パンと雑貨のちいさなIPPO 

愛媛県砥部町で、夫婦で手作りの小さなパン屋をしています。

8月6日

2018年08月06日 | 日々のできごと

こんにちは

いつもグログを読んでいただき、ありがとうございます

IPPOはただいま夏休み中です。

8月16日(木曜日)から営業再開いたします。

 

今日は8月6日ですね。

広島に原爆が落とされた日です。

私の父はこの年の8月24日に生まれたので、もうすぐ73歳です。

私が生れたのが、昭和49年なので、終戦から約30年後くらいですね。

今は73年も経っているので、戦争ははるか昔の出来事のようですが、

私が生まれる30年前は戦争中だった、と思うと、なんか戦後~って感じですね。

 

今から30年前と言うと、年号が平成に変わった年。

ヒット曲はブルーハーツの「トレイントレイン」とか、ユニコーンの「大迷惑」とか。

私は14歳で中学生ですね。

30年って案外そんなに昔じゃないんですね

 

私が子どもの頃は「平和学習」も今よりは多かったし、

被爆者のかたも、今よりずっと若くて、大人の人も記憶に新しかったでしょうね。

今はもう直接体験されたかたも少なくなって、子どもたちに至っては

あんまり知らない、というのがほとんどなんでしょうね。

一応修学旅行は広島や長崎には行くけど。

 

話は変わりますが、先日、本当に何年かぶりに「風の谷のナウシカ」を観ました。

私の大好きなアニメランキング殿堂入りのアニメ。

曲もいいし、内容も、本当によくて、

ナウシカに出てくる、「ミト」の声を担当した、永井一郎さんも、

死ぬまでに1度は観ておくべき、と絶賛する、ジブリ作品です。

 

この映画が作られたのは、バブルに入る頃?かな。

なんせ今みたいに暗くない時代だったと思います。

そんな時代に、こんな文明や自然破壊で人類滅亡、果ては世界滅亡の危機を

テーマに(これ私の感じ方なので、そこは注意してくださいね

作りあげるなんて、宮崎監督はすごい

 

先日観たナウシカは、本当に強くて、優しくて、自分に正直な主人公でした。

今の映画の主人公ってちょっと心に闇を抱えているパターンが多い、ような気がする

コンプレックス抱えてる、とか、素直になれない、とか、こんな自分をなんとかしたい、とか。

で、結局、「ありのまま」に立ち戻っていく、みたいな。

いろんな事が複雑になったからかな?

とにかく若いナウシカにまたいろいろ教わった気分です。

自分の問題も、世界の問題も、ちゃんと向き合って考えて、エライ

(エライで終わらせるのもなんですが…

 

話が飛びますが、私は、というよりほとんどの人が戦争はしたくない、と思っていると思います。

「戦争反対

でもこの字面が、なんかこわいというか、違和感?というか、反対デモとか、

そういうの、たとえば一時TVで人気だったシールズとか、ああいう活動はとっても

分かりやすいと思うし、戦争にもっていこうとしている人に対してはアピールになると思うけど、

じゃあ参加するか?と言われると、な~んか違うような、これも違和感?があって。

もちろん、活動自体、悪くないと思っているし、えらいな、とも思う。

でも、なんかな~と思っていて、ナウシカを観た関連、とうか、

夫が図書館からある本を借りて来まして、それを読んでこの違和感が腑に落ちた

ので、このブログを書いたわけです。

長い前振り

 

その本は、岩波ブックレットの、高畠勲監督の「君が戦争を欲しないならば」という本です。

薄くて読みやすい本です。

高畠勲監督は、宮崎監督と一緒にナウシカを作って、「火垂るの墓」や「かぐや姫」の監督です。

岡山で講演をした時の講演を本にしたものなので、語り口調で、とても読みやすいのです。

「戦争」、というと、「賛成か」or「反対か」、みたいな感じですが、この本はそういうのとは

ちょっと違って、もちろん戦争は反対なのですが、そこに至る考えというか、

とにかくおもしろかった、おもしろかったという表現はおかしいけど、

なっとく~と思いながら、一気に読みました。

 

戦争反対か、賛成か、どっちなんだ~というのではなく、自分で考えて、

日々丁寧に生きていけるようになればいいなぁと思います

 

この日に多くの、本当に多くの人が亡くなって、そこから私が学ばないと

いけない事はまだた~くさんあるな~と思った、今日です。

 

ではまた~

 

コメント
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