先週の土曜日(4月23日)、私たちが3年余やっている「けいはんな市民雑学大学」では、第35回講座として表記の「化学物質過敏症から学ぶ住まいと生活環境」を行った。
市民教授は、技術士・建設コンサルタントの岡田鉄三さん、一級建築士の山川元志さんである。その概要は、別の「地域SNSけいはんな」に書いたが、ここでは、事前に二人にお願いした時に伺った話、それらは講座で大方話されたが、残った話、まあ「余録」とも言えるいい話もあったので記録しておきたい。(若干、講座で話された話も含む)
・化学物質過敏症とは、いわゆるシックハウス症候群をこえる症状で、自然の木材板等からの放出物質(化学物質)にも反応することがある。
・岡田さんの奥さんの場合、目のチカチカから眼科に行き、色々検査の末、化学物質過敏症ではないか、となった。現在、化学物質過敏症の外来は眼科になっている。(考えてみると、眼は最も鋭敏なセンサーである!)
・木材板放出物質でも、個人に対する反応は違っていて、一方では香りよく気持ちよいと感じる人がいるかと思えば、他方で過敏症もいるのだ。そういうことを判定するのは生身の人間以外にはない。
・木材の有害域に達する化学物質の放出は、樹木においては、春の芽吹きから青葉の頃が一番だ。(注:春に森に入ると「気が狂う」という言い伝えもある。私注:考えてみると、春は、樹木は旺盛に香気を放って虫などを近づけないのではないか。その香気に人間も当てられるのだ。フィトンチッドなども限度ものだ。)
・一方、木材への空気中の有害物質の吸着能力も考える要がある。材木・小口の年輪管空間はそれら有害物質を吸着しやすい。
・いづれにせよ、インテリアとしての木材利用は、「面的に」広域に及ぶより「線的に」狭い面積に留めた方が良い。
・壁は、面的木材でも漆喰でもなく、珪藻土が湿気の調節をしてくれて良い。空気の湿度は中程度(50~60%)が良い。
岡田、山川さんは、微量多種化学物質の存在で問題な建築は、国会議員会館、東京都庁庁舎、各種病院・・・、問題な場所は、富士山頂、山中、北極・・・
岡田さん曰く、化学物質過敏症にかかりやすいのは、潔癖症の人、自動車に長く乗っている人、女性(?)・・・と言う。自動車の内装は化学物質まみれのようだ。
昔からある「転地療法」も考えたら良い。海べり、暖かい所、温泉のある所など・・・。
更に研究していきたい。
市民教授は、技術士・建設コンサルタントの岡田鉄三さん、一級建築士の山川元志さんである。その概要は、別の「地域SNSけいはんな」に書いたが、ここでは、事前に二人にお願いした時に伺った話、それらは講座で大方話されたが、残った話、まあ「余録」とも言えるいい話もあったので記録しておきたい。(若干、講座で話された話も含む)
・化学物質過敏症とは、いわゆるシックハウス症候群をこえる症状で、自然の木材板等からの放出物質(化学物質)にも反応することがある。
・岡田さんの奥さんの場合、目のチカチカから眼科に行き、色々検査の末、化学物質過敏症ではないか、となった。現在、化学物質過敏症の外来は眼科になっている。(考えてみると、眼は最も鋭敏なセンサーである!)
・木材板放出物質でも、個人に対する反応は違っていて、一方では香りよく気持ちよいと感じる人がいるかと思えば、他方で過敏症もいるのだ。そういうことを判定するのは生身の人間以外にはない。
・木材の有害域に達する化学物質の放出は、樹木においては、春の芽吹きから青葉の頃が一番だ。(注:春に森に入ると「気が狂う」という言い伝えもある。私注:考えてみると、春は、樹木は旺盛に香気を放って虫などを近づけないのではないか。その香気に人間も当てられるのだ。フィトンチッドなども限度ものだ。)
・一方、木材への空気中の有害物質の吸着能力も考える要がある。材木・小口の年輪管空間はそれら有害物質を吸着しやすい。
・いづれにせよ、インテリアとしての木材利用は、「面的に」広域に及ぶより「線的に」狭い面積に留めた方が良い。
・壁は、面的木材でも漆喰でもなく、珪藻土が湿気の調節をしてくれて良い。空気の湿度は中程度(50~60%)が良い。
岡田、山川さんは、微量多種化学物質の存在で問題な建築は、国会議員会館、東京都庁庁舎、各種病院・・・、問題な場所は、富士山頂、山中、北極・・・
岡田さん曰く、化学物質過敏症にかかりやすいのは、潔癖症の人、自動車に長く乗っている人、女性(?)・・・と言う。自動車の内装は化学物質まみれのようだ。
昔からある「転地療法」も考えたら良い。海べり、暖かい所、温泉のある所など・・・。
更に研究していきたい。
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