
仕事で成功できない3つの考え方
仕事で成功する要因は、能力やコネ、振る舞いだと考える人は多いです。何をしたかより、誰を知っているかだと。しかし、HubSpotのCEOであるDharmesh Shahさんは、そのような要因も確かに重要ですが、目には見えないけれどもっと大事なものがあると言っています。それは、正しい考え方です。すばらしい仕事を達成するには、どのように考えるかというのが一番大事な条件です。
逆もまた真なりだと証明できるでしょうか? 正しい考え方をすれば、すばらしい仕事を実行することができますが、間違った考え方をしていると、どんなに賢くて、勉強もできて、がんばっていても、目標を達成できないのでしょうか? 答えは「イエス」です。最近、健康の専門家としても知られ、医者であり作家でもあるDeepak Chopraさんが、LinkedInのコラムでそう答えていました。
Chopraさんは「多くの人が、考え方や見方によって仕事での成功を妨げている」と言っています。では、仕事の成功の妨げとなっている、よくある間違った考え方というのはどんなものなのでしょう? Chopraさんの考える、3つの間違った考え方をお教えしましょう。
1. 期待値を低くする
本物の失望を味わうためにも、目標は高く設定しなければなりません。失敗して痛い思いをするかもしれないからと、自分の身を守るために目標を低く設定する人が多いです。でも、目標を高く設定すれば、それを達成するために自分の潜在能力が発揮されます。始める前から自分にハンディを与えるよりも、失望するリスクを冒す方が価値があります。
ほとんどの人が不安で不確かな気持ちを持っています。安心したいがために、期待値を低くしようと考えるのです。しかし、実際にはそうはいきません。仕事に対する期待値が低過ぎると、価値のあるものを生み出す可能性も低くなってしまいます。
2. 確かそうなものを探す
自ら手に入れようとしなければ、変わりのない人生が待っています。
人生というのは不確かなものです。ほとんどの人が、あまりにも不安なので、確かではないのに何か確かそうなものにすがろうとします。周りの人の意見を聞き、周りの人の期待する会社で働き、安心するのは集団に受け入れられた時だけ。しかし、本当の成功というのは、未知なる創造的な可能性の世界に飛び込み、不確かなものを積み上げた先にあるものです。
3. 成長することを忘れている
これまでの人生を振り返ってみると、いかに自分が変わったかというのが簡単に分かります。しかし、未来のことを考える時は、自分が成長するという事実が突然見えなくなるのです。これまで10年での自分の変化と同じくらい、これからの10年でも変わるはずです。どんな風に自分が変わるかを過小評価するのはやめましょう。
すばらしいキャリアは成長の上に構築されるものです。若いうちは特に、自分の成長の可能性を測るのは簡単なことではありません。しかし、未来の自分が測り知れないくらい成長しているかもしれない、と考えないのは間違いです。今の自分にできること、今の自分が知っていること、今の自分に見えることは、すべて一時的なもので、成長という得体のしれないプロセスを待っている状態です。