少ない荷物で身軽な旅を!1泊2日旅行の荷物を整理して小さくするコツ
持っていかなくてもいいものは極力持っていかない旅行の荷造りをするときに「寒くなるかもしれないし、服はちょっと多めに持っていこう」「もしかしたら、あれも必要になるかも…」なんて、あれこれ考えてしまうことはありませんか?そうしたたくさんの「if…」のせいで、旅行の荷物はどうしても大きくなってしまいがちです。でも、できるなら少ない荷物で身軽に楽しい旅がしたい!そんな方のために、ここでは荷物をできるだけ減らすコツをご紹介します。
※1泊2日の国内旅行を想定しています。
■ 荷物はふたつが望ましい
なにかと荷物が多くなりがちな女性は、2種類のカバンを用意しましょう。
・服などの荷物をつめる旅行カバン
・財布や携帯電話などいつも使うものをいれる小さい手荷物用カバン
この2つがあれば、観光時にも大きく重い荷物を持ち運ぶ必要がありません。旅先に着いたら、まず滞在先に行って荷物を預ける・駅のコインロッカーを利用するなどして、小さいカバンで身軽な観光をしましょう!
◎ 旅行バッグ
服などをつめるかばんには、ボストンバッグやリュックサックなどを使いましょう。一泊二日ですので、あまりにも大きいかばんを用意する必要はありません。なるべく軽いものがおすすめです。飛行機・バス・新幹線・車など、移動手段と積みこむときのことも考えて選びましょう。
◎ 手荷物かばん
小さいこまごまとしたものを入れる手荷物かばんは、トートバッグなどよりも、小さめショルダーバッグやメッセンジャーバッグなどを選びたいところです。観光地でより身軽に、疲れずに観光するためには、手荷物の軽少さはとても重要です。持ち運ぶものもできるだけ少なくしましょう。
■ 持って行くもの:旅行バッグ編
旅行バッグに詰めたい最低限の持ち物としては、
・着替え
・ルームウェア
・入浴グッズ
・化粧品
・靴
が挙げられます。
◎ 1:着替え
着替えは翌日分のトップスと下着だけを持っていきましょう。ボトムスは初日・2日目と連続で使いまわせるものにすると、それだけで荷物がグッと減ります。おすすめは、どんな服にも合わせやすいジーンズです。なお、2日間でそれぞれ色や印象・タイプの違うトップスを選べば、旅行後に2日分の写真を見返しても「これ両日で着回してるじゃん…」と思われにくいです。1泊2日程度の荷物であれば、圧縮袋を使う必要はありません。むしろ圧縮袋を使うと余計にかさばってしまう可能性があります。
◎ 2:ルームウェア
季節にもよりますが、ルームウェアや寝るときの服はなるべく薄くて軽いものを選ぶと、荷物の軽量化が図れます。男性であればTシャツとジャージやハーフパンツ、女性であればTシャツとルームウェアのショートパンツ、マキシ丈ワンピースなどがおすすめです。肌寒い季節は、体温調節としてパーカーなどを用意しておいてもいいでしょう。ルームウェアのままホテルの朝食や売店に行くことも考えて、だらしなく見えない服を選びましょう。旅行先が温泉地の場合は、ほとんどの場合で浴衣が用意されているはずです。事前に浴衣があることがわかっていれば、ルームウェアは持っていかなくてOKです。
◎ 3:入浴グッズ
旅館やホテルに滞在する場合、まずシャンプーやボディソープをはじめとするアメニティの有無を確認したいところです。そして、滞在先に準備されていないものだけを持って行きましょう。持っていかなくてもいいものは極力持っていかないの精神で荷物を用意することがポイントです。「自分のシャンプーじゃないとイヤ!」というこだわりのある方は、詰め替え用の小さいボトルやケース・サンプル品を活用しましょう。
◎ 4:化粧品
化粧品は手荷物に入れる方と旅行バッグに入れる方と両方が必要かもしれませんが、あまり量が多くなるのであれば旅行バッグに入れたいところ。どうしてもかさばりがちな乳液や化粧品のような液体も、ドラッグストア等で購入できる詰め替えケースに入れて、なるべく小さくして持ち運びましょう。普段使っているものの試供品があれば、もちろんそちらを持っていってもOKです。
◎ 5:靴
行き先がたとえばリゾートだったり、雪山だったりする場合に悩むのが「靴」。天候や気候・移動手段にあわせて、室内履きやビーチサンダルなどの靴類も持っていきたいところですが、靴というのは荷物の中でもかなりかさばるもののひとつ……。そこで活用したいのが「折りたためる靴」たち!ティンバーランドやバタフライツイストなど、ネットで少し探せば折りたためる靴がたくさん出てきます。自分の旅にあった靴を選んで持っていきましょう。旅館に泊まる場合は、浴衣だけでなく草履やサンダルの有無も確認しておくことをおすすめします。
