出張のお供に

今日は、会社の仕事で静岡に日帰り出張。プチ出張となりますが、会社のオフィスで終わりのない仕事をしているよりは、外でそんな雑事を忘れてゆっくり出来る時間が持てるのはいいですね。ヽ（´∀｀）ノ

新幹線という文明の利器は、午後の打ち合わせにも、お昼からで間に合うというビジネス革命をもたらして・・・いや実際、もっとゆっくりでもいいんですけどね・・・忙しいビジネスマンは、移動時間を利用してお昼を食べることになってしまうのでありました。そう、駅弁です。最近、東京駅を始め、主要新幹線の駅には、各地域の有名駅弁を一同に集めるという情緒も風情もへったくりも無いことを始めております。牛タンや、海の幸や、すき焼きや、鳥めしなどという特産品がその場に行かなくても食べられる・・・まぁ、実際は嬉しいんですけどね。

今日は、千葉駅名物 『焼蛤弁当』をチョイスしました。


千葉駅名物 『焼蛤弁当』
通称：やきはま丼


お値段なんと1100円(最近お金に反応する事が多いなぁ・・・)。
お昼としては、なかなかゴージャスな金額です。しかし、見た目がなんともラブリィで蛤さん好きな自分としては、一目ボレして買い求めたのでありました。新幹線に乗り込み早速開封。入れ物の写真は撮り損ねましたが、赤い網(昔のミカン入れみたいな)になっており、このあたりも凝った作りになっています。この蛤さんもおぎのやの釜飯のような陶器で出来ていますから・・・ま、何かに使えそうです。

開けてみると予想以上の蛤三昧。甘辛あり、焼あり、とナイスチョイスにご満悦です。ヽ(´▽`)ノヽ(´▽`)ノ

さてさてお味のほうは・・・


むむっ。


あれれっ。



あ゛～！箸無いやん！！(￣○￣;)


最近の駅弁には、当然付いているはずの箸がありません。形はやや小ぶりながら、当然、赤網の中か蛤さんの中に入っていると思っておりましたが、なんと付いていないではありませんか？！


蛤を開けたまま固まる男。


それを眺める隣のおっちゃん。


え？！


ダメ～！ み、見ないで～！！ ヽ（´Д｀;）ノ


蓋を閉じて、まずは深呼吸。落ち着け。落ち着け。ビジネスマンたるものこんなことで動じてはいけない、何か方法があるはず。と、とりあえず、箸になりそうなものを鞄から物色してみますかね・・・ごそごそ・・・三色ペン？・・・そ、そうだ、中の2本で箸のように使うか、3本をフォークのようにして・・・って、インクが出て来そう・・・。とかなんとか、悩むこと数分・・・



ボリューミーな焼蛤弁当
喜んだのは蓋を開けたその時まででした・・・


あっ、この蛤の刺さっている串が使えるかも！

ちょっと細くて短いながらも、なんとか刺したりすくったりする事が出来るアイテムを入手。もしかして、これが箸の代わり？！　なんて一瞬思ったものの、かっ込む様にして食べる自分を横目で半笑いでみるおっちゃんの顔を見た瞬間に

絶対違う～！！（ ´Д⊂ヽ

と認識したのでありました。困ったことに、これが美味しいだけに、切ない気持ちがてんこ盛り・・・。＿|￣|○



絶対箸じゃないもので完食
くそぉ、美味いじゃないか！！


先入観というものは恐ろしいものです。
折角の楽しい旅行を台無しにしないためにも、ちゃんと箸があるかどうかだけは、確認して買いましょうね。