中房温泉出発 (5:00)
登山口から坂また坂の繰り返しです。登山口が1500m程度なので、山頂の2700mまでは…1200m!!この山域には、北アルプス三大急登の一つ:合戦尾根があるとは聞いていますが、始めからこの調子の登りですから、その三大急登とやらは、どんな登りなんだかとかなり不安。スキーの上級者コース並みの斜度40度とか…ないない・・・よね?
※北アルプス三大急登は、「燕岳の合戦尾根」・「烏帽子岳のぶな立尾根」・「笠ヶ岳の笠新道」だそうな。まだ、行った事が無いですが、すごいんでしょうね。
いつもなら、ものの数分で、汗だくでギブアップ寸前な状態になるのですが、今回は、不思議と平気です。初北アルプス&寝不足でハイなのか、ようやく今までの山行の成果が出たのでしょうか。土がくりぬかれたような道や階段道を右に左にくねくねと進みます。残念ながら曇り空と木々に囲まれてますので、ここが北アルプスといった感覚は余り感じられません。登りばかりですが、タイミング良く第一ベンチ、第二ベンチといった休憩地があわられてくれるのが有難い限り・・・。
コイワカガミって言うんですね。某Alps雑誌で知りました。
今日は、すこぶる調子がいいのか、風前の灯の最後の輝きで、休憩地も軽くパスします。登りは、そんな感じでだらだら続きますが、第二ベンチを過ぎたあたりからようやく景色も見えてきました。現在の天候は、曇り。木々の間からは、隣りの山がうっすら見えます。…とはいえ、さすがにアルプスです。隣りの山のスケールというか迫力が違います。…いやいや、権威主義じゃありませんて。いつもの低山とは違うんですって。恐らく木が無くて、残雪があり、峰続きだから絵になるんでしょうね。
ちょっと木々が開けたところ。ガスり気味ですね
さすがに第三ベンチ・富士見ベンチまで来るとちょっと登りの食べ過ぎでお腹一杯!へばってきました。岩も増えてきて難易度も増してきます。・・・しかし、辛いことばかりじゃありません。岩の向こうからついに太陽が!!
うぉー!!梅雨の合間のお天気です!! 雨男とは呼ばせません。
景色もより一層クリアに。お天気最高!!
合戦小屋 到着(7:00)
なんだかお洒落な小屋ですね。
始めのハイテンションを、無理矢理推進力に変えながら、ついに合戦小屋に到着したのでありました! 確か宿泊施設ではないはずですが、すでに営業中だったのには、少々驚き…。コーヒーを含めいろんなアイテムが売られてまして、山価格とはいえ、まだまだリーズナブルな金額ですから、ここで補充もいいかもしれません。
で、合戦尾根の由来を見ながら、坂上田村麻呂(おおっ高校以来)ってば、こんな所にも来てたんやねぇ…と、しみじみ。
※ 全く余談ですが、「合戦」の漢字変換をするのに、ずっと「がっせん」と入力。携帯メールでは、変換されずに「なんだよ頭悪いな~」と思っておりました。・・・へ?「かっせん」ですか・・・。
・・・さて、名前だけで期待と不安を抱かせてくれた合戦尾根。見たところ、ちょっと岩が多くなり、やや険し目かなといった所ですが、今までとあまり変わりないただの登りのようですね。ただ、ようやく森林限界に到達したらしく、ようやく景色も開けて来ました。何かもう、山々が「どーん」って感じ(?)で、変にハイテンションになってます。やっぱり景色があると、頑張る気力が違いますね。予想以上に楽に歩を進められてます。
残雪ですね・・・もう無いかと思っていました
そしてついにというか、やはり残雪が残っておりました!!
始めは日陰のピンポイントかと思っておりましたが、さすがに標高が高いので、意外に深くて、ステッキ…もといストック(いつも間違えてバカにされてます。スキーのステッキ、山のステッキ。まぁ、すてっき・・・)が欲しいところです。このあたりで、泊りの方々とすれ違い始めましたが、殆どの人がステ・・・ストックを使用されてました。かいねこは、極力使わないと決めているので、足を取られながら、手を雪に突っ込みながら(寒いっ)、よちよち歩きで進みます。
ついに燕山荘がお目見えです!!
