今日の一貫

新潟県 普及60周年記念パーティ  生産調整雑感

11月9日
新潟県農業普及60周年記念祝賀会。
内輪の記念行事といった感じ。
和気藹々と、OBも含めた懇親会がメイン。

普及のおかれてる状況は厳しい。
しかし農水省農政の中でソリューションを見いだせないのかも知れない。
もっと独自性を持って、自らの地域の問題へ取り組めば、この組織イキイキするのにと思う。

新潟は米が中心。
しかし、農業産出額低迷。
米の過剰作付けで頭を痛めてる県の一つ。

しかし、もともと、過剰作付け問題を作ったのは農水省。
稲はどんどん作って良いと私は思っている。
その代わり自分で販売せよ。
自己責任、ということだ。
新潟は全農の良い子だから、余った米は政府がほとんど買ってくれた。
農協が過剰に集めたのなら、その分農協が売れば良いだけ。
売れないなら、農協は集めなければ良いだけ。
集めておいて、政府財政に頼るのは如何かと思う。
むしろ、こうして「やる気」をそぐ政策の方が問題なのだろう。

また、どんなに締め付けても過剰になる、というのが、何年も続いている、
特に、最近はその傾向が著しい。

ということは、人為や政策でどんなに締め付けても、生産調整はうまくいかないと言うこと。それはこの政策スキームのどこかに欠陥があると言うこと。
欠陥があるかもしれないものを、締め付けとバラマキあめ玉手法を繰り返すだけでは、この国の稲作がおかしくなってしまうのは、誰もが理解できることではないだろうか?
実際おかしくなっている。

どうすればいいのか、新潟の普及員の皆様、農水省の下請けにならずに自分でソリューションを考えて欲しいもの。
またできると思うのだが、、。

コメント一覧

陳廷貴
日本の農業普及
はじめまして、JSPS研究員として九州大学に在籍じていた陳と申します。今日本の農業普及システムを勉強しています。よろしかったら、当日の講演原稿をメールで送っていただけれませんか。よろしくお願いいたします。
lmwctg2000@yahoo.co.jp
新潟のひつじ
御講演をありがとうございました
先生には天候が良くない中、新潟までお越しいただき、ありがとうございました。
講演内容もいろいろ示唆に富んだ内容で、これからの私どもの業務や考え方に大変参考になる内容だったと思います(いつものことながら、レジメの半分くらいまでで時間切れになってしまいましたが)。
でも、先生の本音はこちらのブログに書いてあることなんでしょうね。私どもも法律上の必置規制がなくなり、かなりの部分県の裁量で活動するようになり、「独自性を持って、自らの地域の問題へ取り組」んでいるとは思っているのですが、まだまだ足りないのでしょう。また、いろいろ御指摘いただければ有り難いです。
それと、今回のお話の中で、外圃・内圃の考え方が今ひとつよく理解できなかったものですから、またの機会にお話を伺いたいと思います。

このたびは、本当にありがとうございました。
なお、本当に久しぶりに先輩・後輩が一堂に会しましたので和気藹々の懇親会になってしまったことは御容赦ください。
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