
評価:★★★[3/5]
これだけ痛めつけられるヒロインも凄い!
殴られる。逆さ吊りされる。顔を噛みつかれる。
ウジ虫や嘔吐液を口に入れられる。
墓石が頭頂部に直撃される。泥水に溺れる。
線路に落とされる。
と、常に生傷が絶えない瞬間が彼女に襲いかかる。
そこまでやるかというくらいの体当たり演技に注目!
◇
銀行のローンデスクで働く女性、クリスティン・ブラウン。
ある日、昇進を意識していた彼女は、
必死に懇願する老婆の不動産ローン延長の申請を冷たく拒絶した。
するとその夜、仕事を終えたクリスティンは
老婆の待ち伏せに遭い、不気味な呪文を浴びせられてしまう。
そして翌日から、恐ろしい怪現象がクリスティンを襲う。
なんと彼女はその老婆によって、悪夢が3日続き、
最後には本当の地獄へと引きずり込まれるというあまりにも
理不尽な呪いをかけられてしまったのだった。
<allcinema>
◇
ほんの少しの不親切が、まさかここまでの事態になろうとは
支店銀行の次長職の空き椅子が気になって・・
同じ支店に勤めるライバルのスチュとの昇進をめぐる駆け引き。
情に流されない気丈な態度を見せようとしたがために・・・。
ココロとは裏腹な態度で臨んだ相手が悪かった。
そんな昇進話しさえなければ、彼女はなにもなかったはず。
しかし、この映画の音響は凄いね~
話題となっている地下駐車場での7分間の映像で
その効果が物凄く生かされている。
コツコツ!とヒールの音が人気のない駐車場の
コンクリートに響き渡る。
なんだかヒッチコック監督のホラー映画を思い出します。
途中で不審な車が視界に入る。
見ているものが、まるで彼女と同化したように恐怖を覚えます。
おそらく近年のホラー映画にしては
いくらか古臭く感じてしまう印象を受けたのは
その脅しのタイミングや効果音のかけ方が予測できてしまうのです。
先日観た『エスター』の方は、うまくフェイントをかけ
ホラーの怖がらせ方に新しさを感じたものでしたが
本作はホラーの王道である怖がらせ方ををそのまんまの直球勝負(笑)
これも単純にアリかなと思わせるのは
コメディ要素を織り交ぜた結果、怖いんだけど可笑しい!
あの老婆が可笑しすぎる!
入れ歯が吹っ飛び、瞼にはホッチキス。
その入れ歯、なんであんなに汚く不衛生なの?
定規を喉に突っ込まれても逆襲してくるパワーは
こいつ!タダ者ではないな!(爆)
おまけ)
・日本で言うお通夜の席で死体をひっくり返したヒロイン。
仰向けに倒れた自分の上に死体が落下し口から流れ出た
死体液を顔面にモロに浴びる。一部は口の中に入ったし(オエ~)
そりゃあ!化けて出ても言い訳できないでしょう。
・墓地のシーンは女性戦士に変身したかのような
逞しさを備え持ったヒロインは、強ち『ドゥームズデイ』の
ローナ・ミトラのような印象を受けた。
ケイト・ベッキンセールじゃないのは、ただ単に格が違うから^^
---------------------------------------------------
監督:サム・ライミ
脚本:サム・ライミ/アイヴァン・ライミ
撮影:ピーター・デミング
音楽:クリストファー・ヤング
出演:アリソン・ローマン/ジャスティン・ロング/ローナ・レイヴァー
『スペル』
これだけ痛めつけられるヒロインも凄い!
殴られる。逆さ吊りされる。顔を噛みつかれる。
ウジ虫や嘔吐液を口に入れられる。
墓石が頭頂部に直撃される。泥水に溺れる。
線路に落とされる。
と、常に生傷が絶えない瞬間が彼女に襲いかかる。
そこまでやるかというくらいの体当たり演技に注目!
◇
銀行のローンデスクで働く女性、クリスティン・ブラウン。
ある日、昇進を意識していた彼女は、
必死に懇願する老婆の不動産ローン延長の申請を冷たく拒絶した。
するとその夜、仕事を終えたクリスティンは
老婆の待ち伏せに遭い、不気味な呪文を浴びせられてしまう。
そして翌日から、恐ろしい怪現象がクリスティンを襲う。
なんと彼女はその老婆によって、悪夢が3日続き、
最後には本当の地獄へと引きずり込まれるというあまりにも
理不尽な呪いをかけられてしまったのだった。
<allcinema>
◇
ほんの少しの不親切が、まさかここまでの事態になろうとは
支店銀行の次長職の空き椅子が気になって・・
同じ支店に勤めるライバルのスチュとの昇進をめぐる駆け引き。
情に流されない気丈な態度を見せようとしたがために・・・。
ココロとは裏腹な態度で臨んだ相手が悪かった。
そんな昇進話しさえなければ、彼女はなにもなかったはず。
しかし、この映画の音響は凄いね~
話題となっている地下駐車場での7分間の映像で
その効果が物凄く生かされている。
コツコツ!とヒールの音が人気のない駐車場の
コンクリートに響き渡る。
なんだかヒッチコック監督のホラー映画を思い出します。
途中で不審な車が視界に入る。
見ているものが、まるで彼女と同化したように恐怖を覚えます。
おそらく近年のホラー映画にしては
いくらか古臭く感じてしまう印象を受けたのは
その脅しのタイミングや効果音のかけ方が予測できてしまうのです。
先日観た『エスター』の方は、うまくフェイントをかけ
ホラーの怖がらせ方に新しさを感じたものでしたが
本作はホラーの王道である怖がらせ方ををそのまんまの直球勝負(笑)
これも単純にアリかなと思わせるのは
コメディ要素を織り交ぜた結果、怖いんだけど可笑しい!
