なんでもメモ★もの忘れ防止に特効薬はない

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2013-06-22 国立劇場、紅葉狩

2013年06月22日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

国立劇場が毎月行っている「歌舞伎鑑賞教室」に行ってきました。

歌舞伎というと値段が高い、という印象がありますが、この鑑賞教室は廉価。

1等席3,800円、2等席1,500円。2等席は3階の座席ですが、とてもよく見える。視点が上からなので違和感はあるだろうが、慣れてしまえば遜色はないでしょう。

鑑賞教室とはどういうものか考えずにいたので、入ってみてびっくりしました。

1階席は中学生か高校生なのか、若い子たちがぎっしり。開演直前までわいわいがやがやと、歌舞伎座とは大きな違い。

歌舞伎界が若いファン層をつくるために一生懸命やっていることがよくわかります。

開演とともに場内の照明が落とされて、真っ暗になった。学生たちは何が始まるのかとシーンと・・。

すると大音響によるJ-POPの音楽がはじまる。女子学生たちが騒然となった。(福山正治のテレビドラマ「ガリレオ」のテーマ曲だったようだ)

しばらくすると、舞台にスポットライトがあたる。そこにはイケメンといわれる中村隼人くんが立っている。

ここから、鑑賞教室の解説がはじまる。トークの相手は中村虎之介くん。

隼人くんは19歳、虎之介君は15歳だと自己紹介すると、場内はまたまたキャーッと歓声があがる。見慣れた様子ではないが、これも一興。

常盤津、長唄、義太夫の違いは三味線の棹の太さなのでしょうか。「ガリレオ」のオープニングテーマ曲を三味線で引き比べました。音の高低が違うようです。

 

この紅葉狩という演目は、能をアレンジした舞踏劇です。時代は平安期、武将・平維茂が信州戸隠山の鬼女を退治したというお話し。

更科姫が二本の扇を使った舞は華麗です。また、常盤津節、長唄、義太夫節の掛け合いによる演奏が舞台を一層盛り上げます。

<配役>

更科姫 実は戸隠山の鬼女/ 中村扇雀

平維茂/ 中村錦之助

山神/ 中村虎之介