ルイヴィトンのベルトカット依頼です。
新しいタイプですね。
新しいタイプのベルトはベルト取り付け部分が斜めにカットされていて少し細くなっています。
デザインの都合なのか、変更した理由は不明です。
ただこの部分は劣化すると引きちぎれる部分なので、実用性を考えると細くなった理由が全くわかりません。
裏ブタを開けました。
今のところ、このタイプで裏ブタのネジが外しにくい個体には出会ったことがありませんので、比較的旧タイプより安心して作業できます。
カットするあたりに目印を付けて再度寸法確認です。
切り落すのが一番緊張します。
切り落して先端の形状を作り直しました。
このベルト、ベルト通しを留めるネジが一本ありません。
あとでお客様に尋ねてみたら、実はこのベルトは新品同様で安く手に入れたものとのことで、
このネジが無いから安かったのかもしれませんとおっしゃっておられました。
オリジナルと同じビスは用意できませんが、このままだと反対側に負担が掛かるのので、取り付けました。
このお客様からは、同時に伊勢丹で購入したベルトの穴あけ依頼もいただきました。
作りははっきり言って、ルイヴィトンのベルトより上質です。
伊勢丹のバイヤーの実力を垣間見た感じがします。
このベルト購入時は、店員さんに勧められて購入したそうですが、値段も手ごろで、それこそルイヴィトンのベルトよりも安価で、
ただ、欠品すると次回入荷未定なので、あるうちに購入した方が良いですよと勧められたそうです。
私がこのベルトは良いベルトですねとお客様に伝えたら、大変喜んでおられました。
本当に、バックルの作りからベルトの作りまで、当たり前に正直な作りでした。
当たり前の作りなので、特に優れているというよりは、他のメーカーが利益追求しすぎる現代では希少な作りだと感じました。
もう一本、他のお客様からのカット依頼品です。
エピですね。
当然ですが、このロゴの部分は切り落します。
たまに、それは困るといったご相談も在りますが、それでは作業はできないです。
ただ、面白いことに、そういったご相談の方はコピー品が多いです。
コピー品というレッテルがこの部分の拘りに表れるのかもしれません。
逆に限定モデルのような、こちららカットするのを躊躇してしまうようなベルトをご依頼のお客様はには、
全くそういった拘りは見られなかったりしますので、人間模様って面白いなと思ったりもします。
裏ブタを開けて作業します。
今回も問題なく開きました。
旧モデルはネジの固着剤ががっちり塗られていて、非常に緊張しますが、その点は改善されたようです。
作業終了です。
作業受付はメールかLINEでのみ受け付けます。
画像が無いとどのようなベルトなのかわかりませんので、お電話でのお問い合わせはお断りしています。
かならず作業対象の現品の画像を添えてご連絡ください。
お電話いただいても、メールかLINEで写真を送ってくださいと返答するだけになってしまいます。
値段が気になる方は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
バックル部分の修理
ベルトの革部分の修理
こちらに事例と価格を記載していますので、ご自分のものと同じ症状があれば参考になるかと思います。
ブログだと年数経過して価格改定したり、消費税の税率が変わったりで更新しきれないので、ブログには価格を掲載しておりません。
新しい生活様式で過ごさなければならない昨今、私自身、持病があるため、ワクチンができるまでは、徒歩圏内以外の方からの持ち込みはお断りしています。
弊社では高齢者も働いておりますので、ご理解ご協力お願いいたします。
徒歩圏内以外の方からの修理受付は宅配便のみになります。
よろしくお願いいたします。
LINEの場合、土日祝日でも時間があれば可能な限り返信してます。
しかし返信に時間が掛る場合もありますし、月曜まで返信できない場合もあります。
PCメールの場合は、土日のチェックはほぼ行いませんので、月曜になることが多いです。
よろしくお願いします。
伊東金属製作所
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