あの老婆が可笑しすぎる!
入れ歯が吹っ飛び、瞼にはホッチキス。
その入れ歯、なんであんなに汚く不衛生なの?
定規を喉に突っ込まれても逆襲してくるパワーは
こいつ!タダ者ではないな!(爆)
おまけ)
・日本で言うお通夜の席で死体をひっくり返したヒロイン。
仰向けに倒れた自分の上に死体が落下し口から流れ出た
死体液を顔面にモロに浴びる。一部は口の中に入ったし(オエ~)
そりゃあ!化けて出ても言い訳できないでしょう。
・墓地のシーンは女性戦士に変身したかのような
逞しさを備え持ったヒロインは、強ち『ドゥームズデイ』の
ローナ・ミトラのような印象を受けた。
ケイト・ベッキンセールじゃないのは、ただ単に格が違うから^^
---------------------------------------------------
監督:サム・ライミ
脚本:サム・ライミ/アイヴァン・ライミ
撮影:ピーター・デミング
音楽:クリストファー・ヤング
出演:アリソン・ローマン/ジャスティン・ロング/ローナ・レイヴァー
『スペル』
サム・ライミ・・ようやく我々の側に「戻って来た」んでしょうか(=^_^=) ←どの側だよ!
これは、ほんとうにとんでもないババアでしたね^^
ハリウッドでは、もうすでにホラー映画史に残るキャラクターだと言われ
これ一本で消えるとなると観ないわけにはいきません(笑)
サム・ライミの“構想10年”というところに惹かれて行ってきましたよ^^
これって怖くて絶対観に行けないのでitukaさんのレヴューだけで楽しみます。
と、思ってたら何と『ソウ6』までご覧になったとは・・・ソウは一作目をDVDで観て以来「絶対観ない」と誓ったシリーズです。(T_T)
本作、こういうストーリーに触れると、どれだけ嫌なことがあった日でも決して人に当たらずニコニコ愛想よくしていなければいけないなぁって思いませんか。そう言う点ではこの映画は「道徳映画」なんでしょうかね・・・はい、違いますよね。(^_^;)
「ホラー王道」にコメディ要素を加味っていうところが興味深いですね。(でも観に行きませんよ。)
今から二度と観ないと誓ったシリーズの貴御感想を拝読します。こわい~い。でも読みた~い。(^_^;)
地元TOHOシネマズでは、普段決して上映されないだろう2作品。
今回、どういうわけか急遽、上映されることになりラッキーでした^^
>ソウは一作目をDVDで観て以来「絶対観ない」と誓ったシリーズです。(T_T)
ソウですか!^^
確かに、第一作は鮮烈でしたもの^^;
シリーズの中に於いて、いまだにデビュー作を超える作品はないですね。
でも今回は、割と見やすくて良かったですよ。
>そう言う点ではこの映画は「道徳映画」なんでしょうかね
接客業に携わっている方にとっては考えさせられる一本になったことでしょう。
ある種、シミュレーション映画として研修などで上映させたら面白いかも~^^
見かけだけでひとを判断してはいけません(窓口のキャンディを全てバッグに詰め込まれても)
逆にいえば、見かけが大事なんだということも知ることができますね^^;
>「ホラー王道」にコメディ要素を加味っていうところが興味深いですね。(でも観に行きませんよ。)
脅しのタイミングがベタという言い方もできます。
ブラックコメディとしての位置づけですんなりと収まりそうですよ^^
ところどころ“トムジェリ”風味じゃん、これ!って思いましたもの~(爆)
あ、だからなのかしら。
ホラーは大の苦手な私が、大丈夫だったのは(笑)
コチラも夜観たんですが、帰り道も意外と平気だったですもん♪
あのお墓のシーンはちょっと吹いちゃいましたー
こう不景気になると、銀行の貸付担当は、かなりこういうケースも
アリなんでしょうね~。
ただ、日本の場合、窓口でNOということはないような気がしますが
え~!夜観たんですか!その選択も勇気がいりますよね^^;
>あのお墓のシーンはちょっと吹いちゃいましたー
ワタシはベッドで横になってるクリスティンの顔のアップで
ハエが鼻の穴に入って行って違う穴から出てきたシーンで吹き出しました(爆)
直接、お金に関係する職業、特に接客担当者にはシミュレーションになったかもしれませんね^^;
窓口でNO!は、さすがアメリカって感じですよね!
回答は後日郵送する形をとればいいのに^^
お腹から携帯の着信音・・『ダークナイト』
どっちもイヤですね(=^_^=) そりゃそうだ!
あのハエはサム・ライミの遊び心だったのでしょうね。
左穴から右穴へとインからアウトのスピードがとても速く感じました(笑)
というかハエに絡まれること自体
悪霊に目を付けられたという暗示だったんでしょう。
とにかく、イヤです^^;