今回のお目当ては、『雁坂峠』(かりさかとうげ・2,082m)。日本三大峠の一つです。
・・・と、言われてもこの近辺にお住まいの方以外には、なかなかピンと来ない峠なことでしょう。埼玉に住んでいる自分ですらも「あぁ、あの秩父のトンネルね」程度の認識。県外でも分かる方なんて、ドライブ好きか、アウトドア好きな人か、無類の峠マニア(いますよね?)に限られてしまうでしょうね。
それでは、他の二つの峠はどこかといいますと、こちら。
『三伏峠』(2,580m・南アルプス)
『針ノ木峠』(2,541m・北アルプス)
『雁坂峠』の「ふぅーん」という気の無い反応と比較すると、ここをご覧頂いている山好きの方なら、「なるほどね~」、という感心する声が、モニタを通して何か伝わってきそうなのが、益々悔しいわけですよ。悲しいかな。
日本一やら日本三大○○などというものに、とにかく縁遠い埼玉県ですから、こういった日本三大に怪しいながらもラインキングということでもない、誰もが認めるものがあるのですから、しっかりアピールしていきましょう! ということで(前置き長いな)、自分も行った事も無かったこともあって、今回、天候とにらめっこの結果、秩父の奥地を目指したのでありました。
その1・『道の駅 みとみ』~林道
ということで、明日は、久しぶりの山行だというのに、帰りは遅くなるわ、帰ってから準備をモサモサ始めるわ、そんな時に限ってかかってきた旧友からの電話をダラダラと話し続けるわ、と、意識していたにも拘らず、結局、0:30睡眠 ~ 4:00起床 といつもと変わりばえの無い睡眠時間のまま出掛けたのでありました。ただ、かれこれ3週間ぶりの登山ともなれば、目は充血していても、フガフガ鼻息荒木さん(誰?)です。気分的にも何かが吹っ切れてしまったのか、スッキリと鼻歌交じりで車を走らせていきます。
<経路>
国道140号線 ~ 皆野寄居有料道路(現金・410円) ~ 国道140号線 ~ 雁坂トンネル(現金・710円)
どんな時間に通過しても同料金、ETC不可という当たり前ながらの有料道路のルールを無視しそうになって、危うく強行突破してしまいそうになりながら、お決まりのコースを辿っていきます。
途中、秩父を過ぎたあたりで、次のコンビニで朝食と行動食でもちょっと買い足しておこうかと思ったときには、時すでに遅かったようで、引き返し不可能な崖と岩に囲まれたテクニカルコースに突入したのでありました。しかも、途中から軽トラにつつき回されるという、地元の洗礼を受けまして、雁坂トンネルまで押し出されるように走行することとなりました。結局、トンネルを過ぎてもコンビニと呼ばれる文明の利器は見当たらず、今回の出発地点となる「道の駅みとみ」に到着したのでした。
『道の駅みとみ』といえば・・・
なんといっても、くつろぎっぷりが違います(ダバダ~)
(憶えている人いますか?)
こちらが『道の駅みとみ』
西沢渓谷と、広い駐車場と、いのぶたラーメンが目印です(?)
道の駅といえば、何でもありで貧乏 ドライバーのオアシスでもあります。こちらには、飲み物の自動販売機 7台 + 24時間で食べられる軽食自販機もありますので、ここで朝食とスポーツドリンクなどを調達することが出来ました。
また、登山前の恒例行事のトイレ訪問で十数分出られない状態が続きまして、出発は、7時10分過ぎとなりました。
道の駅からほんの目と鼻の先にあるのが「雁坂峠登山道入口」
国道140号に沿いながら林道を登り、沢を渡って、急坂を登れば
4時間ほどで雁坂峠に到着・・・って、今回はこちらではありません
そのまま10分程度南下
道を間違えたかなぁ・・・と思い始めた頃に到着するのが「雁峠登山道」
「かりとうげ」ではなくて「がんとうげ」
そのまま道なりに歩道をテクテクと1km 歩くと
『亀田林業』の企業名とともに「私有地につき立入禁止」の看板
あ~らら、あらら。
周りを探してみたところでは、「雁峠」や「登山道」の文字は全く見つからず、ただただ通行止がデーンととうせんぼしています。
初っ端から道を間違えたのか?