合戦沢ノ頭(2,489m)に到着すると、燕岳と燕山荘がくっきり見えてきました。そうそう、ここから左を見れば槍ヶ岳の姿が・・・見えませんね。(´Д`;) もうちょっと天気がよければ見えるらしいですけどねぇ。
燕山荘は、小屋というよりはホテルみたいな大きさで、なんだかすごいスケールです。燕岳は、滑らかな灰色の岩(花崗岩っていうんですね)が輝いてまして、こちらも本当に綺麗。あと、もう少しで到着するという気分も手伝ってうきうきしながら燕山荘を目指します。
残雪と言うより、気がつけば雪山突入?!
ここまできたら、残雪なんてなんのその…と思っていたのですが、行けども行けども、山荘は、近付いて来てくれません。一つ登って山荘を見上げてため息、はぁ。また一つ登って、はぁ。これが、アルプスの恐怖、蜃気楼のような山小屋ですね。初体験ながら…もう勘弁。
行けども行けども山荘が近くなりません・・・
最後の一踏ん張りのはずが、予想以上に歩かされている事に気がついた頃、ようやく最後の坂にたどり着きました。そこを、なんとか登りきり…ようやく山荘に到着した頃には、さすがに疲れてバテバテ・・・。ついに山の向こう側が姿を現しまして、北アルプスの山々が横たわっておりました。ややガスってしまってまして、なぜかピンク色に見えますが、残雪と険しいながらもなだらかな山容が続き、山頂に到着したわけでもないのに、思わずガッツポーズ!左手には、これまで写真か遠くに蜃気楼のような姿だけしか見た事がなかった槍ヶ岳までこんなに近くに…(激涙)。
思えば遠くに来たもんだ・・・(感激)
燕山荘到着 (8:00)
燕岳途中にもかかわらず、なんだかもうすっかりご満悦気分になってますが、山頂は、まだまだ先の様子。燕山荘のベンチで休憩がてらアルプスの景色を眺めていましたが・・・そういえば、人がいないですね。泊まりの人は、すでに下山して、自分より早く出た人はいないらしい(今日の一番最初にすれ違った人だそうな)ので、予期せぬことに、丁度誰もいない時間に来ているようです!チャンス!!
燕岳です。そういえば、人っ子一人登ってませんね
・・・見た目、山荘からちょいとそこまでのように感じられたのですが、どうも遠近感がバカになっているらしく、アップダウンもそれ程無いはずなのに、30分も歩かされています…うーん、これぞアルプス基準!? まだまだ、慣れないなぁ。
頂上手前、三角点が一番高いってのも珍しいですね
燕岳到着 (8:40)
山頂は、ひっそりとしてまして、あるのは三角点と小さな山頂表示。そのお陰で山頂に立つと、遮るもののない360度パノラマが!しばらく三角点の上で仁王立ちしてみて、ここいらで一番高いのは自分、なんて胸張ってみたり。とにかく、あぁ、北アルプスに来たんだなぁ…。
燕岳山頂(2,763m)標識です
標識ばかりでゴタゴタしていない山頂がちょっと新鮮な都会人
この山頂を独り占めしてお昼にしようかと思いましたが、なんだかこの風景に無粋な野郎のランチの図を360度晒すのは、あまりにも格好悪い気がして、隣りの北燕岳に行くことにしました。はぃ、自然界でも小心者です…。
ですが、こちらには、残念ながら先約さんがおりまして…。外国の方で…。えぇ、ごめんなさい。一緒にいる自信がねぇです…。結局、燕岳の下に丁度良い腰掛け場を見つけたので、そこで昼食としました。
燕岳から見た北燕岳です。綺麗ですよね。
さて、今日のお昼のコーナー!!
今回は、アジアンヌードル。たまにはラーメン以外もと思いまして・・・はぃ、ダイエット考えちゃってます。春雨&辛めのスープがベースで、パクチーのアクセントがきいて、東南アジアテイストが美味。なんだかどこに来たんだか分からなくなる感じです。ただ、やっぱり春雨ですから物足りなくて、ほかにもモリモリ食べました・・・やっぱり山には、ボリュームが必要ですね。
食べた後には、大切な水をがぶ飲み・・・
ゆっくりした休憩を終え、身も心も満腹でこれ以上いたら寝る、という危険信号が出てきたので、下山することにしました。下山経路は、東沢乗越経由で考えておりましたが、北燕岳から先に進もうとしたのですが、なんだかこの先は、技術レベルが一段階上がっているようで、面白い形だと思っていた岩が猛獣になって襲いかかり、残雪が行く手を阻み、見る限りでは、最近挑戦した人がいない模様ですので…当然退却です。餓鬼岳方面は、素人危険とはなってましたが、手前もなかなか厳しいようです(ただの道間違いじゃないですよね?)。
ということで、来た道を戻る事になりました。ほぼ全域下りですから、楽なんですが、ちょっと飽きるかも、なんて考えていた自分の前に2羽の鳥が登山道を歩いて来ます…?
登山道にて砂遊び中
あぁ、雷鳥ね…って、ええっ!? こんな近くにいるもんなの?
写真、写真…あっカメラ忘れたんだ・・・携帯、携帯。あわてているので、もがくかいねこ。普通の野生動物ならここで逃げられてしまうのですが、余裕で砂浴びしてます。
携帯を向けると寄って来ます…。Σ (゜Д゜;)
ん?観光用ですか?
燕岳登山客増加のためのサービス活動中
自分なんて、毎週焼き鳥や鳥肉の店に行く、アナタ達の天敵なんですよ? 飢えてたらおそらく食べられてますよ。…でも寄って来ます。最近、天敵がいない環境で育っている雷鳥が、周りの環境の変化により減少化してる、なんて話を聞くのも納得。うーん、いいのか?お前さん達。
でも、なんと言っても嬉しい出会いです。記念になりました。
で、この感動を皆様へと思ったのですが、auは燕岳から燕山荘までは圏外でして…。下山まで諦めていたのですが、山荘から下の尾根から合戦沢ノ頭までの間の区間では、微妙に1-2本位で繋がっているようです。大判で撮ってしまったので、送る途中で切れること数回。仕方が無いので、切れないようにと、携帯掲げて、電波の良いところを探しながらうろうろと、まさにUFOを呼ぶが如く…ハタから見たらさぞかし危険な人に見えたことでしょう。
それからは、ただただ下るのみ。登りでは、結構近く感じていた各ベンチが、なぜかなかなか着きません。富士見、第三、第二と過ぎ、ようやく第一ベンチ。無謀にも甲武信ヶ岳での教訓も忘れ、「水場→」の標識につられてふらふらと行ってしまったのですが、ここは、道を外れて…一分程で到着。一安心しながら飲むわ浴びるわで、気力補充!
なんだかんだで、天候にも恵まれ、楽しい北アデビューとなりました。これから益々ハマりそうですが、車の移動時間=山行時間ですと、ちょっと軽々しく出来ないですね…。それと、ガソリン代と高速代で合わせて15,000円オーバーもちょっと…。
やっぱり日帰りには勿体ないですね!
<帰りの温泉:国民宿舎穂高町営有明荘>
中房温泉は、登山者のみ日帰り温泉オッケーなのですが、どこに行っていいのか良く分からないし…なんかブルジョアばかり泊まっているみたいなので・・・。ということで、近くの国民宿舎有明荘(有明温泉)に。大人:600円/アルカリ性低張性高温泉。無味無臭となっていながら硫黄臭が強め。熱いので川の水で温度を下げてますが、基本は、掛け流し。ちょっと露天は虫が多いようで、目が悪くて良かった(?)です。男女仕切りが近めなんで、女性はちょっと嫌がるかも。熱めの温泉が好きな江戸爺さん体質の自分としては、なかなか好きですね。
登山口から坂また坂の繰り返しです。登山口が1500m程度なので、山頂の2700mまでは…1200m!!この山域には、北アルプス三大急登の一つ:合戦尾根があるとは聞いていますが、始めからこの調子の登りですから、その三大急登とやらは、どんな登りなんだかとかなり不安。スキーの上級者コース並みの斜度40度とか…ないない・・・よね?
