評価:★★★★【4点】
正統派刑事アクション!
◆
ある夜、
2人組の強盗犯マイケルとレイがブルックリンの店に押し入ると、
そこには話に聞いていた量をはるかに上回るコカインが隠されていた。
マイケルが不審に思ったのも束の間、
警官隊に突入され、激しい銃撃戦に。
結局、何人もの警官が犠牲になり、マイケルとレイは逃走に成功する。
やがてニューヨーク市警殺人課のアンドレ・デイビス刑事が現場に到着し、
麻薬取締班のフランキー・バーンズ刑事とコンビを組み捜査の指揮にあたる。
さっそく21の橋を含むマンハッタン島全域の完全封鎖という
大胆な作戦を決行し、犯人追跡に乗り出すアンドレだったが…。
<allcinema>
◆
幼いころ、凶弾に倒れた警官の父の遺志を継ぎ、そこから
正義を引っ提げ悪者を成敗する、完全無欠な刑事が主人公。
父の葬儀から19年後。
麻薬絡みの強盗事件が勃発し凄腕刑事はマンハッタン島を
完全封鎖という前代未聞の判断を下す。
この決断力とスピード感ある行動にただただウットリしてしまう。
この事件の相棒は麻薬取締班のバーンズ女刑事だ。
二人組の犯人もメンツはいいけど感情をコントロールできない
危なっかしさで、すぐに足がついてしまうのは
単なる麻薬事件と違うことを意味するのだから、当然、期待値が
上がりまくって、ここまでなら満点評価だった。
が、しかし、フタを開ければ過去の犯罪映画の美味しいところを
少しずつ摘まんでいて真の犯人像にしても主人公と家族の絆にしても
駆け足状態で深く描かれてないところにB級感が出てしまう。
主人公がイケイケドンドンなので、せめてそこを制御させる
相棒や師といえるような人物がいれば、もっと人間味を感じ
ヒューマンドラマとしても深みが出たのかもしれない。
でも、久しぶりに正統派な刑事アクションだったので
ちょっと初心に帰ったような心地よさはありましたな~。
◆
【今週のツッコミ】
・ホテルで着替えた犯人が厨房通って裏口から逃走するところ
逃げる犯人と追う刑事のルックス似すぎてて背後カメラの画が
どっちを撮ってる?状態だった。
・アメリカン・ギャングスターのようなカタルシスが足りない。
・デンゼル・ワシントン一押しのチャドウィック・ボーズマンの死は
本当に残念でならない。
彼ならサミュエル・L・ジャクソンくらいに成長できたと思うから。
・テイラー・キッシュの贅沢な使い方といい、シエナ・ミラーの
やさぐれ感がこれまた新たな魅力となった映画だ。
--------------------------------------------------------------------------------------------
監督:ブライアン・カーク
脚本:アダム・マーヴィス、マシュー・マイケル・カーナハン
音楽:ヘンリー・ジャックマン、アレックス・ベルチャー
出演:チャドウィック・ボーズマン、 シエナ・ミラー、ステファン・ジェームズ
『21ブリッジ』
正統派刑事アクション!
◆
ある夜、
2人組の強盗犯マイケルとレイがブルックリンの店に押し入ると、
そこには話に聞いていた量をはるかに上回るコカインが隠されていた。
マイケルが不審に思ったのも束の間、
警官隊に突入され、激しい銃撃戦に。
結局、何人もの警官が犠牲になり、マイケルとレイは逃走に成功する。
やがてニューヨーク市警殺人課のアンドレ・デイビス刑事が現場に到着し、
麻薬取締班のフランキー・バーンズ刑事とコンビを組み捜査の指揮にあたる。
さっそく21の橋を含むマンハッタン島全域の完全封鎖という
大胆な作戦を決行し、犯人追跡に乗り出すアンドレだったが…。
<allcinema>
◆
幼いころ、凶弾に倒れた警官の父の遺志を継ぎ、そこから
正義を引っ提げ悪者を成敗する、完全無欠な刑事が主人公。
父の葬儀から19年後。
麻薬絡みの強盗事件が勃発し凄腕刑事はマンハッタン島を
完全封鎖という前代未聞の判断を下す。
この決断力とスピード感ある行動にただただウットリしてしまう。
この事件の相棒は麻薬取締班のバーンズ女刑事だ。
二人組の犯人もメンツはいいけど感情をコントロールできない
危なっかしさで、すぐに足がついてしまうのは
単なる麻薬事件と違うことを意味するのだから、当然、期待値が
上がりまくって、ここまでなら満点評価だった。
が、しかし、フタを開ければ過去の犯罪映画の美味しいところを
少しずつ摘まんでいて真の犯人像にしても主人公と家族の絆にしても
駆け足状態で深く描かれてないところにB級感が出てしまう。
主人公がイケイケドンドンなので、せめてそこを制御させる
相棒や師といえるような人物がいれば、もっと人間味を感じ
ヒューマンドラマとしても深みが出たのかもしれない。
でも、久しぶりに正統派な刑事アクションだったので
ちょっと初心に帰ったような心地よさはありましたな~。
◆
【今週のツッコミ】
・ホテルで着替えた犯人が厨房通って裏口から逃走するところ
逃げる犯人と追う刑事のルックス似すぎてて背後カメラの画が
どっちを撮ってる?状態だった。
・アメリカン・ギャングスターのようなカタルシスが足りない。
・デンゼル・ワシントン一押しのチャドウィック・ボーズマンの死は
本当に残念でならない。
彼ならサミュエル・L・ジャクソンくらいに成長できたと思うから。
・テイラー・キッシュの贅沢な使い方といい、シエナ・ミラーの
やさぐれ感がこれまた新たな魅力となった映画だ。
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監督:ブライアン・カーク
脚本:アダム・マーヴィス、マシュー・マイケル・カーナハン
音楽:ヘンリー・ジャックマン、アレックス・ベルチャー
出演:チャドウィック・ボーズマン、 シエナ・ミラー、ステファン・ジェームズ
『21ブリッジ』
コメントの件はこちらのページが重いのかもしれません。
本作見る限り、まだまだこれからだったのに、本当に惜しいです。
デンゼル一押し俳優だったそうですが、その後息子の方に方向転換(←ホントか?)^^;
テイラー・キッシュもこうして改めて見たらいい俳優だったんですね。
なぜPCからダメなのかわかりませんが、わたしのマック年代物なので,それが原因かも❓
クールな刑事役のチャドウィックの映画をもう見れないのは寂しいですね。
デンゼル一押しですか!息子もイチオシかな?
テイラーはホント贅沢な使い方でした。