という気持ちを、「いんや、これであってるって」「迷わず行けよ、行けばわかるさ!(ダー?)」という、グウタラ悪魔達にまんまとのせられたまま、そのまま先に進むことにしたのですが、
は、入らない・・・( ´Д⊂ヽ
杭の外側が崖になっているという説明は必要ですが、だからといってザックを背負ったまま、この隙間を通ろうとするとは、無理というもの。ネコは、頭が入れば通過できるとはよく言ったものですが、かいねこは、身体が入ってもザックが入らないという、ベタな漫画のような体験をしたのでした。横着も程ほどに。
ということで、一つの危険を回避して安堵する自分の眼前に、なんと!!
またゲート・・・Σヽ(゜Д゜; )ノ
それらしい標識は、どこにもなく、周囲は見るからに工事現場の様相です。なんだか、ここにいるのが見つかったら
「くぉらー! 何やっとるか!!」(゜Д゜#)
という怒号と共に、むくつけきオトコ達に囲まれて、ツルハシで追い回されるなんてことになったらたまりません。二度と林道を歩けません。
ということで、早々に再び危険を顧みず、最初のゲートを潜り抜け、しばし悩むこととなりました。もしかして・・・
最初の道路は左? (゜Д゜; )
などと考えながら、載っているかどうか不安に思いつつ地図を広げてみると・・・
林道の名前
亀田林業林道
うぉーい!! (´ロ`ノ)ノ
ベタな結末に驚きながら、三度ゲートをくぐったのでありました。ザックを背負ったまま。・・・ウゲッ。
暫く進むと、ようやく雁峠の看板を発見
ここで間違いないことを確認できて一安心
(私有地ですから、間違って人が入らないようにしているのかもしれませんね)
林業用のトラックなども走るためか、林道ながら非常に歩き易いコース
ただ、普段歩いているのは人では無いようですね・・・
このコースは、殆ど沢に沿って開けた林道を歩きます
道路の真ん中にいきなりキノコ
もう秋なんですね(キノコ博士、判定を!)
キロ数も時間の表記はありませんが、何種類かの標識が所々で見られました
エアリアでは、約3時間のコースとなっています
ここまで来ると車両通行もお仕舞いということでしょうか
軽やかにリンボーダンスをきめて先に進みます
もうすぐ秋ですね
エアリアにあった「林道終点」がどこだか分からなかったものの
このあたりから、林道→登山道となったような気がします
「沢を数回渡り返す」と地図に書かれていますが、その1つ目がこちら
何ともこの先、嫌な予感がしてきます
この先は、ああっ、時間切れ。
・・・と、言われてもこの近辺にお住まいの方以外には、なかなかピンと来ない峠なことでしょう。埼玉に住んでいる自分ですらも「あぁ、あの秩父のトンネルね」程度の認識。県外でも分かる方なんて、ドライブ好きか、アウトドア好きな人か、無類の峠マニア(いますよね?)に限られてしまうでしょうね。
それでは、他の二つの峠はどこかといいますと、こちら。
『三伏峠』(2,580m・南アルプス)
『針ノ木峠』(2,541m・北アルプス)
『雁坂峠』の「ふぅーん」という気の無い反応と比較すると、ここをご覧頂いている山好きの方なら、「なるほどね~」、という感心する声が、モニタを通して何か伝わってきそうなのが、益々悔しいわけですよ。悲しいかな。
日本一やら日本三大○○などというものに、とにかく縁遠い埼玉県ですから、こういった日本三大に怪しいながらもラインキングということでもない、誰もが認めるものがあるのですから、しっかりアピールしていきましょう! ということで(前置き長いな)、自分も行った事も無かったこともあって、今回、天候とにらめっこの結果、秩父の奥地を目指したのでありました。
その1・『道の駅 みとみ』~林道
ということで、明日は、久しぶりの山行だというのに、帰りは遅くなるわ、帰ってから準備をモサモサ始めるわ、そんな時に限ってかかってきた旧友からの電話をダラダラと話し続けるわ、と、意識していたにも拘らず、結局、0:30睡眠 ~ 4:00起床 といつもと変わりばえの無い睡眠時間のまま出掛けたのでありました。ただ、かれこれ3週間ぶりの登山ともなれば、目は充血していても、フガフガ鼻息荒木さん(誰?)です。気分的にも何かが吹っ切れてしまったのか、スッキリと鼻歌交じりで車を走らせていきます。
<経路>
国道140号線 ~ 皆野寄居有料道路(現金・410円) ~ 国道140号線 ~ 雁坂トンネル(現金・710円)
どんな時間に通過しても同料金、ETC不可という当たり前ながらの有料道路のルールを無視しそうになって、危うく強行突破してしまいそうになりながら、お決まりのコースを辿っていきます。
途中、秩父を過ぎたあたりで、次のコンビニで朝食と行動食でもちょっと買い足しておこうかと思ったときには、時すでに遅かったようで、引き返し不可能な崖と岩に囲まれたテクニカルコースに突入したのでありました。しかも、途中から軽トラにつつき回されるという、地元の洗礼を受けまして、雁坂トンネルまで押し出されるように走行することとなりました。結局、トンネルを過ぎてもコンビニと呼ばれる文明の利器は見当たらず、今回の出発地点となる「道の駅みとみ」に到着したのでした。
『道の駅みとみ』といえば・・・
なんといっても、くつろぎっぷりが違います(ダバダ~)
(憶えている人いますか?)
