評価:★★★【3点】
眠い!とにかく眠くなった(爆)
1時間程度の人間ドラマに神秘的、幻想的な別世界の映像を織り込んで
作品全体をモダンな雰囲気に仕立て上げている感じでした。
なにげない普通のシーンでも、アングルひとつで
スタイリッシュな画に変えてしまう監督のセンスに脱帽してたかも(笑)
◇
成功した実業家ジャック・オブライエンは人生の岐路に立ち、
自らの少年時代に思いをはせる――。
1950年代半ばのテキサスの小さな町に暮らすオブライエン一家。
厳格な父は、成功のためには力が必要だと、
長男のジャックをはじめ3人の子どもたちに
理不尽なまでに厳しい態度で接してしまう。
一方、全てを運命として受け入れる母親は、
子どもたちを優しい愛で包み込む。
そんな両親の狭間で葛藤を抱えながらも、
2人の弟との楽しい時を過ごすジャックだったが…。
<allcinema>
◇
この映画は理解するんではなく感じる映画であると思う。
”生き方にはふたつある”
世欲に生きるか―――
神に委ねるか―――
どちらか選ばなくてはいけない。
男なら人に利用されない強い人間になれ。
つまりは自分のように成功する勝ち組になれってことですよね。
親に対する言葉使いから始まり、毎日厳しい躾けで
子供に接するオブライエン(ブラッド・ピット)。
これが世欲に生きるコースなんですね。
しかし、母は運命に従いすべてを神に委ねる派ということで
子供たちに愛情深くやさしく接しているんですね~
っていうか、その頃の時代というのはワタシの子供時代でも
両親の役目とは概ねそんな感じだったんじゃないかな。
ということで、何を今さら!という思いはありましたが
これをあの独創的なイメージ映像で不思議な感覚に持って行く
テレンス・マリックはある意味トリッククリエイタ―かと。
作品の半分はそんな映像で埋め尽くされているので
ハッキリ言って、油断してると睡魔に襲われてしまう。
でもまあ、どのシーン、カットも絵ハガキになるような
エレガントさがあって目の保養にはもってこいの映画でした(笑)
おまけ)
・母親を演じたジェシカ・チャステインの美しさは
本作にピッタリだとは思ったが、まだ30歳だったのね!
申し訳ないけど、もうちょっとお歳を召されていると思ってたわ。
・大人になったジャックに敢えてショーン・ペンを起用した意味が
どこにあったのかが良く分らない。台詞も殆どなかったし。
--------------------------------------------------------
監督:テレンス・マリック
脚本:テレンス・マリック
撮影:エマニュエル・ルベツキ
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ブラッド・ピット/ショーン・ペン/ジェシカ・チャステイン/
『ツリー・オブ・ライフ』
眠い!とにかく眠くなった(爆)
1時間程度の人間ドラマに神秘的、幻想的な別世界の映像を織り込んで
作品全体をモダンな雰囲気に仕立て上げている感じでした。
なにげない普通のシーンでも、アングルひとつで
スタイリッシュな画に変えてしまう監督のセンスに脱帽してたかも(笑)
◇
成功した実業家ジャック・オブライエンは人生の岐路に立ち、
自らの少年時代に思いをはせる――。
1950年代半ばのテキサスの小さな町に暮らすオブライエン一家。
厳格な父は、成功のためには力が必要だと、
長男のジャックをはじめ3人の子どもたちに
理不尽なまでに厳しい態度で接してしまう。
一方、全てを運命として受け入れる母親は、
子どもたちを優しい愛で包み込む。
そんな両親の狭間で葛藤を抱えながらも、
2人の弟との楽しい時を過ごすジャックだったが…。
<allcinema>
◇
この映画は理解するんではなく感じる映画であると思う。
”生き方にはふたつある”
世欲に生きるか―――
神に委ねるか―――
どちらか選ばなくてはいけない。
男なら人に利用されない強い人間になれ。
つまりは自分のように成功する勝ち組になれってことですよね。
親に対する言葉使いから始まり、毎日厳しい躾けで
子供に接するオブライエン(ブラッド・ピット)。
これが世欲に生きるコースなんですね。
しかし、母は運命に従いすべてを神に委ねる派ということで
子供たちに愛情深くやさしく接しているんですね~
っていうか、その頃の時代というのはワタシの子供時代でも
両親の役目とは概ねそんな感じだったんじゃないかな。
ということで、何を今さら!という思いはありましたが
これをあの独創的なイメージ映像で不思議な感覚に持って行く
テレンス・マリックはある意味トリッククリエイタ―かと。
作品の半分はそんな映像で埋め尽くされているので
ハッキリ言って、油断してると睡魔に襲われてしまう。
でもまあ、どのシーン、カットも絵ハガキになるような
エレガントさがあって目の保養にはもってこいの映画でした(笑)
おまけ)
・母親を演じたジェシカ・チャステインの美しさは
本作にピッタリだとは思ったが、まだ30歳だったのね!