※北アルプス三大急登は、「燕岳の合戦尾根」・「烏帽子岳のぶな立尾根」・「笠ヶ岳の笠新道」だそうな。まだ、行った事が無いですが、すごいんでしょうね。
いつもなら、ものの数分で、汗だくでギブアップ寸前な状態になるのですが、今回は、不思議と平気です。初北アルプス&寝不足でハイなのか、ようやく今までの山行の成果が出たのでしょうか。土がくりぬかれたような道や階段道を右に左にくねくねと進みます。残念ながら曇り空と木々に囲まれてますので、ここが北アルプスといった感覚は余り感じられません。登りばかりですが、タイミング良く第一ベンチ、第二ベンチといった休憩地があわられてくれるのが有難い限り・・・。
コイワカガミって言うんですね。某Alps雑誌で知りました。
今日は、すこぶる調子がいいの
ちょっと木々が開けたところ。ガスり気味ですね
さすがに第三ベンチ・富士見ベンチまで来るとちょっと登りの食べ過ぎでお腹一杯!へばってきました。岩も増えてきて難易度も増してきます。・・・しかし、辛いことばかりじゃありません。岩の向こうからついに太陽が!!
うぉー!!梅雨の合間のお天気です!! 雨男とは呼ばせません。
景色もより一層クリアに。お天気最高!!
合戦小屋 到着(7:00)
なんだかお洒落な小屋ですね。
始めのハイテンションを、無理矢理推進力に変えながら、ついに合戦小屋に到着したのでありました! 確か宿泊施設ではないはずですが、すでに営業中だったのには、少々驚き…。コーヒーを含めいろんなアイテムが売られてまして、山価格とはいえ、まだまだリーズナブルな金額ですから、ここで補充もいいかもしれません。
で、合戦尾根の由来を見ながら、坂上田村麻呂(おおっ高校以来)ってば、こんな所にも来てたんやねぇ…と、しみじみ。
※ 全く余談ですが、「合戦」の漢字変換をするのに、ずっと「がっせん」と入力。携帯メールでは、変換されずに「なんだよ頭悪いな~」と思っておりました。・・・へ?「かっせん」ですか・・・。
・・・さて、名前だけで期待と不安を抱かせてくれた合戦尾根。見たところ、ちょっと岩が多くなり、やや険し目かなといった所ですが、今までとあまり変わりないただの登りのようですね。ただ、ようやく森林限界に到達したらしく、ようやく景色も開けて来ました。何かもう、山々が「どーん」って感じ(?)で、変にハイテンションになってます。やっぱり景色があると、頑張る気力が違いますね。予想以上に楽に歩を進められてます。
残雪ですね・・・もう無いかと思っていました
そしてついにというか、やはり残雪が残っておりました!!
始めは日陰のピンポイントかと思っておりましたが、さすがに標高が高いので、意外に深くて、ステッキ…もといストック(いつも間違えてバカにされてます。スキーのステッキ、山のステッキ。
ついに燕山荘がお目見えです!!
合戦沢ノ頭(2,489m)に到着すると、燕岳と燕山荘がくっきり見えてきました。そうそう、ここから左を見れば槍ヶ岳の姿が・・・見えませんね。(´Д`;) もうちょっと天気がよければ見えるらしいですけどねぇ。
燕山荘は、小屋というよりはホテルみたいな大きさで、なんだかすごいスケールです。燕岳は、滑らかな灰色の岩(花崗岩っていうんですね)が輝いてまして、こちらも本当に綺麗。あと、もう少しで到着するという気分も手伝ってうきうきしながら燕山荘を目指します。
残雪と言うより、気がつけば雪山突入?!