こちらが『道の駅みとみ』
西沢渓谷と、広い駐車場と、いのぶたラーメンが目印です(?)
道の駅といえば、何でもありで
また、登山前の恒例行事のトイレ訪問で十数分出られない状態が続きまして、出発は、7時10分過ぎとなりました。
道の駅からほんの目と鼻の先にあるのが「雁坂峠登山道入口」
国道140号に沿いながら林道を登り、沢を渡って、急坂を登れば
4時間ほどで雁坂峠に到着・・・って、今回はこちらではありません
そのまま10分程度南下
道を間違えたかなぁ・・・と思い始めた頃に到着するのが「雁峠登山道」
「かりとうげ」ではなくて「がんとうげ」
そのまま道なりに歩道をテクテクと1km 歩くと
『亀田林業』の企業名とともに「私有地につき立入禁止」の看板
あ~らら、あらら。
周りを探してみたところでは、「雁峠」や「登山道」の文字は全く見つからず、ただただ通行止がデーンととうせんぼしています。
初っ端から道を間違えたのか?
という気持ちを、「いんや、これであってるって」「迷わず行けよ、行けばわかるさ!(ダー?)」という、グウタラ悪魔達にまんまとのせられたまま、そのまま先に進むことにしたのですが、
は、入らない・・・( ´Д⊂ヽ
杭の外側が崖になっているという説明は必要ですが、だからといってザックを背負ったまま、この隙間を通ろうとするとは、無理というもの。ネコは、頭が入れば通過できるとはよく言ったものですが、かいねこは、身体が入ってもザックが入らないという、ベタな漫画のような体験をしたのでした。横着も程ほどに。
ということで、一つの危険を回避して安堵する自分の眼前に、なんと!!
またゲート・・・Σヽ(゜Д゜; )ノ
それらしい標識は、どこにもなく、周囲は見るからに工事現場の様相です。なんだか、ここにいるのが見つかったら
「くぉらー! 何やっとるか!!」(゜Д゜#)
という怒号と共に、むくつけきオトコ達に囲まれて、ツルハシで追い回されるなんてことになったらたまりません。二度と林道を歩けません。
ということで、早々に再び危険を顧みず、最初のゲートを潜り抜け、しばし悩むこととなりました。もしかして・・・
最初の道路は左? (゜Д゜; )
などと考えながら、載っているかどうか不安に思いつつ地図を広げてみると・・・
林道の名前
亀田林業林道
うぉーい!! (´ロ`ノ)ノ
ベタな結末に驚きながら、三度ゲートをくぐったのでありました。ザックを背負ったまま。・・・ウゲッ。
暫く進むと、ようやく雁峠の看板を発見
ここで間違いないことを確認できて一安心
(私有地ですから、間違って人が入らないようにしているのかもしれませんね)
林業用のトラックなども走るためか、林道ながら非常に歩き易いコース
ただ、普段歩いているのは人では無いようですね・・・
このコースは、殆ど沢に沿って開けた林道を歩きます
道路の真ん中にいきなりキノコ
もう秋なんですね(キノコ博士、判定を!)
