パンと雑貨のちいさなIPPO 

愛媛県砥部町で、夫婦で手作りの小さなパン屋をしています。

大家族

2014年03月16日 | 日々のできごと

こんにちは

今日は私の家族のお話~

私の(一緒に住んでいる)家族は、現在人間6人と亀一匹。

内訳はこうです。

私の両親、夫、私、娘と息子。

 

結婚当初、私は姫路で夫とラブラブ新婚生活

子供が出来て3人暮らし。

パン屋の夢が出来て、「子供を見てくれる人がいないと、私は無理!」宣言。

夫、仕事を辞めて、私の両親がいる愛媛に移住。

引っ越してからしばらく別の住まいだったのですが、

近くにいるのに家賃ももったいないから、同居しないか?と両親。

夫、快くますおさんになってくれました

「子供は2人いる!店をする前に産まないと、店を始めてからでは産めん!」宣言。

めでたく二人目出産。

これで6人。

徳島の祖父が亡くなり、カメを引き取って、+1匹。

 

同居当初の私は、「私は居候…」と卑屈になっておりましたが、

今ではこうです。

「孫と一緒に暮らせて幸せやろ~

 

そう、なぜか大家族が減っている今…。

経済的理由から同居世帯は増えているという話も聞きますが、

私も、「すっかり親に頼って、子供も自分で見なきゃいけないのにまかせっきりで…

ああ、私って子育てちゃんと出来てないわ

と思っていたのです。

一人目が生まれた時も、母である私がすべてしなければならない

とかたくなに思っていて、ミルクは何時、おむつはこのタイミングで代える、

昼寝は何時に何時間、この時間にはお風呂に入れて、夜も早く寝かせて…

とまぁしんどいかぎり。

夫は協力的でしたよ、でも私、

「おむつ代えるのにそんなもたもたしてたら、風邪引くやろ」と

気が気でない

部屋は常に綺麗に、ちゃんとした母でないと

お友達も作らないと

でも自分の時間も欲しい

こんな状態での子育て。ストレスがたまらない訳がない

 

さて、ところ変わって現在の愛媛の両親宅で。

のんびり生まれた長男。

妊娠中から同居のお家。

生まれた時には、周りに5人。

かわるがわるに相手をしてもらって。

少々おむつ代えに時間がかかっても死にはしないと学習した私。

長男、騒音も気にせず、昼寝

 

長男が0歳のうちに仕事に復帰。

息子の面倒はほとんど母が見てくれていました。

申し訳ないな~と後ろめたい気持ちでいっぱいでした。

でも、一緒にすごしていくうちに、

子育てって母親一人でやらなくてもいいんじゃないの?

誰かを頼って、助け合いながらしたっていいじゃ~ん!!と思えるようになって…。

息子は当然ばぁばっこ

でもいいんです。

 

完璧な母親から10の愛情をもらうより、

ぬけた母親から愛情をもらいつつ、足りないところは父親、ジィジバァバ、近所の人から

すこしづつもらって、そうやって多くの愛情にふれながら生きていく方が、

子供は心豊かに育つ。という話を聞きました。

現代は物にあふれている。

おもちゃもたくさんある。幼児アプリまで出来た。

でも人は人の中でしか育たない。

 

ゾウだって、ヌーだって、ライオンに襲われそうになったら、

子供を中心に大人が周りを固めて守るんです。

「うちの子を一番真中にしてね~」「うちは海外に逃げますんで…」

なんて言いません。

ゾウの大人が自分勝手に行動したら…ゾウはあっと言う間に絶滅でしょうね。

 

人間だって同じだと思うんです。

自然界ほど危険じゃない、そう思うかもしれない、

でもスマホに気を取られている間に子供は道路に飛び出しているかもしれない。

ふと目を離したすきに、危険な目に遭う可能性は大いにある。

じゃあ母親は片時も目を離さずじ~っと見ていられるか。

無理です。兄弟がたくいさんいたら、手が回らない時もきっとある。

そんな時~!!

周りの大人の出番です

「危ないよ!」この一声で救われる子がきっといるはず

人間だって動物です。

子供は宝物。誰にとってもね。

 

だからいいんです。

大家族、頼ってもいいんです。

子育て、母親一人では出来ません。

むしろ一人でやっちゃいけないんです。

だから、大人はみんな子供に目をかけなきゃいけない

無関係だと思わないで、その辺の子をちょっと、

気にかけてやってくださいませ

「うちは子育て終わったから」「子供いないから」

本当にそうでしょうか。

「私の子」だけが子供じゃない。

子供は世界の宝物

地球は一つの大きな家族

なんてね

 

ではでは

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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