ここまできたら、残雪なんてなんのその…と思っていたのですが、行けども行けども、山荘は、近付いて来てくれません。一つ登って山荘を見上げてため息、はぁ。また一つ登って、はぁ。これが、アルプスの恐怖、蜃気楼のような山小屋ですね。初体験ながら…もう勘弁。
行けども行けども山荘が近くなりません・・・
最後の一踏ん張りのはずが、予想以上に歩かされている事に気がついた頃、ようやく最後の坂にたどり着きました。そこを、なんとか登りきり…ようやく山荘に到着した頃には、さすがに疲れてバテバテ・・・。ついに山の向こう側が姿を現しまして、北アルプスの山々が横たわっておりました。ややガスってしまってまして、なぜかピンク色に見えますが、残雪と険しいながらもなだらかな山容が続き、山頂に到着したわけでもないのに、思わずガッツポーズ!左手には、これまで写真か遠くに蜃気楼のような姿だけしか見た事がなかった槍ヶ岳までこんなに近くに…(激涙)。
思えば遠くに来たもんだ・・・(感激)
燕山荘到着 (8:00)
燕岳途中にもかかわらず、なんだかもうすっかりご満悦気分になってますが、山頂は、まだまだ先の様子。燕山荘のベンチで休憩がてらアルプスの景色を眺めていましたが・・・そういえば、人がいないですね。泊まりの人は、すでに下山して、自分より早く出た人はいないらしい(今日の一番最初にすれ違った人だそうな)ので、予期せぬことに、丁度誰もいない時間に来ているようです!チャンス!!
燕岳です。そういえば、人っ子一人登ってませんね
・・・見た目、山荘からちょいとそこまでのように感じられたのですが、どうも遠近感がバカになっているらしく、アップダウンもそれ程無いはずなのに、30分も歩かされています…うーん、これぞアルプス基準!? まだまだ、慣れないなぁ。
頂上手前、三角点が一番高いってのも珍しいですね
燕岳到着 (8:40)
山頂は、ひっそりとしてまして、あるのは三角点と小さな山頂表示。そのお陰で山頂に立つと、遮るもののない360度パノラマが!しばらく三角点の上で仁王立ちしてみて、ここいらで一番高いのは自分、なんて胸張ってみたり。とにかく、あぁ、北アルプスに来たんだなぁ…。
燕岳山頂(2,763m)標識です
標識ばかりでゴタゴタしていない山頂がちょっと新鮮な都会人
この山頂を独り占めしてお昼にしようかと思いましたが、なんだかこの風景に無粋な野郎のランチの図を360度晒すのは、あまりにも格好悪い気がして、隣りの北燕岳に行くことにしました。はぃ、自然界でも小心者です…。
ですが、こちらには、残念ながら先約さんがおりまして…。外国の方で…。えぇ、ごめんなさい。一緒にいる自信がねぇです…。結局、燕岳の下に丁度良い腰掛け場を見つけたので、そこで昼食としました。
燕岳から見た北燕岳です。綺麗ですよね。
さて、今日のお昼のコーナー!!
今回は、アジアンヌードル。たまにはラーメン以外もと思いまして・・・はぃ、ダイエット考えちゃってます。春雨&辛めのスープがベースで、パクチーのアクセントがきいて、東南アジアテイストが美味。なんだかどこに来たんだか分からなくなる感じです。ただ、やっぱり春雨ですから物足りなくて、ほかにもモリモリ食べました・・・やっぱり山には、ボリュームが必要ですね。
食べた後には、大切な水をがぶ飲み・・・
ゆっくりした休憩を終え、身も心も満腹でこれ以上いたら寝る、という危険信号が出てきたので、下山することにしました。下山経路は、東沢乗越経由で考えておりましたが、北燕岳から先に進もうとしたのですが、なんだかこの先は、技術レベルが一段階上がっているようで、面白い形だと思っていた岩が猛獣になって襲いかかり、残雪が行く手を阻み、見る限りでは、最近挑戦した人がいない模様ですので…当然退却です。餓鬼岳方面は、素人危険とはなってましたが、手前もなかなか厳しいようです(ただの道間違いじゃないですよね?)。
ということで、来た道を戻る事になりました。ほぼ全域下りですから、楽なんですが、ちょっと飽きるかも、なんて考えていた自分の前に2羽の鳥が登山道を歩いて来ます…?
登山道にて砂遊び中
あぁ、雷鳥ね…って、ええっ!? こんな近くにいるもんなの?
