ハニカム薔薇ノ神殿

西南戦争の現地記者の歴史漫画を描いてます。歴史、美術史、ゲーム、特撮、同人誌の話他

【田原坂総攻撃編!】連載「雲よ、伝へて!明治報道奮戦記 其の八」ー3

2024年10月26日 | オリジナル歴史漫画
コメンタリー連載「雲よ、伝へて!」その3です

官軍の総攻撃が始まってしまいました
一方、高瀬の宿(記者用)
山縣さん、とは山縣有朋。福地源一郎は山縣の書記です。








ーーーーーーーーー
本日のページは犬養毅、木堂の記事の中に出てくる記述から
第八報の「戦地直報」
篠田鉱造の「明治新聞綺談」を参照にしながら
引用します。

時に官兵の傷を負うて退き来る者に会う
曰く誰ぞ
答えて曰く新聞記者なり、と
官兵予輩の神色自若たるに驚きかつ教えて曰く
子(君orお前)が服装に官の章なし、恐らく我党にうたれん
もしこれより一町を進まば両軍対戦の中央に出るの道なるゆえ
請う このところより退き別に本道より進んで官軍の背後に出よと


医者やってる友人が「ペニシリン無い状態で治療しろと言われても絶望しかない」
だそうで。我々は進歩した医療に生かされてるんですね…。

薩軍本営にたどり着くこともできず撃たれてしまった飛高
さてどうする

(続く)



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