キロ数も時間の表記はありませんが、何種類かの標識が所々で見られました
エアリアでは、約3時間のコースとなっています
ここまで来ると車両通行もお仕舞いということでしょうか
軽やかにリンボーダンスをきめて先に進みます
もうすぐ秋ですね
エアリアにあった「林道終点」がどこだか分からなかったものの
このあたりから、林道→登山道となったような気がします
「沢を数回渡り返す」と地図に書かれていますが、その1つ目がこちら
何ともこの先、嫌な予感がしてきます
この先は、ああっ、時間切れ。
もうちょっと拡大した方が良かったですね。次回から大きめにしますね。
場所は、書いた通りの道路のど真ん中。そこにちょっと木の屑が埋まっていたので、そこから生えたみたいです。
コレラタケ…名前からしてダメ度満載ですが、いや~、これはヒド過ぎます(汗)。お腹空いても食べないようにしますわ。
良くご存じですね~。
そんな事をご存じとは、生粋の山ヤさんか峠マニアですよ(笑)。
まだ、そのトイレはありましたよ(多分あれですね)。是非、一度お越しになって、過去との比較をしてみてはいかがですか。
コレラタケの様にお見受けします。
胃の壁を溶かすキノコで、
胃液が内蔵に流れ込み、自らの内蔵を溶かす。
2~3日地獄の痛みにのたうち回り、
大量の吐血の後に、確実に死を迎えます。
なにも、そこまでしなくてもねぇ・・ ^^;
サイタマーズにとっては、開かずの国道、トイレ国道で有名だったので、私も一度は行ってみたかったところです。期待でウキウキワクワク。
実際、どちらが近かったのか分からないのですが、このご時世、出来れば安い方を選択したいですね。
埼玉から入るのが王道でしたら、やはり登山口も埼玉からにしたかったですが、素人には手に負えない世界のようでして…。いつか、白石山あたりで、ルートファインディングの練習なんてしてみたいですね(笑)。
折角の久しぶりの山行なので、まきくまさんのようなストイックな感じにしたかったのですが、久しぶりに変な感じに仕上がってしまいました(笑)。
今日は、まじめに書きますかね…。
皆野寄居(410円)については、利用しなくても、時間はかかりますが国道をそのまま走る事が出来ます。これが出来たおかげで、長瀞観光の渋滞に秩父観光組がぶつからなくなって、本当に助かってます。…って、こんな朝っぱらでは関係ありませんけどね(笑)。
鼻息荒木さんに反応して頂けるなんて、それだけで幸せです(涙)。よ~し、書くぞ!
久しぶりに雁坂トンネルを抜けました。出来れば使いたくないのですが、今回は、出発時間を早くしたかったので、通称・ブルジョアルート(勝手に命名)を使ってしまいました。結果、二時間半かからないんですから、やっぱり使う人が少ないってのは、凄いっすね(←いや、そこじゃないって)。
土曜日は、狙い通りの良い天気でしたよ。暑くて困る位でしたから(笑)。でも、埼玉側から、涼しい風が吹いて来て、さすがは2000メートル級の涼しさも体験できましたよ。
特にためてもこの先にオチが無いので、区切りの良い雁峠までは書きたかったんですけどね…。
冬についてのコメントは、先ほど書いてしまいましたから、この先のサイテイ候補地として、以前のリベンジ企画として、雲取~笠取縦走てのはいかがですか?何日必要になるのかは心配ですが…。
うわっ、なまは○のコスプレですか(←ツルハシは持ちません)。
時間切れと書いたのは、眠くて堪らなかったからでして…熱で唸りながら今日もチビチビ書いてみます。
雁坂峠って、有名なんですか?山登ら~の一般常識がまだ不足しているだけだったのかもしれませんね。うぅん、精進しないと。
そして、歩き出しからして、これまたネコ道の王道を行っていらして今後の展開が楽しみですなぁ。
山梨からだとただだもんね~あ~山梨からのが近くてよかった。ほっ。
いつも、ねこさんのプロローグはいやがうえにも盛り上がりますねえ。
フガフガ鼻息荒木さんなんて、もう感涙ものですよ。
ほんとに早く続きが読みたいものですよ。
さすがー、サイテイ委員長!
だけど、そこから登っていって、水晶山へ?!
一体、どんなぐるりっぷが?!
続きが気になります!
土曜日にわたしの後輩がコブシの東沢登ったそうですが、青空も出ていていい天気だったみたいですね!
雪降る前に歩いといた方が良さそうですね。
冬に行くなら・・・次回サイテイ?下見?^_^;
時間切れだとぉお~
(ツルハシ持参)
水晶はともかく雁坂は有名だとおもうけどなあ。
わたしもすんごく行きたいところなんですけど…