評価:★★★★【4点】
グズグズ悲しみを引きずっている家族にはショック療法がいちばん!
いや~!これは意外な拾いモノでした。
ナタリー出てるし、とりあえず観ておこうくらいの感覚でしたが
割とシリアスでありハートフルで少年目線で物語が進行していくスタイルがグッドです。
これは名作テレビドラマ『北の国から』をモチーフにしてると思えば尚楽しい。
で、そんな風に鑑賞してるワタシは、少年TJに同化し感情移入しまくりでした。
◇
心に深い傷を負った少年が、世の中に敵意を向ける傍若無人な
流れ者の青年との交流を通じて活力を取り戻していく姿を寓話的に描く。
自動車事故で母を失い、心に深い傷を負った少年TJ。
一緒に暮らす父親も、未だ悲しみから立ち直れずにいる。
そんなある日、長髪に半裸の粗暴な男ヘッシャーがTJの家に住みついてしまう。
ヘヴィメタを大音響で流し、目的もなく破壊行動を繰り返すヘッシャーに
振り回されていくTJだったが…。
<allcinema>
◇
まずなんといってもそれぞれのキャストが巧すぎる。
特に少年TJを演じたデヴィン・ブロシューがことのほか巧い。
見た目は『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグを
小さくしたような感じで、多感な時期での悲しみや学校でのいじめやら
大人に恋焦がれるいじらしさなんかを見事に演じてたと思いました。
最愛の母の死、あるいは最愛の妻の死ということで
残された家族は茫然自失でもはや救いようがなく魂を奪われたゾンビのよう。
特にTJの父は事故以降、抜け殻のようになってしまい
職に就くこともなく一日中寝てばかりいる状態です。
そしてそんなときに家族の前に突如現れたぶっ飛びロック野郎にびっくり!
すべてのモノに対し破壊活動をするイカレ男に家族は引きまくって黙認するしかない。
粗暴な男はいつしかTJのダチ状態と勝手に決め付け住み着いてしまう。
いいですね~!こういう家族に残された治療はもはやショック療法しかない。
余りの過激さに心臓発作で倒れるのかと心配してた家族のおばあちゃんが
意外にもイカレ野郎を受け入れるのも認知から来るものと勘違いしてました。
でも実際は大らかな心からくるもので、唯一、家族の中で冷静に生きてるなと感じ
とても好感が持てましたね。
またイカレ男もこのおばあちゃんに接するときの言動には意外性があって
ちょっとイカレ男の過去が知りたくなりました。
おまけ)
・出てくる車のすべてがオンボロだったのは製作費の関係か?
いやいや、作品の世界感をそれで表していたのでしょう。
・下ネタオンパレードでもいやらしさは感じられなかった。
おばあちゃんの朝の散歩の誘いをはぐらかす家族に怒りの態度を示すイカレ男。
あの時のレイプの話には思わず吹き出してしまった!
・父を演じたレイン・ウィルソンって次回公開作に『キック・アス』ばりの
ヒーロー演じてますね。「シャラップ!クラ~イム」ヒロインは
ワタシのお気に入り女優エレン・ペイジ!コロナの観賞券を福利厚生で買おう。
・ワタシの中でレイン・ウィルソンとコリン・ファースとビル・プルマンが
互いの影武者として生きて行けるかなと。ファンの方、気に障ったらすみません。
・週に15時間しかシフトに入れてもらえないバイトは即止めましょうよ(笑)
そりゃあ、2ドルだって貴重でしょうとも^^;
・叶えられなかったおばあちゃんとの散歩。あんな風に約束を果たすヘッシャーは
やっぱり、この家族の救世主だったんだと思い知らされた。
・本作ヘッシャー役のジョセフくんってどんな役も巧く演じてしまいますね。
ワタシ的にはエドワード・ノートンのヘッシャーも見たい気がするんですけど。
または、『ザ・ファイター』のキャラでクリスチャンでもいいかな(笑)
でも、彼だと死人が出そうでかなりヤバいです。
-------------------------------------------------------
監督:スペンサー・サッサー
脚本:スペンサー・サッサー/デヴィッド・ミショッド/
撮影:モーガン・ピエール・サッサー
音楽:フランソワ・テータ
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ナタリー・ポートマン/レイン・ウィルソン/
デヴィン・ブロシュー/
『メタルヘッド』
グズグズ悲しみを引きずっている家族にはショック療法がいちばん!
