評価:★★★★【4点】
大人な演出により崇高な空気感を漂わせる希少映画。
脚本はもちろんのこと、音楽担当ジェームズ・ニュートン・ハワーの
緊張感を煽る効果音楽とテーマ曲がとても美しいからだろう。
本作品は事件解明する映画ではなく
事件に係ったひとびとの4日間限定の群像劇である。
◇
1963年11月22日、
アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディが、
ジャクリーン夫人とともにダラスの地に降り立つ。
昼過ぎ、パレードを撮影しようと
待ち構えていた8mmカメラ愛好家のザプルーダーは、
大統領を乗せたリムジンを視界に捉える。
その時、3発の銃弾が鳴り響き、一帯はパニックに陥る。
やがて、市内のパークランド病院に
瀕死の大統領が運び込まれてくるが…。
<allcinema>
◇
言わずと知れた世界的大ニュース。
今日まで何度となく謎に迫る検証ドラマや再現ドラマ
はたまた著名人らによる政治的背景などいくつも語られ
もはや耳にタコ状態のこの事件って結局、真実は謎のまま。
そういう事件を今ここで改めて群像ドラマとして見せられると
知らなかったことが意外にあることに気づく。
容疑者として逮捕されたオズワルドの親族らの苦悩。
シークレットサービス、FBI、ダラス警察らの
鬼気迫る仕事ぶりなど、現場でしか味わえない空気が
ものすごく伝わってきて終始張りつめた緊張感が体を硬直させる。
出演してる俳優陣がすばらしい!
どの役者もご本人に敬意を払い演じる姿は高潔そのもの。
この映画って出演希望する俳優が多すぎて
オーディションがごった返した状態だったとか
そのなかで自分を思いっきり売り込む有名俳優たち。
普通、映画って製作者側から俳優にオファーし
スケジュールが合い、脚本に賛同すれば出演してあげるよ!
なんてことを想像してたんですが、この映画の場合は
立場がまるで逆なんですね。
これでひとつ学習することができて大変よかったです^^;
【今週のツッコミ】
・一応主演は容疑者オズワルドのお兄さんってことですかね。
・そのオズワルドの母親マーガレット役のジャッキー・ウィーヴァー。
当時の眼鏡がとても似合ってて、すごく可愛かった。
彼女はワタシのストライクゾーン外角低め(なんだよそれ)
・研修医のザックに渇を入れる婦長マーシャ・ゲイ・ハーデンがいい!
彼女の存在なくしてこの映画は成り立たない。
題名も病院名「パークランド」だからね^^;
・今やどの作品に対しても必ずキーマンとなるポール・ジアマッティ!
彼が出演してるだけで映画がワンランク上がる気がする。
・FBIの大失態!証拠隠滅、これは今まで知らなかった。
・シークレット・サービス主導でエアホース・ワンに遺体を積むが
棺桶大きすぎて機体に入らず一部破壊する行為が映画的だった。
・大統領の緊急オペ、次に容疑者オズワルドの緊急オペと
パークランド病院の研修医は生涯の思い出(こら)となったであろう。
・容疑者オズワルドがご本人にそっくりでびっくりした(笑)
・最後にSSのひとりが言う「こんな町で死ぬなんて」って
ダラスの住民に失礼じゃないのかい^^;
---------------------------------------------------------
監督:ピーター・ランデズマン
脚本:ピーター・ランデズマン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ジェームズ・バッジ・デール/ザック・エフロン/マーシャ・ゲイ・ハーデン/
ジェレミー・ストロング/ビリー・ボブ・ソーントン/ジャッキー・ウィーヴァー/
ポール・ジアマッティ/ジャッキー・アール・ヘイリー/
『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』
大人な演出により崇高な空気感を漂わせる希少映画。
脚本はもちろんのこと、音楽担当ジェームズ・ニュートン・ハワーの
緊張感を煽る効果音楽とテーマ曲がとても美しいからだろう。
本作品は事件解明する映画ではなく
事件に係ったひとびとの4日間限定の群像劇である。
◇
1963年11月22日、
アメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディが、
ジャクリーン夫人とともにダラスの地に降り立つ。
昼過ぎ、パレードを撮影しようと
待ち構えていた8mmカメラ愛好家のザプルーダーは、
大統領を乗せたリムジンを視界に捉える。
その時、3発の銃弾が鳴り響き、一帯はパニックに陥る。
やがて、市内のパークランド病院に
瀕死の大統領が運び込まれてくるが…。
<allcinema>
◇
言わずと知れた世界的大ニュース。
今日まで何度となく謎に迫る検証ドラマや再現ドラマ
はたまた著名人らによる政治的背景などいくつも語られ
もはや耳にタコ状態のこの事件って結局、真実は謎のまま。
そういう事件を今ここで改めて群像ドラマとして見せられると
知らなかったことが意外にあることに気づく。
容疑者として逮捕されたオズワルドの親族らの苦悩。
シークレットサービス、FBI、ダラス警察らの
鬼気迫る仕事ぶりなど、現場でしか味わえない空気が
ものすごく伝わってきて終始張りつめた緊張感が体を硬直させる。
出演してる俳優陣がすばらしい!
