今回のダイヤ改正では、北陸新幹線開業と終了となる特急や寝台列車の話題が多く取り上げられていましたが、本日の話題といえば、上野東京ラインが開通して初めての通勤日であったことでしょう。
「上野東京ライン」といっても、この路線に関係していない方には、何のことやらと思われますが、上野が始発駅であった「宇都宮線」、「高崎線」、「常磐線」の一部列車が東京駅に乗り入れることになった・・・だけではなく、東京駅が始発の「東海道線」を相互直通運転でつなげてしまうという余計なことをしたことを総称して名付けられました。
同じような経路として、新宿側を経由して結ばれた「湘南新宿ライン」がありますが、それに関連した形で名付けられたため、利用者としては、まぁ、分かり易いですかね。
3月14日のダイヤ改正時から運行開始していましたが、実際に利用したのは、たまたま出掛けていた日曜日と通勤初日の月曜日(今日)。埼玉側の利用者としては、山手線・京浜東北線がとにかく空いたと感じました。いつも溢れかえる朝の上野駅ホームが、めっきりと少なくなったと感じるレベルですから、何でもっと早くやらなかったのかと思ってしまうほど、有難いことでした。
「上野駅始発が少なくなるため、座れなくなる」
「寝過ごしたら、小田原や熱海まで行けてしまう」
というデメリットは、ありますが、
「上野駅乗り換えが無く、東京駅まで一気に行ける」
東海道新幹線を筆頭に、公共交通機関の起点は、おおむね東京に集中していますので、そこから上野までの乗り換えが無く、行き帰りが出来るのは、何にもまして有難いことです。
「上野駅の5番線で待っていれば、北行きの電車が来る」
今までは、5番線~8番線・13番線~15番線が宇都宮線・高崎線の乗車ホームでしたので、電光掲示板を見て、次の電車がどこから出発するかを確認する必要がありましたが、それがシンプルになったのは、有難いことでした。
心配な点としては、
「東海道線の影響が宇都宮線・高崎線にも影響する」
逆もまた然りですが、本日早速、東海道線の沿線火災の影響で宇都宮線に遅延が発生するという事態もありました。特に「湘南新宿ライン」が毎度どこかでトラブルを発生させて、遅延や運休しているのを見ていますので、この先、問題なく運行されるのか心配なところです。
また、それに関連した、
「遅延等発生時の5番線ホームの混雑集中」
大宮駅の8番線・9番線ホーム(高崎線・宇都宮線下りホーム)でたまに見られるカオスな状況が、それ以上の乗降客を持つ上野駅のホームで発生するとなるとどうなるのやら、想像したくないところです(朝の3番・4番線ホームのようにロープを張っての入場規制でしょうか、乗降客が減ったから大丈夫かもしれませんが)。
とまぁ、心配な点はあるものの、本日の段階では、概ね満足であった埼玉通勤民。
そんな朝の光景を会社で話していたところ、ふざけんなと息を巻いていたのが、神奈川通勤民の同僚でした。曰く、
・なんか短い編成の東海道線が来た。
・乗り換えた京浜東北線がめちゃめちゃ混んでいた。
・東京駅から始発で座って帰れないと思うと、つらい。
・宇都宮、高崎はわかるけど、籠原とか前橋とか小金井とか知らない地名が出てきてビビる。
・湘南新宿ラインと区別がつかない。
と、悲惨を絵に描いた状況のようで、埼玉民の感想とは、全く逆の内容になっていたのには、驚きました。
とはいえ、まだまだ、始まったばかりですので、この先どうなるのか、しばらく様子を見たいと思います。
<おまけ>
上野駅始発が殆ど無くなってしまうと思っていましたが、いくつかの路線は、下のホーム始発で残されておりました。これは良かったと行ってみると・・・予想はしていましたが、出発10分以上前だというのに満席状態。
やはり、皆さん座りたいのですね。
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