写真、写真…あっカメラ忘れたんだ・・・携帯、携帯。あわてているので、もがくかいねこ。普通の野生動物ならここで逃げられてしまうのですが、余裕で砂浴びしてます。
携帯を向けると寄って来ます…。Σ (゜Д゜;)
ん?観光用ですか?
燕岳登山客増加のためのサービス活動中
自分なんて、毎週焼き鳥や鳥肉の店に行く、アナタ達の天敵なんですよ? 飢えてたらおそらく食べられてますよ。…でも寄って来ます。最近、天敵がいない環境で育っている雷鳥が、周りの環境の変化により減少化してる、なんて話を聞くのも納得。うーん、いいのか?お前さん達。
でも、なんと言っても嬉しい出会いです。記念になりました。
で、この感動を皆様へと思ったのですが、auは燕岳から燕山荘までは圏外でして…。下山まで諦めていたのですが、山荘から下の尾根から合戦沢ノ頭までの間の区間では、微妙に1-2本位で繋がっているようです。大判で撮ってしまったので、送る途中で切れること数回。仕方が無いので、切れないようにと、携帯掲げて、電波の良いところを探しながらうろうろと、まさにUFOを呼ぶが如く…ハタから見たらさぞかし危険な人に見えたことでしょう。
それからは、ただただ下るのみ。登りでは、結構近く感じていた各ベンチが、なぜかなかなか着きません。富士見、第三、第二と過ぎ、ようやく第一ベンチ。無謀にも甲武信ヶ岳での教訓も忘れ、「水場→」の標識につられてふらふらと行ってしまったのですが、ここは、道を外れて…一分程で到着。一安心しながら飲むわ浴びるわで、気力補充!
なんだかんだで、天候にも恵まれ、楽しい北アデビューとなりました。これから益々ハマりそうですが、車の移動時間=山行時間ですと、ちょっと軽々しく出来ないですね…。それと、ガソリン代と高速代で合わせて15,000円オーバーもちょっと…。
やっぱり日帰りには勿体ないですね!
<帰りの温泉:国民宿舎穂高町営有明荘>
中房温泉は、登山者のみ日帰り温泉オッケーなのですが、どこに行っていいのか良く分からないし…なんかブルジョアばかり泊まっているみたいなので・・・。ということで、近くの国民宿舎有明荘(有明温泉)に。大人:600円/アルカリ性低張性高温泉。無味無臭となっていながら硫黄臭が強め。熱いので川の水で温度を下げてますが、基本は、掛け流し。ちょっと露天は虫が多いようで、目が悪くて良かった(?)です。男女仕切りが近めなんで、女性はちょっと嫌がるかも。熱めの温泉が好きな江戸爺さん体質の自分としては、なかなか好きですね。
北アルプスデビュー、お天気で何よりでしたね!私が行ったときとはやはり景色が違いますね~。それにしても日帰りとは・・かなりクタクタになりそう。すぐ帰ってしまうのはちょっともったいないかもしれないですね。
雷鳥、うらやましいな~。私はまだチラっとしか見たことないです。こんな間近で見れるなんて、ほんとギャラリー意識してるのかしら?!
かいねこさんからは沢山TBいただいて本当にありがとうございます。それだけブログの内容が共通する部分が多いってことですね^^こちらからもTBさせていただきます。
またよろしくお願いします~。
なんか三大急登も軽々って感じで、
とてもデビュー戦とは思えない登りッぷりですね。
スバラシイ!!
先日は「気持ちの悪いオブジェ」などと
失礼なことを言ってしまって
すみませんでした。。。
(なにせ私が行ったときは暴風雨だったもので)
そう、景色を見ながらだと確かに疲れも半減
(というか、天気悪いと疲れも倍増?)
