黒柿ランディングネット ~Lake version~
『 lives 』
全長 84cm
内径 53cmx36.8cm
重量 500g
グリップ 黒柿(孔雀杢混り)
リング一体型ヒートン ( studio SMITH 製 )
シルバー925. キュービックジルコニア
フレーム 外から紫檀、メイプル、花梨
内張り 花梨、キルテッドメイプル
(Akasaka Woodworks)
塗装 高輝度2液ウレタン塗装鏡面仕上げ
ネット色 ココア(工房samba14製)
ランディングネット制作秘話 & 作品説明 etc
メータークラス対応のレイク用ランディングネット製作の御依頼をメールにて戴いたのが約1年程前・・・・
メールでのやり取りを幾度となく、それでもご希望のイメージを掴みきれず電話も・・・・
ブログ上にて『 life 』の持つ雰囲気とシルバーとの融合という部分を気に入って頂いたご様子で、
『 life 』のイメージで製作していきましょう!と決定。
グリップも大型のランディングネットにも使用可能な数種の中から、結局『 life 』オリジナルの黒柿で製作を開始する事に・・・・
デザインはともかくとして、問題は大きさと強度
日本有数の湖でのメータークラスの鱒のランディングにも耐えきる大きさと頑強さを兼ね備えたランディングネット
これがデザインと同じく、いや、それ以上に大切なファクター
この大きさのランディングネットの制作に着手するのは初の事・・・・・念入りに、念入りに下準備とイメージトレーニングを繰り返して制作に踏み込んでいきました。
ランディングネット全体のデザインは、『 life 』を元に
形状や全体のバランスに修正を加えながら、より洗練されたバランスの取れたフォルムを目指し、幾度も修正を重ね完成
グリップ材
一部、小粒の孔雀杢も混じる良質な黒柿を使用
生き生きと流れる様な杢目が美しく
複雑に入り組んだ黒柿の杢目が、全体の流れる様な流線型のイメージと融合して、
僕が表現したかった黒柿ならではの奥深さと存在感
そして、ご依頼主様のイメージの中にあるダーク系のランディングネットを表現できたと思っております。
フレーム材
グリップから繋がる黒柿の持つイメージとの調和は勿論のこと
何より大切だったのが『 強度 』
結局、フレーム材の組み合わせは強さと粘りのあるメイプルを中心として組み立てる事に
Akasakaさん、sambaさんにもアドバイスを頂いたりしながら、18mm幅x2mm厚x5枚に決定
内張りを2枚にしたのは、グリップが太く野暮ったくなるのを嫌ったのと強度を上げる双方を意識しての事。
シルバーヒートン
メインモチーフはフィッシュフック
その横にある、菱形の様な形状は
アイヌ文様の『 シクシリキ sik-siriki 』という目の文様
少しでも、魔除けやお守りという存在になればという想いでデザインに組み込んでおります。
サイドにはパーマーク模様とかなり手の込んだ、贅沢かつ素晴らしい仕上がりのカスタムパーツ
裏面から1箇所ピンを打ってありますが、このピンも勿論スターリングシルバー製
ネット
工房samba14製の美しい仕上がりのネット
この大きさにして、つなぎ目がなく一本の糸で編んであるので、強度も申し分無しです
ブログ村ランキング参加中しております。
応援して頂けると嬉しい限りです。
GyoNetブログランキングにも参加中です!
こちらも 『ポチッ』 と応援して頂ければ嬉しいです。
随分とお待たせしてしまったものの、
何とか3月のシーズンイン前に納品完了となり、少しホッとしております。
来シーズン、そして、今後、鱒たちとの素晴らしい数多くの出会いが訪れます事を心より願っております。
まずは、入魂!!
そして、いつかは夢のメーターオーバーがこのランディングネットに横たわる事を楽しみにしていますね!!(^^
p.s.
今回,ランディングネットを創るにあたり強く感じた事・・・・
結局僕は、様々な方々の力を借りながらランディングネットを作っているのだという事。
Akasakaさん、sambaさん、ダイヤンなしではこのランディングネットは出来なかったし・・・・・リンク先のNaOさんにも色々と教えてもらったりと、
その他にも、リンク先の方々からも間接的にアイデアや良い影響を貰ったりと、
一人では中々実現出来ない事が、実現出来ているのもこのブログを始めて、
様々な人々との繋がりと行動する意義が生まれたからなのだと、強く強く思います。
本当に感謝感謝の気持ちで一杯です。改めて、本当に有り難う御座います。
そして、これからも末永~く宜しくお願い致します!!(^^
ブログ村ランキング参加中しております。
応援して頂けると嬉しい限りです。
GyoNetブログランキングにも参加中です!
こちらも 『ポチッ』 と応援して頂ければ嬉しいです。
普通、魚とネットの写真では、魚が主役、ネットが脇役、かな?
このネットなら、両主役となりえるほどのオーラが感じられます。
まるで、名刀正宗のよう!?
僕の勝手な持論ですが・・・
良いランディングネットを持つ → 良い鱒を掬って、写真を撮りたくなる → その目標に向って試行錯誤&やる気アップ! → 釣果が上がる!!(メデタシ!)
などと勝手に思っていたりします。
ランディングネットも、どこまでいっても道具ですが、
それ以上の何かを感じて貰えるのは、
作り手として本当にうれしいです(^^
スタンダードサイズのネットの拡大版・・・
というわけにもいかないでしょうから、大変慎重に製作されたのではないでしょうか?
たとえば手に持ったときの重心の位置とか、軽さと強度とか。
でもシルバーはかっこいいな・・・
全体的にすごい存在感です!
この大きさは流石に大変でしたけど、
結構楽しかったかな(^^
鱒が納まったら、どんな感じなのんか?
ちょいと気になりますね!
作るときは結構色々と考えたり、気を使いながら作ったけれど、持ちやすさは念入りに確認しながら削ってましたね。
特にこの位の大きさだと、持ちやすいと持ち重り感は大分軽減されるでしょうから。