西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ロンドン報告(34)ハムステッド田園郊外視察-15最初の開発住宅

2005-10-01 | 地域居住学
HGSの最初の開発住宅は、北西の端のほうにあった。壁に貼ったブルー・プラークならぬホワイト・プラークにそのことが示されている。その内容は「HGSに最初に建てられたこの二軒の家には、1907年と50周年記念の1957年にロンドン市長が訪れた」というものである。これを見て、又この二軒のHGS全体の位置を考えて、又、絹谷先生を思い出した。(「ロンドン報告(33)」を参照)やはり香里団地の開発順序というお話しを聞いた記憶がよみがえってきた。絹谷先生は「団地の骨格が出来たら住宅は、なるべき便利な駅などから一番遠い所から開発すべきではないか。そのことで最後に整備する中心部の価値が自然と順次上がっていく」という趣旨を言われたのである。このことも、このHGSの開発順序(調べること!)から学ばれたのかもしれない、と思った。

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