台湾屋台料理を巡る （6・最終回）

しばらく休んでいた台湾屋台料理特集ですが、今回で最終回です　都心からちょっと離れて、千葉県の市川～船橋エリアになります。

新台北（JR市川駅　南口より3分）

市川駅の南口を降りて、右手に進む。やや人気の少ない路地に面したところにあります。店内は狭いものの雰囲気のある店舗です。ご主人は台湾出身で、腸詰め他、冷菜類が充実していました。大根餅をたのんだのですが、美味しかったです。

大根餅
まだ手を出せていないものの、中心のくぼみにフカヒレのスープが入ったチャーハン（1200円）はかなり魅力的でした。


月満楼（JR市川駅　南口より3分）

新台北のと同じ通りの、左側にあるお店です。いかがわしいお店の近くにありますが、店舗の中は明るくにぎやかめな内装。「新台北」とはお互い太陽と月といった感じでしょうか？　前回紹介した、排骨飯も食べられます。

月満楼の排骨飯
魯肉飯は純粋なそぼろご飯で台湾の本場の味とは違ったものの、後をひくような味付けで美味しかったです。量が多い上に値段が300円と格安。ただ、空席が沢山あるのにも関わらず、両隣が煙草を吸いまくっている連中の席に案内されたのにはちょっとカチンときました。隣の席でケバめの女性たちが一つの魯肉飯を2人で分けて食べるのを見て、ナイスアイデア、と手をたたいてしまいました。


慶龍（JR船橋駅より徒歩15分）

駅から徒歩約15分と、かなり遠い距離を歩いた繁華街の外れにあるのですが、ネット上での評判も大きく、本格的な台湾料理が食べられるお店です。料理を食べていると店長さんが気さくに話しかけてくれました。店主さんは日本に来て25年になるそうです。同じ船橋に弟さんの経営する「億龍」というお店もあるらしく、そちらにも行ってきました。牡蠣の素麺は日本風にアレンジされていますが、濃厚なダシが利いていて美味しいです。

牡蠣の素麺と豚脚の煮込み
また量が多めだと思う方にも半分で注文する事もできます。コース料理は未注文ですが、かなり上々の評判で、また行きたくなるお店の代表格です。


億龍（京成線大神宮下駅より徒歩約15分）

慶龍の店長の弟さんが経営されている姉妹店（それぞれ兄と弟さんでやっているので兄弟店？）です。船橋ららぽーとのすぐ近くにあるのですが、最寄りの大神宮下駅から徒歩で行くとなると、かなりの距離、人気のない路地を歩いていかなければなりません。見つけたときは、えっこんな場所に、こんな界隈が！とびっくりしました。
こちらでは乾麺（汁無しそば）をいただいたのですが、台湾風ペペロンチーノといった感じでしょうか。麺ののどごしもよく、かなりくせになる味わい。もっと近ければ頻繁に足を運んでいるでしょう。
帰りのご挨拶も慶龍と同じようにしてくれるのですが、お兄さんと声がそっくりでした。

以上をもちまして、ひとまず台湾屋台料理巡りを締めくらせていただきます。記事は随分前に終わらせたのですが、当時躍起になっていたせいか、口内炎が2つもできてしまいました。「普通の食生活に戻ります！（キャンディーズ風に）」

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「犬小屋の中へ」オフィシャルHP