
グッチのバックルだけ残した、ベルトの作成です。
オリジナルのベルトはGG柄なのですが、これ作ったら意匠でグッチに訴えられてしまいますから、違ったもので作るしかありません。
グッチは特にうるさいようです。
同業者からグリーンと赤のリボン柄のテープ使っただけで大変なことになったと聞いたことがあります。

ベルトの穴の部分、傷みが激しいです。

仕様表です。
寸法を記載して何度かやり取りました。


当初、濃茶で作り替えの予定でした。
濃茶で用意できる革の画像を送りました。


その後、黒革に変更になり、黒の型押しの革の画像を送りました。
2つは一見似ていますが、若干型押しも違いますし、艶感が異なります。

比べるとこのくらいの違いです。

ベルトが到着してご希望の革を当ててみます。
が、イメージと違ったと言うことです。


イタリアのタンニンなめしの良い革が丁度ベルト1本分入荷したので、こちらでご提案しました。
手触りもよく、かなり良いものです。
なかなかこれだけの革で作られたベルトはありませんので、お勧めして、こちらで作成となりました。

出来上がりです。
自分でも欲しいくらいのベルトに仕上がりました。

とてもしなやかで手触り良く、牛革ではトップクラスの革ですから当然ですね。
通常の国産牛革の3倍程度の値段はしますからね。
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