ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

ダンヒルベルト修理

2016-03-12 10:09:00 | ダンヒル修理

ダンヒルのベルト修理依頼です。
神奈川県のお客様からです。
ダンヒルの化粧箱へ入って送られてきました。
ピンが折れてしまってます。


まずバックルを分解します。
そのほうがしっかりピンを取り付けられますので。



長すぎず短すぎず、ピンを載せる部分が非常に狭いので、
ちょっと長いとバックルを傷つけますし、
短いと後ろへ廻ってしまいます。
この微調整が難しいのです。
ピンは取り付け加減で長くも短くもなります。
熟練の技術でコントロールできれば調整も楽なのですが、
それができないと苦労することになります。
この辺りは経験ですね。
ちなみ私は子供のころから家の手伝いで、手に豆が出来るくらいピン付けさせられました。
新品のバックルにピンを取り付ける作業なのですが、
最速で一時間当たり1000個はできます。
ピンの取り付けは修行に何年も掛かるような技術ではないですが、
少なくとも毎日1000本くらいを半年は続けないと、
うまくならないと思います。



バックルを取り付けて修理完了ですが、
弊社ではもうひと手間かけてます。


これですね。
ピンのカーブをベルトを装着した状態で調整するのです。
これによってベルトの革の傷み方が格段に違ってきます。
よく、ベルトの革にバックルの跡が付いてしまったり、
いつも使う穴の廻りだけがクタクタになってしまったり、
革が無理なカーブを強いられるから痛むんですね。
でもこうやってピンのカーブを調整すれば、革の劣化をかなり遅らせることができます。
ここまでやってくれるベルト職人さんって、ほとんど居ないと思いますよ。

ピンの破損や曲がりによる交換料金は2700円となっております(税込み)。
よろしくお願いします。

ベルトのお直しやカットなども承っております。
ベルト修理の見積もりは、メールかLINEで画像をおくっていただけると助かります。
持込でも修理できないものもありますので、事前に画像送付お願いします。
持込は平日のみとなっております。



03-3886-6271
伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp






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