７/１ 駆け抜ける歓び

BMWのリヤウィンドーに貼られた小さなステッカーには、日本語でそう書かれている。
エンジンが気持ち良い。個人的には２．５Lの直６DOHCの音が好きだ。軽やかでいて力強い。ユーザー車検を終え、高速を走らせてみて改めて必要にして充分なエンジンと感じた。

３年前、クルマ買い替えのためディーラー回りをしたが、BMWは試乗にポンと３日間貸してくれた。走らせれば、それも様々な場面を自由に体験させれば違いが解るというメーカーの自信なのか、それともセールスのかってな裁量なのかは知らない。他メーカーはどこであれ、そんな試乗はできなかった。

アウディのデザインは飛躍的に進歩したと思う。送られてきたDMのA6アバントの洗練されたラインはドイツ車のなかでは際立っている。３年前に試乗したA4クアトロのレザーシートの作り込みには思わず魅入ってしまった。無理を言って高速の試乗をさせてもらったが同乗したセールスは携帯がよくかかって来て、そわそわと早く帰りたそうだった。エンジンは３．２L、４躯。充分に早かったがアクセルを開けたときの感覚が自分に合わず、セールスの対応とともに購入対象から外れた。

ボルボのシートは疲れない。１年ほど前、信号待ちで追突され、修理期間の２週間、代車となったV７０のレザーシートは北欧家具のようなデザインとともに何時までも座っていられる優れものだった。３年前にはクロスカントリーを候補に上げ、何回か試乗にいったがエンジンになにも感じなかった。エンジンさえ気にしなければ、シートに座ったとき、やさしく包み込まれるような感覚はほかにはないように思う。

フォルクスワーゲンのパサートW8はちょうど発表されたばかりで試乗車はなかった。V6４モーションは早いには早いがエンジンに感動はしなかった。先進的なW8は結局試乗できなかったが感覚的なものは同じだろうと思う。デザインはシンプルで愚直、好感を持てるが・・・・無骨かな。ゴルフはあんなにデザイン優れてるのに。


自分の理想とするクルマは、アウディばりに洗練されたボディとBMWのエンジン。ボルボのゆったりして芯のあるシートにワーゲンの愚直なまでに手を抜かない作り込み。それでいて国産車並に安い部品と工賃。


スノーモビルのエンジン、音聞きたくなった。いろんなやつ。


７３．６