるのがおちではないか。
帝大を後ろ盾に「これが学問だ」と言い張ってきた時代はもう過ぎた。
和田先生や高橋先生がそれをつぶしてしまったが、その次の世代はまだそれにしがみつこうとしてるようだ。
復古の時代かもしれない。
権威が欲しいのだろう。
しかし農水省も農業経済学会を嫌ってる。
またその農水省の権威も形無しになって久しい。
権威が欲しい人には冬の時代だ。
そんな時代をリベラルに生きたのが、金沢・和田・増田・などのこの研究室。
まーそれはそれ、出席しておどろいた、出席者の中で私は若い方。
70代・80代も。50代末の私はヤンゲスト。
現役を退いて10年から20年といった人たち。
松田藤四郎、暉峻衆三、磯辺俊彦などなどだから、推して知るべし。
聞けば金沢宅に時折集まってる勉強会グループとのこと。
収穫は、内圃・外圃に詳しい田中洋介、鈴木福松等がいたこと。
まだかくしゃくとして昔取った杵柄を語ってもらった。
他にもたくさん昔の名前が並んでいたが、
現役を離れて久しい人は、自分の学問への考えがピュアに出ておもしろい。
正直勉強になった。
収穫の多い、米寿の会だった。
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真言
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