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天空の蜂

2015年09月14日 19時56分32秒 | 映画 た行
評価:★★★【3点】



原作を読破した同僚の強い勧めで映画を観ることに。
面白かったらオレも観に行こうという意図があり
ワタシは毒味か(笑)



1995年8月8日。
その日、完成した最新鋭超巨大ヘリ“ビッグB”の
自衛隊への引き渡しの日を迎え、開発者のヘリコプター設計士・湯原は
妻子とともに式典に参加していた。
すると突然、ビッグBが勝手に動き出し、
息子の高彦を乗せたまま福井県にある原子力発電所
“新陽”の真上でホバリングを始めた。
ビッグBは、“天空の蜂”と名乗るテロリストによって
遠隔操作でハイジャックされてしまったのだ。
犯人は政府に対し“日本全土の原発破棄”を要求し、
従わなければ、大量の爆発物を搭載したビッグBを
原子炉に墜落させると宣言する。
残された時間はヘリの燃料がなくなるまでのあと8時間。
湯原は、同じ会社の同期で新陽を設計した三島と協力し、
高彦の救出とビッグBの墜落阻止に全力を挙げるが…。
<allcinema>



確かに原作が面白かったというのは容易に理解できる。
物語も、時間軸がとても重要な要素を持っており
一刻を争う展開に躊躇している暇を与えないのだ。

ただ、ワタシ的にはキャスティングがもう一つ。
軸となる主人公の抱える負の部分が展開上のキーとなり
それを上手く表現しきれてないように感じた。
登場人物が吐くセリフもどこかワザとらしいくらい専門的だし
時間との闘いのシーンで、あんなに的確なこと言えるのがすごい。

そういう意味からすると、刑事役の柄本さんなどは
かなりいい味出していたと思う。

原発の真上でホバーリングする超巨大ヘリを
下から見上げる映像の迫力は邦画ではなかなか見ることはない。
もうそれだけで、今の日本のVFX技術に嬉しくなったものだ。


【今週のツッコミ】
・今度はモールス信号と来ましたか(笑)
 父の職業に何かしらの影響を受けるのはどこの家庭も同じだな。

・原発停止という行動の中で意外なルールが存在してたことに
 これって実際はどうなのよ!だった。

・国民よりも国家を優先する官僚は結局は他人事なのね。

・瀕死の刑事に手錠かけられ、手が繋がったまま逃走する犯人が
 刑事の腕をナイフでザックリ行くと思ったら見事に裏切られた。
 なんて心優しき犯人なんだろう(違)

・ビッグBに居る少年を助ける航空自衛官の2名だが
 余りの酷似ぶりに思わずクローン人間を思い出す(こら)
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監督:堤幸彦
脚本:楠野一郎
音楽:リチャード・プリン

出演:江口洋介/本木雅弘/仲間由紀恵/綾野剛/國村隼/柄本明/竹中直人/石橋蓮司/

『天空の蜂』

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2 コメント

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Unknown (mariyon)
2015-09-14 23:35:24
あれれ?ダメでしたか?
そうかぁ、itukさんはプロですものね。
素人には、セリフはあまり気にならなかったし
技術的に何が可能で何が不可能なんてことはわからないんですが、20年も前に描かれた「絶対安全」を崩す言葉は重さを感じました。
そして、こむづかしくなく、どんどん進むエピも良かったです。
キャストでは、唯一、仲間由紀恵でなくても。。。って気もしましたが。まあ、堤監督ですから。
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mariyonさんへ (ituka)
2015-09-15 21:54:54
作品全体をザックリ見た場合は邦画にしては本格的だと思いました。
しかし、細かいことが気になっちゃって^^;
主要人物らが、いかにも上手にお芝居をこなしましたという感じかな。
柄本さん以外ね^^
ちょっと斜に構えて観ていたのかもしれませんね(笑)

巨大ヘリのメカなどはかなり良い線行ってました。
日本のVFXも進化しているんだということ実感できたので、そこはよかったです(笑)
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