西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

自分の体験や理論を世界に発信しよう

2011-04-28 | 地域居住学
日本は、大昔は、まあアジア大陸から移り住んだ人々が大半を占めるのでは、と思うが、大和に政権が出来てから遣隋使、遣唐使を通じても律令制度を受け入れ、仏教を受け入れ、漢字を受け入れてきた。

江戸末期、明治時代は主に西洋より多くの制度や考え方を受け入れた。第二言語として英語、ドイツ語、フランス語を受け入れた。旧制高校でも文科でも理科でも文甲(理甲)は英語、文乙(理乙)はドイツ語、文丙(理丙というのはあったのかな)はフランス語を主外国語とした。

太平洋戦争終戦後は、まあ「アメリカ一辺倒」になり、現在まできている。

ところが2011年3月11日からは、日本のモデルは、完全になくなったと言ってよい。
現在、日本には、中国もヨーロッパもアメリカ合衆国も、もはや先進モデルにならないのだ。日本が何事につけ世界最先端をいっているのからだ。高齢化率も世界最高、少子化率も最高に近い。人口も減る傾向にある。こういう「先進国」は日本だけである。

そのうえ、東日本大震災、レベル7の原発大災害、こういう複合大災害も世界初ではないか。

こういう時、正に自分の頭と体で、モデルを何処にも求めず、自ら進むべき道を求めなくてはならない。こういうことが次々起こることが予想される他の先進国だけでなく新興国にもモデルとならないといけない。

それが、歴史的恩返し というものであろう。

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