どの役者もご本人に敬意を払い演じる姿は高潔そのもの。
この映画って出演希望する俳優が多すぎて
オーディションがごった返した状態だったとか
そのなかで自分を思いっきり売り込む有名俳優たち。
普通、映画って製作者側から俳優にオファーし
スケジュールが合い、脚本に賛同すれば出演してあげるよ!
なんてことを想像してたんですが、この映画の場合は
立場がまるで逆なんですね。
これでひとつ学習することができて大変よかったです^^;
【今週のツッコミ】
・一応主演は容疑者オズワルドのお兄さんってことですかね。
・そのオズワルドの母親マーガレット役のジャッキー・ウィーヴァー。
当時の眼鏡がとても似合ってて、すごく可愛かった。
彼女はワタシのストライクゾーン外角低め(なんだよそれ)
・研修医のザックに渇を入れる婦長マーシャ・ゲイ・ハーデンがいい!
彼女の存在なくしてこの映画は成り立たない。
題名も病院名「パークランド」だからね^^;
・今やどの作品に対しても必ずキーマンとなるポール・ジアマッティ!
彼が出演してるだけで映画がワンランク上がる気がする。
・FBIの大失態!証拠隠滅、これは今まで知らなかった。
・シークレット・サービス主導でエアホース・ワンに遺体を積むが
棺桶大きすぎて機体に入らず一部破壊する行為が映画的だった。
・大統領の緊急オペ、次に容疑者オズワルドの緊急オペと
パークランド病院の研修医は生涯の思い出(こら)となったであろう。
・容疑者オズワルドがご本人にそっくりでびっくりした(笑)
・最後にSSのひとりが言う「こんな町で死ぬなんて」って
ダラスの住民に失礼じゃないのかい^^;
---------------------------------------------------------
監督:ピーター・ランデズマン
脚本:ピーター・ランデズマン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ジェームズ・バッジ・デール/ザック・エフロン/マーシャ・ゲイ・ハーデン/
ジェレミー・ストロング/ビリー・ボブ・ソーントン/ジャッキー・ウィーヴァー/
ポール・ジアマッティ/ジャッキー・アール・ヘイリー/
『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』
やはり実在の人物で顔を知られている場合はある程度似ていないと
そこに突っ込み入れたくなってしまうので(笑)重要だと思います。
そう考えると「大統領の執事の涙」のジョンキューは何だったんでしょうか(爆)
オズワルド似てましたよねー!(笑)
もしも有名俳優で彼のキャスティングをするなら
ワタシだったら迷わずエドワード・ノートンでしょうか。
間違ってもジョン・グッドマンにはオファーしません(なんでジョングッドなんだよ)^^;
>「大統領の執事の涙」のジョンキュー
あれはおそらくウケ狙いを入れつつ、見ようによっては似てるかもという
スタッフの英断だったかもしれませんね(爆)