いや~!これは意外な拾いモノでした。
ナタリー出てるし、とりあえず観ておこうくらいの感覚でしたが
割とシリアスでありハートフルで少年目線で物語が進行していくスタイルがグッドです。
これは名作テレビドラマ『北の国から』をモチーフにしてると思えば尚楽しい。
で、そんな風に鑑賞してるワタシは、少年TJに同化し感情移入しまくりでした。
◇
心に深い傷を負った少年が、世の中に敵意を向ける傍若無人な
流れ者の青年との交流を通じて活力を取り戻していく姿を寓話的に描く。
自動車事故で母を失い、心に深い傷を負った少年TJ。
一緒に暮らす父親も、未だ悲しみから立ち直れずにいる。
そんなある日、長髪に半裸の粗暴な男ヘッシャーがTJの家に住みついてしまう。
ヘヴィメタを大音響で流し、目的もなく破壊行動を繰り返すヘッシャーに
振り回されていくTJだったが…。
<allcinema>
◇
まずなんといってもそれぞれのキャストが巧すぎる。
特に少年TJを演じたデヴィン・ブロシューがことのほか巧い。
見た目は『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグを
小さくしたような感じで、多感な時期での悲しみや学校でのいじめやら
大人に恋焦がれるいじらしさなんかを見事に演じてたと思いました。
最愛の母の死、あるいは最愛の妻の死ということで
残された家族は茫然自失でもはや救いようがなく魂を奪われたゾンビのよう。
特にTJの父は事故以降、抜け殻のようになってしまい
職に就くこともなく一日中寝てばかりいる状態です。
そしてそんなときに家族の前に突如現れたぶっ飛びロック野郎にびっくり!
すべてのモノに対し破壊活動をするイカレ男に家族は引きまくって黙認するしかない。
粗暴な男はいつしかTJのダチ状態と勝手に決め付け住み着いてしまう。
いいですね~!こういう家族に残された治療はもはやショック療法しかない。
余りの過激さに心臓発作で倒れるのかと心配してた家族のおばあちゃんが
意外にもイカレ野郎を受け入れるのも認知から来るものと勘違いしてました。
でも実際は大らかな心からくるもので、唯一、家族の中で冷静に生きてるなと感じ
とても好感が持てましたね。
またイカレ男もこのおばあちゃんに接するときの言動には意外性があって
ちょっとイカレ男の過去が知りたくなりました。
おまけ)
・出てくる車のすべてがオンボロだったのは製作費の関係か?
いやいや、作品の世界感をそれで表していたのでしょう。
・下ネタオンパレードでもいやらしさは感じられなかった。
おばあちゃんの朝の散歩の誘いをはぐらかす家族に怒りの態度を示すイカレ男。
あの時のレイプの話には思わず吹き出してしまった!
・父を演じたレイン・ウィルソンって次回公開作に『キック・アス』ばりの
ヒーロー演じてますね。「シャラップ!クラ~イム」ヒロインは
ワタシのお気に入り女優エレン・ペイジ!コロナの観賞券を福利厚生で買おう。
・ワタシの中でレイン・ウィルソンとコリン・ファースとビル・プルマンが
互いの影武者として生きて行けるかなと。ファンの方、気に障ったらすみません。
・週に15時間しかシフトに入れてもらえないバイトは即止めましょうよ(笑)
そりゃあ、2ドルだって貴重でしょうとも^^;
・叶えられなかったおばあちゃんとの散歩。あんな風に約束を果たすヘッシャーは
やっぱり、この家族の救世主だったんだと思い知らされた。
・本作ヘッシャー役のジョセフくんってどんな役も巧く演じてしまいますね。
ワタシ的にはエドワード・ノートンのヘッシャーも見たい気がするんですけど。
または、『ザ・ファイター』のキャラでクリスチャンでもいいかな(笑)
でも、彼だと死人が出そうでかなりヤバいです。
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監督:スペンサー・サッサー
脚本:スペンサー・サッサー/デヴィッド・ミショッド/
撮影:モーガン・ピエール・サッサー
音楽:フランソワ・テータ
出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット/ナタリー・ポートマン/レイン・ウィルソン/
デヴィン・ブロシュー/
『メタルヘッド』
最初からジョー君狙いでしたが、ナタリー効果なら、確かにこれは拾い物ですね!
人は悲しみに陥る時は有りますが、下品な男の、だからどうよっ、浸ってる間に、時は動いてんだぜっっ!!なノリは、そうだよねっ!と思わずにはいられない(笑)
お婆ちゃんネタ、良かったなぁ~。
新しいとは言え、センチュリーの小さいスクリーンでは勿体無いです。
>コロナの観賞券を福利厚生で買おう
爆!
これ、コロナオンリーかな?
私は小牧が一番近いので、行きます!
ジャック・ブラックが出て来るワケじゃないんですね?(⌒~⌒ι)
センチュリーの小劇場って全席のひとの頭が微妙に画面に被るんですよね。
なので、観るならいつも最前列(笑)
サウンドスクリーンの小さな穴配列が気にはなりますが^^;
電柱のケーブル操作だけでチャンネル倍増って可笑しかった!
ヘッシャーの家族構成も知りたくなりましたよ。
どこかジョーカーと似たとこあるんじゃないかと勝手に思っています(笑)
>私は小牧が一番近いので、行きます!
明日の13日からシネマスコーレで上映開始されますね。
う~ん、ここは未開の地だからな~。
安城のコロナにしようかな。
単館系の割にはエンタメ作品だと思っています(笑)
お~!ジャック。ブラックのヘッシャーだったら、この一家はどんな風に再生できるのか興味ありますね。
そして、ナタリーじゃなくてエレン・ペイジのヒロインでも面白そう!
って、それって『スーパー!』の前段階になったりして(笑)