申し訳ないけど、もうちょっとお歳を召されていると思ってたわ。
・大人になったジャックに敢えてショーン・ペンを起用した意味が
どこにあったのかが良く分らない。台詞も殆どなかったし。
--------------------------------------------------------
監督:テレンス・マリック
脚本:テレンス・マリック
撮影:エマニュエル・ルベツキ
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ブラッド・ピット/ショーン・ペン/ジェシカ・チャステイン/
『ツリー・オブ・ライフ』
ま、でもこれは仕方がないかなぁ~。
そうそう、とても厳格で自分勝手な父親ではありますが、私の子供の頃も、どこの家もこんな構図でしたよ(笑)
「飯、新聞、茶!」なんて(笑)
食事の時も、色々注意されるの当たり前だったかも。
不在の時、母親と思いっきりリフレッシュしているシーンなんて、お国が違っても同じだなぁ~と思いました。
そんな当たり前の日常を、見事に感じさせてくれる作品でしたね。
これまで観たことがないくらい、丁寧に作られた映像美だし、何かと余韻も残ると思いました。
けど、自分好みではなかったなぁ~。
年末になると「第九」とかやってたんでしょうか。
>「飯、新聞、茶!」なんて(笑)
日本はそれだけで済んだけど、あちらはお休みのチュ!しなくちゃいけなかったから大変ですよね^^;
あの家族ってオブライエン役に元はヒース・レジャーだったんですね。
ってことは、ブラピじゃなくジョセフくんでも良かったのかも。
映像は綺麗でどのシーンもカレンダー写真にしてもいいくらいの出来。
もしかしたら「モノリス」も出てくるんじゃないかと思って観てましたよ(←ほんとか?)^^;
息子から観た親の記憶に共感を覚えました。ただ、女の場合、母親の記憶には全く共感はできなかったですが。
いろんな意味で、フィーリングのような映画で、まさに感じる作品。
ブラッドピットのファンになって15年余、
もう、映画そのものを客観的に見ることはできないと思っていましたが、これは、ファンとしての目でなく、違う視点で見ることのできる作品でした。
子供って親に言われたことってしっかり覚えてますよね。
なので次男に突っ込まれた時、思わず感情的になり手を上げたオブライエンが
直後に怒りで息が上がってましたもんね^^
>今の70代80代の父親世代って、アメリカに限らずこういう父親って多かったと思うんです。
ハッキリ言って、その通り!ワタシの父も子に厳しかったというより母にきつく当たってたので「あのころの僕はあなたが嫌いだった」に完璧同感してました^^;
言ってることとやってることの矛盾が許せなかった。
一定の距離を置かないと息が詰まってどうしようもなかったというのもありました^^;
国が違い文化が違ってもその時代に生きる人間ってやっぱり環境で同じようになるんですね。
同監督の『シン・レッド・ライン』を劇場鑑賞した時は、
とにかく眠たくて、8割がた寝てたかも知れません(⌒~⌒ι)
そんなこつで、ちょっと考え中なのです。
息詰まる展開と息が詰まる展開って一見同じようですけど
本作は後者です(笑)
迷ったら行く。ワタシはいつもそうしようと思ってます^^
でもな~、これはチョイと微妙かも。
映像的は文句なしに良かったんですけど、全体で見ると、、、難しいです^^;
感情移入しやすいテーマを持ってきてましたね。
息子と父親というのもなかなか難しいものです。
教えようとするあまりに厳しくなる、しかし子どもはそんなことわからない。
いつの時代もあるように思いました。
itukaさんはこれイマイチだったかな?? w
たぶん昭和30~40年代生まれの自分の父親ってオブライエン系が多かったかもしれませんね。
自分の子供時代と重ねて観てしまうみたいな(笑)
なのでジャックの気持ちが手に取るように分る辛さがね~^^;
>教えようとするあまりに厳しくなる、しかし子どもはそんなことわからない。
プロ野球名監督のジュニアに名選手なし?(笑)
ミスター、ノムさん、オチアイさんとか。
予告編は格調高く気品ある雰囲気だったんですが、例の異世界の映像がしつこかったかな~^^;
itukaさんと同じ3星でよかったー。
映画のブロガーさんは評価高いので、いじけそうでした。笑
>例の異世界の映像がしつこかったかな~^^;
そうです!そうです!自分は眠くはならなかったですが、恐竜がでてきた時には焦りましたよ。
ドラマの部分は見応えありましたが、ブラネットアースは科学番組みてるようで、しらけたかも。。。
評価同じでしたね~。
この映画は「眠りなさい、眠りなさい」と言っているような気がして
例の映像群が頻発してた時は癒されすぎて眠ってしまいました(笑)
恐竜にはびっくりね!
しかも、弱ってるのに武士の情けみたいにスルーするなんてね、アレはウケまくったわ(笑)
>ブラネットアースは科学番組みてるようで、しらけたかも。。。
まさに「NHKスペシャル」でした(爆)