ちょっと遅くなりましたが、ようやく「ホテル・ルワンダ」を見に行きました。
場所は、以前の「ユーロスペース」。今は、「シアターN渋谷」と名前を変えておりました。前にも書きましたが、ゆったりと100席程度をとっていて、小劇場のような雰囲気。「本屋さんみたいな映画館」の方向性、なかなか好きです。朝から、チケット販売はしておりまして、番号順に入場となりますので、チケットだけ購入しておいて、遊んでから時間前に行くのがオススメ。
ただ、スクリーンが低い位置にあるので、前回もでしたが、自分の二つ前の男~!!
ちょっとあんた、座高高過ぎですよ・・・。
こういう所なんですから、もうちょっと察してくださいね。頭が邪魔で右下の字幕が見えなくて・・・文脈から想像を働かせる状態でした・・・やれやれ。
・・・ええっと。
さてさて、映画好きの方はご存知の通り、2004年度アカデミー賞に主演男優賞(ドン・チードル)/助演女優賞(ソフィー・オコネドー)/脚本賞(テリー・ジョージ&ケア・ピアソン)と主要3部門にノミネートされたというこの作品。ただ、日本の方では、なぜか公開予定がたっていなかったとかで、有志の働きからようやく日本での公開が実現したとのこと。現在もじわじわと公開する映画館が少しずつ増えているようですし(サイトでご確認ください)、そんなプレミア感がある事も手伝って、雑誌やサイトでも隠れた人気を誇っているようです。自分が行ったときも立見までは行きませんでしたが、満員御礼でしたから、まだまだその人気衰えずといったところ。シアターN渋谷では、4月一杯は公開しております。
さてさて、内容ですね。シリアス路線は、とんと苦手なんもんで・・・感動もへったくりもない感想ですので、期待しないで下さい。
題材としては、「1994年のルワンダ大虐殺」で、この時に1200名の難民を守り抜いたホテルマンの話です。「ルワンダ版シンドラーのリスト」と言ってしまうと、なんか煎じもののように思えてしまうのですが、そんなことは全くありません。ドキュメンタリーを見ているかのような迫力と緊迫感は必見です。
とはいえ、
「ルワンダってどこですか?」
→ アフリカの西側にあると思ってました。
「そんな事件ありました?」
→ 難民の話は良く聞くような・・・。
「ツチ族とフツ族の違いは?」
→ インタビュアーと同じ質問をしたくなりました。
上映中何度もフツ族とツチ族がどっちがどっちだっけ?と確認しなければならない位、頭が悪いのがお恥ずかしいところ・・・。この二つの民族は、ほとんどにおいて同じ民族性を持っているため、学術的には、違う民族としてとらえられないそうです。それでも根絶やしにするほどの大量虐殺を行う所まで行ってしまうわけですから、民族の問題というのは、根が深い問題ですね。そんな中、ホテル支配人ポール(フツ族)は、家族(奥さんがツチ族)を守るため、意志と機転を働かせながら、気がつけば難民全てを受け入れることになっていくわけですが、その姿が格好良いんです。その反面、内戦不干渉の鉄則はありますが、これほど国連が無力なものとは驚きでした。
シリアス系は苦手ですが、しっとり心を打たれました。真実のドラマ(ノンフィクション)ですので、こうなるのかな?という自分の予想と違う結末になりましたが・・・真実のドラマといった感じでしたよ。そこは、皆さんでご判断下さい。女性は、泣かれる方もいるようですが、男性は、この内容では泣きませんね。グッとくるというよりは、ジワッときます。
一番感動したのは、最後の歌だったりしてます。(ToT)
終わったと思ってすぐに席に立つのは失敗ですよ。
余韻を味わいなさいってねぇ。
なかなか見に行かれた方がいないんで、いいって思っていたのは自分だけ?なんて思っていましたが、嬉しいです。泣けましたか~。書いてしまうとネタバレ必至なので、どこがどうと書けないのがもどかしいですが…。
遅くなってしまいましたが、コメントありがとうございます。これからも宜しくお願いします。
「ミュンヘン」状態(笑)。分かりますよ、うんうん。自分の頭が追いつかないほどに、世界は広いんですよね…。
山登り、早く復帰しないとですね(笑)。すいません。
かいねこさんのブログで紹介されたのが重なって
本日観てきました。
かいねこさんも書かれていた通り
思いきり泣かされましたが
冷静になると、あの泣かせるストーリーは余計で
もっと歴史的な背景とか真実を見せてほしかったかなー。
最後の歌が全てを物語っていましたね。
「たしなみ」とは・・・おされ。
だいぶ以前から拝見しておりましたが、お初にコメント書きました。
「ホテル・ルワンダ」のことは、先日で見て、鑑賞してみたいと思っていたのですが、なんだか「ミュンヘン」してしまい、こちらも、理解できずに、後日相棒からの講義を受けて、立ち直ったところです。
ルワンダも?ですか。
さるやは、ユダヤもアラブもごっちゃでした。
山登りのたしなみも、楽しみにいたしております。
では、また・・・。