するような気がします。
お天気に恵まれてホントに良かったですね。
交通費は我が家でも悩みの種です。
知り合いのオジサンは、いつも大量に友人を誘って
自分の車に乗せ、交通費の削減を図っていますよ。
私は大勢だとそれはそれで疲れるので
ダンナと2人が多いですが、
それでも高速代とか気になりますよね。
いっそ長野に住みたい今日この頃です
ブログを初めて早4ヶ月、自分の山記録を!な~んて思ってましたが、
やれやれどうして!?そうそう毎週山に行けないこの現実の中、
こうして未踏の地を踏まれたかいねこさんのブログを見て、と~っても参考になり、
夢は広がり、イライラどころか自分が行った気になっております。
(マジで)世間に売られているガイドブックよりずっと面白いし、現実感があるし、
山に行くまでは、長野県なんて(スミマセン)どれくらい遠いのか近いのか、ちっとも興味無かったけど
今は、「長野県よ、東京の隣だったら良かったのに・・・」と思います。
>TiCAさん
いつも勝手なTBすみませんね。
行く前に燕岳の山行記録は山行・・・拝見させていただきましたよ。
日帰りは、本当に何とかしたいんですよね。いつも勿体無いと
思いつつも、連休を待っていたらいつまで経っても行けないもので・・・。
またよろしくお願いいたします。
>しげぞうさん
力作、ハテナ付ですが、そう言って頂いて嬉しい限り。
今回は、たまたま天気がよかっただけですから、しげぞうさんも
天気の良い時にまた行っては如何ですか?例のものを探しに・・・。
交通費は、本当に切実ですよね。こんなのを月4回やっただけで、
交通費だけで6万円ですから、そりゃ貯金が無いのもよく分かります(笑)。
今は、ETCの深夜割引に興味津々で、導入検討中です。
>heppocoさん
自分のは、参考になるようには思えませんが(笑)。
皆さんのブログは、興味深いもの多いですよね。
ただ、gooって山系の方あまり多くないように思うんですけど。
勇んでTBを!!とか思っても、TB先が無いんですよね(涙)。
今回の御嶽山もそうですが、長野県遠いですね・・・。
金銭的にも体力的にも、これは続けられません。
やっぱり、秩父・青梅がお似合いかなぁ、とすでに脱アルプス検討中(涙)。
決して、嫌味じゃあないけど・・・
私は、北アルプス三大急登は下記の通りと記憶してますけど?
当地の合戦屋根。
裏銀座の烏帽子岳のブナ屋根。
穂高の岳沢・俗に「重太郎新道」。
馴染み深い登山道の追憶に浸るのに、
他人様の記録は違った感慨を感じ興味尽きないですね・・・。
それでは・・・
初めまして。ようこそお越しくださいました。ご指摘感謝です!他の方の山行も励みや参考になりますよね。もし、ブログなどされておりましたら是非ご紹介いただければ嬉しいです。
ご指摘の北アルプス三大急登ですが、何だか明確には決まっていないようですね。「烏帽子岳のブナ立尾根」、「燕岳の合戦尾根」は、どこも外さないようですが、「剣岳の早月尾根」が有力で、「重太郎新道」や「赤岩尾根」なども入ることもあるようです。自分は、どこも体験したことが無い・・・出来ればお近づきになるのは避けたいのですが、なかなか奥が深いですね。
あっ・・はじめまして
北アルプス三大急登の件、そうですか?・・・
3番目の不確定、今回、初めて知りました。
これは、一悶着、ケンケンガクガクと・・?
ヤフー知恵袋などの相談所あるいは掲示板に投稿する価値がありそうですね。笑。
PC操作未熟なもので、個人世界創設までは至ってません。
登山情報収集・分析で流れてます。苦笑。
基本は著名な方、実在する人の本を読む事でしょう。
言葉の責任の所在が確定してる事。
【山の世界】=こだわりの世界ですからね。
初心者の方達は自身の志向性を早く見出す事が大事です。
結果を短略的に捉え求めない方が良い。
難しいですけどネ・・・
奥が深いです。
では・・・少し山を目指します。
こちらこそ、有難う御座います。
決まったものがあるのかについては、自分も不勉強なため知りません。この三大○○も出典がどこから分からないため、実際はどうなのかも分かりませんし。どこかの質問サイトですと、中途半端になってしまいそうですので、某雑誌あたりに質問してみる方がいいかもしれませんね(笑)。
山関連の本については、全く読んでおりません・・・いやはや。このあたりも始めていった方がよろしいですね。