![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ea/85e6bae88ad58e47c8fb5cc97a88fc4e.jpg)
ルイヴィトンのダミエです。
結構、このバックル直してます。
同じ個所がダメになるみたいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/6d/abce2498a4a3a3ba20670727bade913c.jpg)
ここですね。
ギボシが折れて無くなってます。
穴が残っているので、ここを使って修理します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/8e/cad35b68edcd4a27dbce93fe6cb1bf03.jpg)
壊れた原因はこれなんですけどね。
お客様がご自分で穴を開けたようです。
不完全な穴なので、おそらく、ベルトをはずす時に折れたと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c6/f33c2d66d7cf5cf0d3a7e3cb9607de25.jpg)
このくらいのネジならちょうど良さそうです。
長いので先端を少し切除しないとだめですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/65/bb7f6c668ed48a3ad9a494ae445e9d3f.jpg)
ギボシを作って取り付けました。
真鍮材の無塗装なので、使っているうちに表面が酸化して、
黒ずんできますので、色合いがもっとバックルに近くなってくると思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/64/992aa8f82da7f8e5a20bb4c6cf56a588.jpg)
モノグラムミニのレディーズベルトです。
ルイヴィトンに修理依頼したら、断られたそうです。
なんでも修理すると、ルイヴィトンでは無くなってしまうから、
修理できないと断られたとか。
は?
ですよね。
だって使えなきゃしょうがないじゃないですか。
たぶん、改造品になってしまって、正規品じゃなくなってしまうという意味なのでしょうけれど、別に質屋に持っていこうってわけじゃないのですから、困ったものです。
直せないなら直せないと、素直にごめんなさいしちゃえばいいのに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/8d/d9d391126f82cba0d0255786023ae27c.jpg)
さて、どうやって直したらよいものか。
バックルの中央にもともとダボが付いていたようです。
このダボが曲がってしまって、直そうとしたら折れてしまったとのことです。
折れた切断面からは、真鍮で出来ているのがわかるのですが、
真鍮だったら、一度や二度曲げたくらいじゃ折れないと思うんですがね。
銅の含有量が少ないのかもしれません。
海外の材料はよくわからないです。
国内の真鍮材だったら、 並材でもこのくらいじゃ折れないと思います。
以前、ルイヴィトンではないですが、同じような仕組みのバックルを直したことがあります。
そのときは頑張って、折れた部分両端にネジ穴を切って、再度取り付けたのですが、
今回は曲がってしまっているので、再利用は難しそうです。
お客様に相談して、通常の中一(ナカイチ)バックルとして、お使いいただくことで了承いただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/6e/9fc5b19463fa5dc4bbf70299d8629233.jpg)
まず、穴を広げないとだめですね。
普通のバックルだと小判型なのですが、このベルトはダボだけなので丸く穴が開いてます。
穴を広げて同じゴールドメッキのバックルピンを取り付けます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/f2/aa088a2db7078ab5d3c3231acca58425.jpg)
完成です。
帯が付いたままピンを取り付けるのは、結構大変なのですが、
うまくいきました。
これでまたお使いいただけます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/8e/0787c1502f4bc848247acfa6b69bf8f7.jpg)
ベルトを通すとこんな感じになr・・・・
え?
これって、LOUIS VITTONのロゴが逆さまです。
なんか、間違えたかな。
それとも逆から装着するの?
左利き用?
いや、そんなの聞いたことないし。
正規店に修理依頼出すくらいですから、もちろん正規品でしょうし、
作りを見ても正規品で間違いないのは私でもわかります。
変なの。
お客様に確認したら、気にしたことないです!
って、おっしゃってました。
そんなもんなんですかね。
とにかく、これで合ってるようです。
それにしてもビックリしました。
自分がなんか失敗しちゃったのではないかと思って。
ベルト、バックルの修理見積もり依頼は、メールかLINEで、
画像を添えてお願いいたします。
平日のみとなりますが、直接いらしていただいても結構です。
ただ、留守がちなので、事前にご連絡お願いいたします。
03-3886-6271
伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
東京都足立区足立2-34-2
![](http://www.itokinzoku.co.jp/Line-QR.jpg)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます