西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

大震災の避難所地域に永住2割という

2011-04-27 | 時論、雑感
今朝の『朝日』朝刊(大阪本社版)一面(調査結果)によると、「西日本・北陸地域」に避難した人の約2割(5人に1人)の人達は「避難先に永住したい」と言う。やむを得ないと思う。

元々、過去を振り返ると、動物である人間は、より安全な地域に絶えず移動して生き延びてきたのだから。

つまり移動が、人間の行動の基本の一つと言ってよい。

東日本大震災で避難した被災者全員に、ずっとそこ(元の所)にいろ!、と言うのは「酷」である。

新たな、より「安全な」地域に移りうる人達は当然移って良いのだ。

しかし、歴史的に農耕社会に移ってから定住志向が定着して、約8割が、出来れば「故郷に帰りたい」と言っているのではないか。

で、故郷に戻るにせよ、新天地に移住するにせよ、新しい生活様式を取らざるをえないだろう、と思う。

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