飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

節分の豆まき今昔

2016-02-12 12:21:12 | 家族のたしなみ

今でも節分の日に豆まきをされている家庭は、どの位あるのでしょうか?

お子さんのいらっしゃる家庭では、今でもお父さんが鬼役となって、家族で升に入れ・・・は無いですよね・・・
豆を片手に追い回すという光景は、行われているのでしょうか?

テレビやニュース、日曜夕方の国民的アニメあたりでは、行事として必ず目にするものではありますし、
地域の寺社では、節分祭という行事として参加される機会もあるかと思います。
ここ最近では、恵方巻がクリスマス終了後のクリスマスケーキよりも酷い廃棄問題として取り上げられていたりもしますが、
豆まきはせずにその代わりといってはなんですが・・・という位置づけで恵方巻と買ってきた豆を食べる位という家庭も
多いのかもしれません。マンションなどでは行い辛いでしょうし、衛生面や片付けの手間などという、今の生活環境との
違いも出てきてしまっていることも影響していることでしょう。

会社で聞いた話では、ここ最近の節分は、家に帰ると食卓の皿の上に恵方巻が一本だけ乗っかっているだけの夕食が
待っている・・・というのには、手抜きではないとは信じたいながらも、なんだか寂しい気分になる日だそうです。

・・・っと、話が逸れました。

子どもの頃の話で言えば、節分といえばこんな感じであったかと記憶しています。

でん六豆的な鬼のお面付きの炒り豆を買ってきて、鬼役を決めたら、窓と玄関を開け放ち、節分が始まります。
「鬼は~外、福は~内」の掛け声と共に鬼を追いかけて各部屋を回っていきます。
次第に調子にのって容赦なく鬼に豆を浴びせていると、鬼につかまり、こめかみあたりに想定外の反撃にあうのもお約束。
鬼を玄関から外に追いやった後は、「福は内」の掛け声で締めくくり。後は、まいた豆を拾い集めて、炬燵で年齢分の豆と
余った分を全部食べつつ、テレビを見ながら何となく終了。といった感じでしたでしょうか。

後日談としては、履いた靴のなかに豆が入っていたり、回収しきれなかった豆が変なところで発見されたり、
それを食べて怒られたり、そんな余韻を残す行事でした。

子供とは言えなくなった歳あたりから登場したのが、他の地域では、これが一般的な所もあるという落花生。
これは、炒り豆ではないのでは? という疑問はさておき、これにより、玄関等にまいた豆も安心して食べられること、
豆が発見しやすくなったこと等なかなかに画期的でした。

今の風潮からすると、伝統行事といえど、炒り豆をまくという自体が「食べ物を粗末にしている」という批判に
当たってしまうというのは、なんだか寂しい限りです。
それを考えると「スタッフが後で美味しく頂きました的な配慮」も今の時代では、大切になってくるわけですが、
その点では、落花生になったというのは、合理的な考えとも言えそうです。この頃には、鬼役をすることは
無くなっていましたが、もしこれを当てられていたら、さぞ痛かったことでしょう・・・。

そして、最近。
まだ何となく続けているわけですが、豆まきの形態も更なる変化を遂げております。





これごと投げるのが今のスタイル。
もう、形骸化が進みきった果てとも言われそうですし、これが鬼に効くのかは分かりませんが・・・。
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