今日の一貫

講演内容を文字に起こしていただきました

先般の講演会、内容を起こしていただいた。

テーマは「これまで何を考えてきたか」といったソフトなものをいただいた。

「明日の農業はどうなるか」といったハードな講演テーマの中に、たまにこうしたソフトなテーマが混じることがあって、私にとってもありがたい話と思っています。以下ほんの一部ですが、

 

何を考えてきたかって言うとね、食べ物をどう作るかってことですね。

人間が生きてる限りやっぱり食べ物への欲求と言うのは常にあるし、また高度化していると考えてみたらね、その食物を供給するにはですね、その時その時のいろんなやり方があるだろうと思うんですけどね、そのいろんなやり方って言うのには、まぁ人間が考えるわけですから、ある種の法則もあるだろうし、あるいはある種の感性に基づくものもあるんだろうと思うんですね。だけどわたしからしたら、もっと美味しいものが食べたい、料理によく合うのがいい、なんてことをついつい考えてしまうわけですよ。

それでその農産物を作っている農業を見るとね、まだまだもっといいやり方があるんだろうなと、こういうことをついつい考えてしまうんですね。じゃあもっといいやり方って何なのかって言うことを一生懸命考えて提案したり、それから実践したりといったことを続けてきたのがこれまでの人生ですかね。

その際には、自分がもっとうまいものを食べたいということよりも、作ってる人がもっと儲けられたらいいのになーと言ったことの方が、はるかに大きなことでしたね。

というのも、衣食足りて礼節を知るというか、私には、しっかり商売できてる農業者でないと、いいものは作れないという、いわば順番のようなものがあって、うまいものを作るなら、まずプロの農業者じゃないとダメだろうというのはどうしても外せないことだったんですね。いわゆるプロ意識というんでしょうかね。

実際、いいものを作ってる人は、大体が経営もきちんとしていますね。経営が良くてもいいものを作れていない人もいるけれど、逆に、経営がだめでもいいものを作れる人は、それはたまにはいるかもしれないけど長続きせず、社会から消えていってます。だから、いいものを作る人の最低条件は、プロ意識を持つ人ということですね。

その際には常に現場主義と言いますね実際に農業やっている人、食品を供給している人たちの話を聞いてですね、それで可能性をその中からあぶり出して。そーゆーやり方をとっていたわけです。しかもそのやり方はねあの自分自身でも例えば瓜の会なんてことですね実際にやってそれでホテルやレストラン、要するに外食ですよね、それと農家を結びつけて、さーどうなんだと言うですね。そのことによって新しい商材に対する気づきを作っていくと言う事ですね。そんなことをよくやってきました。

 

 

 

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