前回に引き続き、台風近づく大雨の中東京国際映画祭を観に行ってきました。
思い出の西幹道(仮題)
(HPより抜粋)
文化大革命の影がまだ色濃く残る1978年の中国。北部の小さな町を舞台に、少年ファントウの人生を変える鮮烈な記憶を、美しい冬の風景と共に繊細に描き出した秀作。ロウ・イエ監督の美術監督として知られるリー・チーシアン監督の長編2作目。
今回の劇場はスクリーンから遠く、また通常演劇の用途で使われている為かスクリーン自体が小さかったのが不満だったのですが、当時の北部の街の空気が伝わってくるような、良質な映画でした。主人公の青年達が住む街は決してきれいではないものの、とても絵画的に感じました。故意に演出したようなドラマ的な展開でないのもよかったですね。食卓に出て来た料理がなんかうまそうでした
また配役が良かったです。工場勤務をさぼってブラブラするうだつのあがらない兄ちゃんや、絵を描くのが好きな素朴な弟、母親役の人は演技経験がない方だというのにも驚きました。
監督は学生時代からこの映画を着想し、12年後の現在に完成にこぎ着けたそうです。当時の彼女にこの話のストーリーを語ったところ、涙を流して感動したとの事。それがこの映画の脚本家であり、共に来日された今の監督の奥さんでもあるそうです。なんとも感動的な話ですな。
またこの映画では非常に引きの画面で撮ったショットが頻繁にでてくるのですが、これは主人公でもある子供の目線、純粋な目線を表現しているとの事でした。またお兄さん役の人と恋仲になる女性役を演じた女優さんが今回のティーチインにも参加していたんですが、遠い座席からみても非常にきれいな方でした。映画の中では地味な風貌だったのでなおさらそう見えたのかもしれません。
1027思い出の西幹道_SATI14 posted by (C)tiff_photo_gallery
この作品はコンペディション部門に参加されていて、審査員特別賞に輝いたそうです。日本でも来年公開になるそうです。また観に行こうかなと思います。
また文化大革命近辺の中国を描いた作品といえば、こちらも素晴らしい映画です。
この映画は当時劇場に観に行ったのですが、本当に胸に迫る、何度見てもいい映画なので、ぜひ一度でいいので見ていただければと思います
★追記★
08年6月14日より、ユーロスペースで新たに『1978年、冬。』というタイトルで公開が決まったようです。タイトルは思い出の..の方が良かったような気もしますが(1978と言われても、中国の1978年と日本のそれは違うので、ピンとこないような)、この機会にぜひ!
公式サイト
クリックしてくれて謝謝
「犬小屋の中へ」オフィシャルHP・M's FORMAT
思い出の西幹道(仮題)
(HPより抜粋)
文化大革命の影がまだ色濃く残る1978年の中国。北部の小さな町を舞台に、少年ファントウの人生を変える鮮烈な記憶を、美しい冬の風景と共に繊細に描き出した秀作。ロウ・イエ監督の美術監督として知られるリー・チーシアン監督の長編2作目。
今回の劇場はスクリーンから遠く、また通常演劇の用途で使われている為かスクリーン自体が小さかったのが不満だったのですが、当時の北部の街の空気が伝わってくるような、良質な映画でした。主人公の青年達が住む街は決してきれいではないものの、とても絵画的に感じました。故意に演出したようなドラマ的な展開でないのもよかったですね。食卓に出て来た料理がなんかうまそうでした
また配役が良かったです。工場勤務をさぼってブラブラするうだつのあがらない兄ちゃんや、絵を描くのが好きな素朴な弟、母親役の人は演技経験がない方だというのにも驚きました。
監督は学生時代からこの映画を着想し、12年後の現在に完成にこぎ着けたそうです。当時の彼女にこの話のストーリーを語ったところ、涙を流して感動したとの事。それがこの映画の脚本家であり、共に来日された今の監督の奥さんでもあるそうです。なんとも感動的な話ですな。
またこの映画では非常に引きの画面で撮ったショットが頻繁にでてくるのですが、これは主人公でもある子供の目線、純粋な目線を表現しているとの事でした。またお兄さん役の人と恋仲になる女性役を演じた女優さんが今回のティーチインにも参加していたんですが、遠い座席からみても非常にきれいな方でした。映画の中では地味な風貌だったのでなおさらそう見えたのかもしれません。
1027思い出の西幹道_SATI14 posted by (C)tiff_photo_gallery
この作品はコンペディション部門に参加されていて、審査員特別賞に輝いたそうです。日本でも来年公開になるそうです。また観に行こうかなと思います。
また文化大革命近辺の中国を描いた作品といえば、こちらも素晴らしい映画です。
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この映画は当時劇場に観に行ったのですが、本当に胸に迫る、何度見てもいい映画なので、ぜひ一度でいいので見ていただければと思います
★追記★
08年6月14日より、ユーロスペースで新たに『1978年、冬。』というタイトルで公開が決まったようです。タイトルは思い出の..の方が良かったような気もしますが(1978と言われても、中国の1978年と日本のそれは違うので、ピンとこないような)、この機会にぜひ!
公式サイト
クリックしてくれて謝謝
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そんなに忙しくない私なのに、映画も全然観てないや。。
なんだか煮詰まり気味なので、お薦めの「太陽の少年」つたやで探してみようかな。あるかな・・。
太陽の少年、単館上映だったんでツタヤでも大規模なお店でないとないかもしれません。もしあったら是非見てみて下さい。
一緒に夢を紡いだ監督夫妻の話が映画化されたら感動するだろうな~♪ステキ