今日の一貫

農水省改革チームが始動

農水省改革チームが2日始動した。

8日に第二回目、、水曜日朝が会議日のようだ。
目的は、今回の事故米の不正規流通問題を踏まえ、国民視点から、農林水産省の業務・組織の見直しについて検討を行う事とされている。

2日の石破農林水産大臣の訓辞は以下のごとき。

「自分にも自戒していることだが、政治家、公務員は公のために尽くす仕事であり、公の意識がないのであれば両者ともに辞める必要がある。
そのような思いをもって、農林水産省のあり方について内外から様々な批判・指摘がある中、現在の組織が国民全体の視点に立った業務を遂行できているか点検・検討した上で、消費者、生産者、そして海外からも評価される新しい組織を目指し、農林水産省改革案の策定に全身全霊をもって取り組んでほしい、」

今後、以下の課題が議論されることとなったという。
[1]各部局が行う業務内容の改革のあり方
[2]国民視点に立った政策決定プロセスのあり方
[3]政策実行過程における国民視点に立った説明プロセスと意見反映のあり方
[4]国民の安全・安心が脅かされる事態を予防するためのリスク管理及び発生した場合の危機管理のあり方
[5]職員の意識改革と資質向上のための徹底的な対策のあり方
[6]職員の意識改革が永続するための取組のあり方
[7]国民視点に立った行政を円滑に遂行するための組織のあり方

我々大学人のファカルティディベロップメントのようなものか?
ときに、こうしたことを考えるのも良いものだと思う。
また大学の経験から言えば、システム化し毎年、反省し足下を見つめる機会を設けるのが良いのではないか?

エリート?官僚が、こうしたことを考えようとするのは、最初は気持ちに馴染まないものがあるかも知れないし、自分たちがやるべき事かと感じるかも知れないが、ルーティンにしてしまえば、何と言うこともない。
政治家に翻弄される施策でもなく、、官僚の既得権益を守るための施策でもない、何かがそこからは生まれるのではないか?

11月には、結論を得るというのも良い。
が、、これで終わりにするのではなく、毎年、2週間ぐらい省をあげて議論し、内容を公表するのも良いものではないか?
上下関係と自分たちの指導業界との関係でしか発想できなかったのが、横の関係や若手の発想を得て、意外とこれまでとは異なった発想が省内に広がり共有できる様になるかも知れない。
自民党農林族、選挙対策で、もう霞ヶ関対応どころではなくなっている今が、改革には良い。

コメント一覧

龍馬の父
人間回帰とは・・・
先生ブログ、いつも拝読致しております。
たまに、誤字があるのはご愛嬌といったところでしょうか?
それだけ先生が本気で語りかけていると信じております。
ところで先生の8日のブログコメントでなぜか小さな論争が始まっております。先生もコメント頂けたら幸いです。
皆さん共にこの国の将来を憂いて、何か良い案を導き出そうとしているのです。とても素晴らしいではありませんか。
やはり、話し合いがなければ、物事が一方的に決済されてしまうかもしれませんし、殊に利害が絡めば押し合いになりがちです。でも、考えてみて下さい。所詮、我々はこの国に住まわせて頂いている身なのです。古い話ですが、亡くなった親父の遺産の件で、死亡二年後に国税局がやってきました。小さくても企業の代表だった人の残したものは、自分には余りあるものでしたが、世間話を色々していく中で最終的な相続の形態について伺った所、税務官の方に「財を引き継ぐ人が居なければ、最後は国に償還するのです」と言われました。当時は、色々な意味で驚きました。しかし今は、それはそれで当たり前の事だろうと考えるようになりました。なぜなら、自分は「日本」に生まれ、日本の教育をさせて貰ってきた「日本人」なのですから・・・。
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