評価★★★☆【3.5点】
すべては負の連鎖でこうなった教科書のような映画。
◆
大都会の片隅で、体の弱い母と2人で
つつましく暮らしている心優しいアーサー・フレック。
コメディアンとしての成功を夢みながら、
ピエロのメイクで大道芸人をして日銭を稼ぐ彼だったが、
行政の支援を打ち切られたり、メンタルの病が原因で
たびたびトラブルを招いてしまうなど、
どん底の生活から抜け出せずに辛い日々を送っていた。
そんな中、同じアパートに住むシングルマザーのソフィーに
心惹かれていくアーサーだったが…。
<allcinema>
◆
脳機能障害という病のせいで普通の生活にも影響を及ぼし
他人とうまく関わっていくことができない。
ジョーカーの場合、ストレスがたまると
それが引き金になって突然笑い出してしまうという。
情緒不安定で突然泣き出したりするのは聞くけど
笑いだすというのは、多くの人は知らないはずだから
この映画でも、そんな病のせいである事件が発生してしまう。
父親からのDVで家庭崩壊した幼少期から現在に至るまで
なぜ、ジョーカーという男が誕生してしまったのか。
とても分かり易く描かれていたと思う。
ジョーカー演じるホアキン・フェニックスの演技にアッパレ!
◆
【今週のツッコミ】
・竹中直人の笑いながら怒っている人とよく似た
笑いながら泣くホアキン・フェニックス。
・場所をわきまえず突然笑いだしてしまうというストレスは
本人がいちばんよく知っている。
・地下鉄のナンパ男3人にした行動は賛否の分かれるところ。
・で、バットマンが登場するころにはジョーカーも
もっと進化しているんですね。
・貧富格差の反動がジョーカーを英雄扱いする時代背景。
・手紙投函を頼むときは内容を見られてもいいものを。
あれは母の失敗ですな。これでさらに進化しちゃいました。
----------------------------------------------------------------
監督:トッド・フィリップス
脚本:トッド・フィリップス/スコット・シルヴァー
音楽:ヒルドゥル・グーナドッティル
出演:ホアキン・フェニックス/ロバート・デ・ニーロ/ザジー・ビーツ
『ジョーカー』
すべては負の連鎖でこうなった教科書のような映画。
◆
大都会の片隅で、体の弱い母と2人で
つつましく暮らしている心優しいアーサー・フレック。
コメディアンとしての成功を夢みながら、
ピエロのメイクで大道芸人をして日銭を稼ぐ彼だったが、
行政の支援を打ち切られたり、メンタルの病が原因で
たびたびトラブルを招いてしまうなど、
どん底の生活から抜け出せずに辛い日々を送っていた。
そんな中、同じアパートに住むシングルマザーのソフィーに
心惹かれていくアーサーだったが…。
<allcinema>
◆
脳機能障害という病のせいで普通の生活にも影響を及ぼし
他人とうまく関わっていくことができない。
ジョーカーの場合、ストレスがたまると
それが引き金になって突然笑い出してしまうという。
情緒不安定で突然泣き出したりするのは聞くけど
笑いだすというのは、多くの人は知らないはずだから
この映画でも、そんな病のせいである事件が発生してしまう。
父親からのDVで家庭崩壊した幼少期から現在に至るまで
なぜ、ジョーカーという男が誕生してしまったのか。
とても分かり易く描かれていたと思う。
ジョーカー演じるホアキン・フェニックスの演技にアッパレ!
◆
【今週のツッコミ】
・竹中直人の笑いながら怒っている人とよく似た
笑いながら泣くホアキン・フェニックス。
・場所をわきまえず突然笑いだしてしまうというストレスは
本人がいちばんよく知っている。
・地下鉄のナンパ男3人にした行動は賛否の分かれるところ。
・で、バットマンが登場するころにはジョーカーも
もっと進化しているんですね。
・貧富格差の反動がジョーカーを英雄扱いする時代背景。
・手紙投函を頼むときは内容を見られてもいいものを。
あれは母の失敗ですな。これでさらに進化しちゃいました。
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監督:トッド・フィリップス
脚本:トッド・フィリップス/スコット・シルヴァー
音楽:ヒルドゥル・グーナドッティル
出演:ホアキン・フェニックス/ロバート・デ・ニーロ/ザジー・ビーツ
『ジョーカー』
ホアキンの演技はとにかくすごかったですね。
本作のシリアス路線まで、なかなか幅の広い演出ができる監督さんに
今後も注目していきたいです。
ホアキンはこのまま次回の『バットマン』に出てほしいです。(^^)/
遅ればせながら観てきました。
仰る通り、ホアキン・フェニックスの演技についますよね。
圧倒的存在感はすごい。
このままダークシリアスなバットマンに??と思いきや、ラストシーンで少し違う演出を感じホッと?しました。
喜劇を撮ってこられたというトッド・フィリップス監督の“なるほどの技”なのでしょうか。
若手演技派(45歳だけどね)の第一人者のホアキンくんはさすがの演技でしたね。
今回のホアキンを見ると、あのときのヒース・レジャーにまったく引けを取らない感じでした。
>ラストシーンで少し違う演出
ワタシ実は、ここの肝心な部分を見落としていたかもしれません。
職場の同僚たちの感想も意外な演出だったと言ってましたし。。。
>“なるほどの技”
これを再確認したいです~!!!(笑)
まさにおしゃる通りです。
心が壊れていく様が、ほんとうに丁寧で
あのジョーカーの笑いが、病気だと言うのも、
現実的な部分と隣り合わせで、
バットマンの世界が現実のような錯覚に陥る。
ただ、これ、元気な時でないと
鑑賞するのに、きつい作品でした。
>鑑賞するのに、きつい作品でした。
そうなんですよね~
それだけ心に刺さるモノがあるということですね。
そこを耐えうる心の体力も必要とされるので
結構、疲れる作品かもしれません。
この作品って全米でも評価されていて、もしかするとオスカー獲るかもと言われてます。