■ 持っていくもの:手荷物編
手荷物に入れたいものとしては、
・財布・カードケースなどの貴重品類
・携帯電話(と充電器)
・デジカメ(と充電器)
・化粧品
・ウェットティッシュやサニタイザー
が挙げられます。
◎ 1:財布、カードケースなどの貴重品類
財布やカードケースなど、いつでも使いたいものや貴重品などは手荷物に入れて持ち運びましょう。また、各種の薬なども忘れずに手荷物に入れておきましょう。
◎ 2:携帯電話(と充電器)
地図表示や乗り換え検索・翻訳機能など、国内外の旅行中に欠かせないのがスマートフォンや携帯電話です。通常の充電器と携帯充電器、どちらも持っておけると安心です。旅行中は何かと携帯電話を使うものなので、充電器も手荷物に入れておくと安心です。
◎ 3:デジカメ(と充電器)
旅先での思い出を写真に収めたい方はデジタルカメラを持っていきましょう!またデジカメは充電の減りが早いため、充電器も忘れずに持っていきたいところです。大きさにもよりますが、充電器は旅行バッグのほうに入れたほうがいいかもしれません。「なんだかんだスマートフォンのカメラ機能で十分」という方は持っていかないほうがおすすめです。
◎ 4:化粧品
口紅やリップグロス・油とり紙など、最低限のマナーとしての化粧道具は手荷物に入れておき、そのほかの液体系化粧品は旅行バッグに入れましょう。化粧品を2つのバッグに分散させることで、手荷物を小さくすることができます。
◎ 5:ウェットティッシュかサニタイザー
国内外問わず、旅先に持っていくと安心できるのが、除菌できるウェットティッシュかハンドサニタイザーです。食事の前や何かを触ったりこぼしてしまったときに活躍してくれます。ウェットティッシュは5~10枚の携帯用を、ハンドサニタイザーはかばんにつけられるサイズの小さいものがおすすめです。
■ こういう荷物は置いていけ!
普段から荷物が大きくなりがちな方は、「念のため」「心配だから」「つい持っていってしまう」というものが多いからこそ大荷物になってしまいます。「荷物は必要最低限」を実行するためには、下記のようなものは置いていきましょう!
◎ 救急セット
大量のばんそうこうや傷薬、シップ…。大荷物の方のバッグにはこれらが入っていることが多いですが、置いていきましょう。アウトドアにでかける場合は別ですが、1泊2日の観光メインの国内旅行において救急セットが必要になることはほぼありません。万が一ケガをしたり事故に遭ってしまった場合も、救急セットを使うより、救護室や救急車のお世話になったほうが確実で安心な手当てをしてもらえます。靴ずれ対策のばんそうこうは、化粧ポーチや手荷物の小さいポケットにバラで2~3枚ほど持っておけば大丈夫です。
◎ 大量の袋
「何かあったときに使えるから」と、かばんの中に大量の紙袋やビニール袋を詰めてしまうことはありませんか?たしかに洗濯物入れや、突然雨が降ってきたときなんかには使えるかもしれませんが、せいぜい1~2枚で事足ります。1枚1枚は薄くても、塵も積もれば山となることを思って、家に置いていきましょう。
◎ 大量のタオル
ブランケットに、バスタオルに、フェイスタオルに…用途はさまざまですが、大荷物さんが何かと持っていきたがるのがタオルです。旅館やホテルにタオルが備え付けられているのであれば、荷物の中のタオルは家に置いていきましょう。
◎ みかん
「のどが渇くかもしれないから」とみかんを持っていこうとしている方も、できれば家に置いていきましょう。みかんはなかなか重量があり、加えて「かばんの中でつぶれやしないか…」という心配をももたらします。のどはみかんだけでなくペットボトルの飲料水でも潤すことができます。しかしその重さと大きさを考えると、みかんを持ち運ぶのはあまりおすすめできません。…でも、おばあちゃんが持ってくるみかんはありがたくいただきましょう。
■ 無いものは買う!あるものは持っていかない!
基本的に、
・持っていかなくてもいいものは極力持っていかない
・ないものは現地でそろえる
のふたつの精神で準備すれば、荷物は意外と軽く・小さくなります。旅行の前に、いるもの・いらないものを改めて確認し、不要なものをばっさり切り捨ててみましょう。身軽な荷物でたのしく旅行できるはずですよ!