朝早く新幹線で、栗原市長期計画の小委員会へ。
お補るをいただいて、大学へ戻り。公開講座のレジメと、パワーポイント作成。4時過ぎには大学を出て会場へ。17時到着。
そんなわけで、
レジメをあげておくことにしました。最後の集積としての観光業、食産業ははなせませんでした。
060926宮城大学事業構想学部公開講座
「地域づくりと地域起業のビジネスモデル」 大泉一貫
Ⅰ、地域づくりについて
1,地方を取り巻く環境
財政難、少子化、合併、道州制、地方分権、陳情・要請型から協働・創造型へ
成熟社会、選択し個性を発揮、 しかし、皆不安を抱えている
2,自立ということ
東北・北海道は遅れているという意識先行。中央政府に依存する精神構造を作り あげてしまった。
特に経済。
WEF、競争力を高める二つの方策(米国型と北欧型)
①技術開発力、②公的制度がうまく機能しているか?③マクロ経済の運営がう まくいっているか?(米国型は①が中心)
成熟小国と日本の違いは考え方の違い、
3,自立としての地域づくり
Ⅱ、地域起業のビジネスモデル
1,ビジネスは仕組みでするもの
グローバルシステム IRM、SCM、CS理論、SPA。
商業・流通という仕組み(IT、チェーンストア理論)
中心市街地の空洞化、家族経営の駆逐
2,多様なビジネスの仕組み
浅草と京都は観光という仕組み、
地域事業という仕組み、社会事業の仕組み、
調達集中主義のダイエーの破綻、CS理論の逆回転、
ソウル東大門市場の対面販売、家族経営
3,地域づくりビジネスの事例とその共通性
①起業が増加するみんな社長になれる 個の時代。
女性起業が増えている、ネット社会、視聴率、組織票の崩壊、小さな組織、だか ら起業
1円起業、千葉県と茨城県の農業の違い、産地の概念(一人でも産地)、本の注 文、
市場が一億総中流市場から二極分解へ(アッパーマーケットとボリュームマーケ ット)
情報化社会と小口流通化が大会社を駆逐、贅肉が必要とされなくなった時代
②生活と隣人を大切にするビジネス
女性起業の内実、気づきと発見、直売についての経験、生活に根付いた活性化、
農家レストラン、隣人を大切にする思想(隣の消費者)
知恵を増幅するビジネス、フィンランド・ノキア
地域の時代を主導するのは、創造の精神、知恵や知識が重要な社会
③感性や身体性の時代へ
おいしい・楽しい・いやされる
感性・身体性、旬や地域食材、草取り、那須塩原
④多様性が社会のベースになる(開放と他者や善意の容認)
個々別々だから違いが出る、違いが大きくなる社会、差異と格差の違い、
それをどうクリエートするか? 共生可能性、デューク・エイセス
コミュニティ(アルベールビル)、リナックス、ウイキペディア、
⑤有利と不利とは相対的なもの 平地から中山間へ
中山間地は条件不利地ではなくなる,都市から農村、
あのころ不要だと判断したものが今大事に
4,地域発信ベースビジネスのコンセプト
①ベースとするロジック
都市化、工業化、西欧化 → 農村化、農業化、日本的なもの
豊富な物資の供給 →人々の選択の可能性の拡大へ(大量社会 → 成熟社会)
理性 → 感性
拘束・規律・啓蒙 → 解放性・信頼・自発性
規格化・画一化 → 多様な価値観の共生
隣と同じものが欲しい→自分らしいものが欲しいへ
集団・組織の時代→個の時代へ
マスマーケティング → ロイヤリティマーケティングへ
近代社会 → 脱近代社会へ
②人間サイズ、生活・隣人、感性、多様性、信頼、のビジネスは通常ニッチ
ニッチビジネスは、グローバルにならないか?
デンマークの事例
5,地域起業のビジネスモデル
第1段階 成り行きモデル
第2段階 成り行きモデルの法則化(顧客対応、MKT対応、農家レストランの課題)
第3段階 グローバルシステムの隠し味(IT化)
事例 商店街活性化(町内会のSC化)、地産地消費のIT化、
隠し味(ウオルマートの成功と課題 泥臭いヒューマン上アー)
6,グローバル社会と地域起業のビジネスモデル
道州制と生活圏の共存
グローバル市場とニッチ市場
OSとソフト(IRM)
ソフトは常に成熟社会対応、ヒューマンウエアーで
7,地域の継続的成長を目指して
知識の集積と伝統化、
8,事業構想ということ
知識が重要な資源となる社会、知識の集積
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